島根県の市町村歌一覧

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島根県の市町村歌一覧(しまねけんのしちょうそんかいちらん)は、日本島根県に属する市町村で制定されている、もしくは過去に制定されていた市町村歌などの自治体歌やそれに準じた楽曲の一覧である。なお、一覧の順序は全国地方公共団体コード順による。

概説[編集]

島根県は県庁所在地松江市をはじめ県下の8市中7市が平成の大合併で新設合併方式を採った影響もあり、現行の市歌はほとんどが21世紀に入ってから新しく制定されたか旧来の市歌から代替わりしたものである。昭和期から存在していた市では唯一の編入合併方式を採った江津市の市歌も1999年平成11年)に制定されたものであり、県内のいずれの市においても昭和期から制定されていた市歌は例外無く廃止されている。

町村部でも比較的制定率が高く、2010年代に入っても新規の町歌制定やイメージソングの選定が行われている。

市部[編集]

松江市
作詞:井上久雄 作曲:湯川和幸 編曲:妹尾哲巳
3代目(新設合併後の松江市としては初代)の市歌である。
浜田市
作詞:五十川式部 作曲:小六禮次郎
出雲市
  • 愛しきわが出雲[3] - 2013年(平成25年)制定
作詞・作曲:竹内まりや 編曲:山下達郎
出雲市(旧大社町)出身の竹内まりやから市に無償で提供された。
益田市
作詞:谷上寿昭 作曲:寺嶋陸也
2代目(新設合併後の益田市としては初代)の市歌である。
大田市
作詞:宮根誠司 作曲:近藤夏子
新設合併10周年記念市民愛唱歌。タイトルは市外局番に由来する。
安来市
  • 愛し ふるさと 安来[6] - 2012年(平成24年)制定
作詞・作曲:HANZO&田部由美子
2代目(新設合併後の安来市としては初代)の市歌である。
江津市
  • 夢咲くまち[7] - 1999年(平成11年)制定
作詞:江津市イベント実行委員会メンバー 補作・作曲:すやまとしお
雲南市
作詞:石井昭吉 作曲:菅田茂
合併10周年記念。

町村部[編集]

仁多郡奥出雲町
作詞:片岡輝 作曲:西村朗
飯石郡飯南町
作詞:南英市 作曲:米山道雄
邑智郡川本町
  • 川本町民の歌 - 1986年(昭和61年)制定
作曲:長岡敏夫
邑智郡美郷町
作詞:土江六子 作曲:母里由美子
イメージソング
邑智郡邑南町
  • さくらほろほろ[12] - 2014年(平成26年)9月8日発表
作詞・作曲:さだまさし
町イメージソング。
鹿足郡津和野町
作詞:佐伯常麿 作曲:安達孝
1889年明治22年)の町村制施行から1955年(昭和30年)の新設合併まで続いた(初代)津和野町の町歌である。津和野出身の森鷗外(本名の「森林太郎」名義)が校閲を行ったとされる。2005年(平成17年)までの旧(2代目)津和野町においてこの町歌がどのような地位にあったかは不明確であり、津和野町・日原町合併協議会でも町歌の扱いについては特に取り決めが行われなかった。
鹿足郡吉賀町
  • 心の里うた - 2014年(平成26年)制定[14]
作詞:村田さち子 作曲:池辺晋一郎
隠岐郡西ノ島町
  • 西ノ島音頭
作詞・作曲:円城寺真
隠岐郡知夫村
  • 海と空のあいだで - 2009年(平成21年)発表
村(知夫里島)イメージソング。
隠岐郡海士町
  • 海士町民の歌
隠岐郡隠岐の島町
作詞・作曲:ひろえまさひと
島後4町村合併前から愛唱されていた島のイメージソングである。

廃止された市町村歌[編集]

松江市
  • 松江市歌(初代) - 1932年(昭和7年)10月1日制定
作詞:多久和貞太郎、作曲:下野米川
初代(新設合併前の旧市)の市歌である。
  • 松江市歌(2代目)
作詞:田村重弥 作曲:下野沢
2代目(新設合併前の旧市)の市歌である。
  • 松江市民の歌 - 1949年(昭和24年)5月3日制定
作詞:宮田隆 作曲:長岡敏夫
  • 松江讃歌 - 1986年(昭和61年)発表
作詞:中村芳二郎 作曲:小林昭三
(旧)松江市の市民愛唱歌。作詞者は当時の市長で、松江市総合文化センター開館を記念して作成された。
益田市
初代(新設合併前の旧市)の市歌である。
安来市
初代(新設合併前の旧市)の市歌である。
平田市
  • 平田市民の歌
作詞:宮田朝海 作曲:森山俊雄

参考文献[編集]

330〜332ページ「島根県」。

脚注[編集]

関連項目[編集]