岩瀬浜駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
岩瀬浜駅
岩瀬浜駅全景
岩瀬浜駅全景
いわせはま - Iwasehama
競輪場前 (0.4km)
所在地 富山県富山市岩瀬天神町
所属事業者 富山ライトレール
所属路線 富山港線
キロ程 7.6km(富山駅北起点)
電報略号 ワセ(転換前)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
446人/日
-2006年-
開業年月日 1924年(大正13年)7月23日

岩瀬浜駅(いわせはまえき)は、富山県富山市岩瀬天神町45番地にある富山ライトレール富山港線である。

駅構造[編集]

現在[編集]

国鉄・JR時代と同様、線路の西側に単式ホームを持つ1面1線の地上駅である。1面であるため番線の表記は省略されている。現在のホームは、JR時代のホームよりも北側に位置しており、車止めも更新された。車止めとホームとの間の過走余裕区間は、除雪車の転回ができるよう、2006年9月頃に周辺の地面をかさ上げして、踏切のような構造になっている。そのほか、JR時代から保守用車両の留置線本線の東側に設置されている。

1 富山港線 富山駅北方面

駅の西側にはフィーダーバスタクシーの発着するロータリーがあり、ホームの反対側にバス停が設置されている。そのため単式ホームは実質的に対面乗り換えホームのような形態になっており、極めてスムーズに乗換が行える。なおロータリーに接続している富山県道1号富山魚津線(県道1号線)は、当駅の西側と北側とを囲むように直角に折れ曲がっており、駅北側では車止めに隣接している(トップの全景画像参照)。

1線のみで列車の留置はできず、到着した列車は短時間で折り返していく。朝は折り返し時間が2分というケースもある。

JR時代信号機は全くなかったが、新たに場内信号機・出発信号機(いずれも二灯式)が設置された。なお場内信号機には誘導信号機が併設されており、2列車を場内に進入させることもできる。2007年4月30日に開業1周年記念の臨時列車「ドリーム PORTRAM」が運行された際、これが実際に使用された。この時は、先行列車を過走余裕区間に移動させた後、臨時列車を誘導信号機で入場させて、この車両を定期列車として出発させた後、後続列車を再度、誘導信号機で入場させて、この車両を回送で出発させた後、過走余裕区間に移動していた車両を次の定期列車とした。このような不規則な車両運用になったため、その後しばらくダイヤが乱れた。

隣接する岩瀬カナル会館には、ICカード乗車券発売機が設置されている。

国鉄・JR西日本時代[編集]

単式ホーム1面1線のみをもつ地上駅であった。古くは当駅の北にある県道1号線を横断した先に旧岩瀬浜駅があった。そして1943年(昭和18年)に、現在の位置に移転した後も、この区間は貨車電車の留置に使用されていたが、その後この線路踏切は撤去され、末期には当駅の構内はずれで線路は終わり、夜間滞泊も廃止された。また岩瀬運河に沿って東に向かい、東ソー富山事業所へ至る専用線があった。

南から北へ走る線路の西側にホームがあり、ホームの北側、つまり終点側の端がスロープになっているので、それを下ると駅舎があった。駅舎1946年3月に完成した、木造平屋建て葺の建築であった。駅舎内部には駅事務室と待合所があり、旅客の入ることが出来るのは待合所部分のみであった。待合所内部には椅子などが設置されており、末期には無人駅となっていたが、カーテンが閉じられた状態の出札窓口が残っていた。同様に待合所の内部に簡易な自動券売機が一台設置されており、近距離乗車券のみ購入が可能であった。この駅舎はJRの駅として廃止後1週間程度で解体され、旧ホームも順次撤去された。

駅周辺[編集]

当駅から次の競輪場前駅までの距離はおよそ500メートルと大変近いが、そのほぼ中間で富山港線の線路は岩瀬運河をわたる。また駅から北へ400メートルほど行くと日本海に突き当たり、東方向に岩瀬浜という砂浜が広がる。当駅の徒歩圏内には岩瀬浜海水浴場がある。

当駅に隣接している岩瀬カナル会館は富山市岩瀬地区の観光拠点で、軽食喫茶ができるほか、案内所や地元海産物などの販売所も備えている。岩瀬カナル会館と当駅とは、旧ホームの跡地を利用した歩道で結ばれている。

フィーダーバス[編集]

岩瀬浜駅前で電車と接続するフィーダーバス

移管開業に合わせて、浜黒崎地区(当駅の東側)にある「浜黒崎海水浴場前」バス停(旧浜黒崎東口バス停)との間で、列車に接続するフィーダーバス「岩瀬・大広田・浜黒崎ルート」の運行が開始された。2006年平成18年)8月28日よりルートが変更となり、途中の住宅団地を経由した上で、終点も水橋漁港前まで延長された。しかしアンケート結果などを基に2007年3月5日からは、途中の住宅団地を経由せず水橋漁港前との間を直線的に結ぶルートになり、平日の全時間帯と土休日の朝は30分間隔で、土休日の朝を過ぎてからは1時間間隔で運行されている。

運賃は200円均一だが、ICカード乗車券「Passca」を使用した場合は160円になる。さらに「Passca」を使用して1時間以内に列車と乗り継ぐ場合、先に利用する乗り物が160円、後に利用する乗り物が100円で、計260円になる。なお「Passca」は2007年平成19年)9月21日より使用できるようになった。2007年3月31日までは、富山市による試験運行という形態になっていたが、それ以降は富山ライトレールが運行主体となった。ただし実際の運行は一貫して富山地方鉄道に委託されており、車体にはフィーダーバスと表記されている。このフィーダーバスの運行開始に伴い、浜黒崎東口バス停と富山駅とを結んでいた富山地方鉄道の路線バスが廃止されたため、沿線から西町を始めとする富山市中心市街地などに向かう場合、2回以上の乗り換えが必要になる。

射水市コミュニティバス[編集]

2006年11月より土曜・日曜・祝日限定で射水市新港東口と当駅を結ぶ射水市コミュニティバス「新港東口・ライトレール接続線」が運行されていたが、2012年10月より新湊大橋を渡り海王丸パーク経由新湊大橋西桟橋口まで延長され、「海王丸パーク・ライトレール接続線」と改称された。新港東口バス停は富山県営渡船の堀岡発着場に、渡船対岸の越ノ潟発着場及び新湊大橋西桟橋口バス停は万葉線越ノ潟駅にそれぞれ隣接しており、バス(又はバス及び船)を介して富山港線と万葉線との乗り継ぎが実現している。

歴史[編集]

隣の駅[編集]

富山ライトレール
富山港線
競輪場前駅 - 岩瀬浜駅

参考文献[編集]

  • 「ありがとう富山港線、こんにちはポートラム」編集委員会編 『ありがとう富山港線、こんにちはポートラム』 TC出版プロジェクト、2006年、ISBN 4-916181-21-2、32-34頁、61-62頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]