岩手看護短期大学

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岩手看護短期大学
岩手看護短期大学(2013年9月)
岩手看護短期大学(2013年9月)
大学設置/創立 1990年
廃止 2020年
学校種別 私立
設置者 学校法人岩手医科大学
本部所在地 岩手県滝沢市大釜千が窪14-1
学部 看護学科
研究科 地域看護学専攻
助産学専攻
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岩手看護短期大学(いわてかんごたんきだいがく、英語: Iwate College of Nursing)は、岩手県滝沢市大釜千が窪14-1に本部を置いていた日本私立大学である。1990年に設置され、2020年に廃止された。大学の略称は看護短大。

概観[編集]

大学全体[編集]

  • 岩手看護短期大学は、岩手県滝沢市内にある日本私立短期大学。学校法人岩手女子奨学会により1990年に岩手女子看護短期大学が設置された。法人名に「女子」と入っていたが、2000年度より男女共学となっている。2016年より学校法人岩手医科大学に移管され、2020年に閉校した。

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

  • 岩手看護短期大学における建学の精神は、「人間愛と奉仕の心」となっていた。
  • 岩手看護短期大学には以下の教育理念があった。

教育および研究[編集]

学風および特色[編集]

  • 岩手看護短期大学は、岩手の医学教育の父といわれた三田俊次郎の教育理念を継承する学校法人岩手女子奨学会の第2代理事長の三田俊定により設置された、東北地方で初めての私立看護短大であった。衛生看護教育から、さらに高い教養と技術を身につけた看護研究者・看護実務者の大学教育を目指して開学された。[1]

沿革[編集]

  • 1990年 岩手女子看護短期大学(いわてじょしかんごたんきだいがく)として開学。看護学科を置く。学生数:67[2]。小松原融一が初代学長に就任。
  • 1993年 矢川寛一が2代目学長に就任。
  • 1998年 専攻科を設置。
    • 地域看護学専攻
    • 助産学専攻
  • 1999年 小川英行が3代目学長に就任。学生数:女193[3]
  • 2000年 男子学生の募集を開始。岩手看護短期大学とする。
  • 2016年 学校法人岩手医科大学に移管される。看護学科の学生募集を最後とする。
  • 2019年 看護学科を廃止する。
  • 2020年 閉校した。

基礎データ[編集]

交通アクセス[編集]

象徴[編集]

  • 岩手看護短期大学のカレッジマークは、4つの菱形をモチーフとしてその中央に「Iwate College of Nursingの頭文字であるI・C・N」が記された丸い鏡を配している。菱形は岩手・青森両県の大半を占めた旧南部領の藩主、南部家の紋章である武田菱で、鏡は日本女性の心を写すものとされる古代鏡を意味するものとなっている。

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 看護学科

専攻科[編集]

別科[編集]

  • なし
取得資格について[編集]
受験資格

附属機関[編集]

  • 岩手看護短期大学図書館:図書館長からの許可があれば学外者も利用が可能である。

学生生活[編集]

学園祭[編集]

  • 岩手看護短期大学の学園祭は「紫桐祭」と呼ばれ、2008年6月下旬に行われた。主に、看護技術に関するイベントや模擬店、小岩井の牛乳・ジュース販売なども行われた。テーマは「共存共栄」となっていた。

スポーツ[編集]

  • 岩手県看護職員養成所対抗バレーボール大会に本短大が出場している。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • 本館
  • 2号館
  • 3号館
  • 標本室
  • 駐車場
  • マルチメディアセンター
  • テニスコートほか

対外関係[編集]

関係校[編集]

  • 岩手医科大学 - 本学の前身校である「盛岡実科高等女学校」の創立者は、岩手医科大学の前身である私立岩手病院および医学講習所・産婆看護婦養成所設立者でもある。

系列校[編集]

卒業後の進路について[編集]

就職について[編集]

編入学・進学実績[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「岩手日報」 平成2年(1990)5.14(月)
  2. ^ 1991年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)54頁より。
  3. ^ 2000年度版『総覧』60頁より。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]