岩上安身

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いわかみ やすみ
岩上 安身
生誕 1959年8月18日(52歳)
東京都
出身校 早稲田大学
職業 ジャーナリスト
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岩上 安身(いわかみ やすみ 1959年8月18日 - )は、日本のフリージャーナリストノンフィクション作家浅井企画所属のタレント。支援者からのカンパを主な収益源にする株式会社「IWJ(Independent Web Journal:インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)」代表でもある。

目次

[編集] 来歴・人物

東京都豊島区出身。早稲田実業学校高等部普通科、早稲田大学社会科学部卒。1983年昭和58年)に大学卒業後、情報センター出版局に入社、編集者となる。退職後、週刊誌記者を経て、1987年(昭和62年)よりフリーとなった。芸能事務所浅井企画にも所属している。

月刊現代』、『文藝春秋』、『週刊ポスト』、『週刊現代』、『週刊文春』、『Number』、『中央公論』、『別冊宝島』など各誌にルポルタージュを寄稿。

1989年から94年まで6年間かけて旧ソ連・東欧圏を取材し、1996年平成8年)にソ連の崩壊とロシアの民主化の実相を描いた『あらかじめ裏切られた革命』(講談社)を出版。同年、同書で第18回講談社ノンフィクション賞を受賞。

テレビのドキュメンタリー番組のリポーターやコメンテーターも務める。2000年10月からフジテレビ系『情報プレゼンター とくダネ!』のレギュラーコメンテーター(〜2011年6月)。2006年4月から関西テレビ『 スーパーニュースANCHOR 』の金曜日レギュラーコメンテーター(〜2007年9月)。TBSラジオ『アクセス』(終了)、ニッポン放送『ごごばん!』、文化放送『夕やけ寺ちゃん、活動中』など、ラジオでも、ニュース解説のコメンテーターを務める。

取材・執筆してきたフィールドは、政治、国際関係、経済、事件、医療・社会保障問題、思想・宗教問題、家族問題、文化、スポーツなど多岐にわたる。90年代後半からは、人口問題、少子高齢化問題と経済・社会とのかかわりについて、長期的な取材、執筆、発言を続けており、近年は、政権交代とともに、日本の政治中枢への取材を精力的に行う。兼業ジャーナリストのすすめ、中継市民によるストリーミングネットワークを提唱。新しい情報発信の可能性を模索している。

近年はUstreamを活動拠点とする株式会社「IWJ(インディペンデント・ウェブ・ジャーナル)」を設立し、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、市民中継員などのボランティアを登用した報道を展開している。大手や既存メディア以外でWebを介した全国中継ネット網の構築はIWJが国内初。

[編集] 趣味

自転車、スポーツ観戦、アウトドア、格闘技、ヨガ、ガーデニング、映画鑑賞、音楽鑑賞、ヤクルトスワローズのファン、それ以上に母校・早実野球部のファン、現在の愛車はロードバイクの名車DE ROSA 09 IDOL( オレンジ )。

[編集] 活動

[編集] 主なスクープ

  • 1995年、日本人のジャーナリストとしてただひとり、オウム真理教最高幹部、早川紀代秀の「早川ノート」の原文コピーを入手して『宝島30』誌上で発表。サリンを使用して都民を大量殺傷し、クーデターを起こす目的で製造していた事実をスクープする。同年12月末の日本テレビ、オウム事件の4時間特番に 出演するとともに、この事実を発表。
  • 1997年、オウム真理教による警察庁長官狙撃事件の真犯人として、同教団信徒だった小杉巡査部長(当時)の「告発」をスクープする。
  • 1997年、『世界』誌上において、レセプトのごまかし等による、医療費の不正、不当請求が9兆円にものぼると、現役の厚生技官の告発で明らかにし、国 会で取り上げられるまでの社会問題となる。諏訪マタニティクリニック院長の根津八紘院長による、日本で初めての代理出産の実施の発表と、当事者であるご夫婦への単独独占取材を「情報プレゼンター とくダネ!」にて発表。同番組にてスクープ賞を受賞。
  • 2000年9月、週刊ポスト誌上において、「そごう」の労働組合幹部の不正を告発スクープ、週刊ポスト誌のスクープ賞を受賞。少子化の原因を探求するため、男女3268人に、質問項目数が男性は171項目、女性が190項目におよぶ、史上空前の規模の「性アンケート調査」を実施し、2000年6月、7月号の『現代』誌上にて発表。

[編集] 主な活動

  • 1990年、月刊『現代』(講談社)7月号誌上にて「ソ連マフィアの全貌」を発表、ソ連の統治下に組織犯罪が存在する実態を詳細にレポートして反響を呼び、TBS『ブロードキャスター』にて、ソ連のマフィアを取材したドキュメンタリーを、二週続けて放映(企画、取材、リポーターをつとめる)。インタ ビュー中にマフィアにナイフで刺されかけるなどの命がけの取材を敢行する。
  • ソ連において最初の宗教・民族間対立事件である、アルメニア人(キリスト教徒)とアゼルバイジャン人(イスラム教徒)の対立の現場を、西側のジャーナリストとして最初に、戒厳令下の紛争現地、ナゴルノ・カラバフへ潜入、現地ルポを1991年3月号の『現代』誌上で「虐殺(ポグロム)の序奏=ソ連政治マ フィアが民族弾圧に罠を仕掛けたサブシキンKGB捜査官の爆弾告発」」発表。
  • 1991年に、ロシアからの独立を求めるチェチェン共和国に潜入、初代大統領ジョハル・ドゥダーエフへのインタビューに成功する(のち暗殺された)。ソ連から離脱するとともに、内戦に見舞われたグルジアに危険を冒して潜入し、政府側(ガムサフルディア大統領)と、反政府側(シブア大統領)ともに取 材、揺れるグルジアの内情をレポートする。
  • 1995年、強制捜査直前のオウム真理教幹部、上祐史裕に単独インタビュー、激論をかわすとともに、上祐から様々なほころびを引き出すことに成功、テレビ各局の報道・情報番組でも紹介、各局、各番組に出演する。
  • 1997年、週刊文春誌上で、正・続あわせて600万部を売った春山茂雄の『脳内革命』の欺瞞(ぎまん)を暴き、あわせて春山氏経営の病院で行われていた不正を告発。脳内革命ブームに警鐘を鳴らす。
  • 2001年9月11日のNY同時多発テロ直後、アルカイダの本拠地となっているパキスタンとアフガニスタンの国境線上にあるトライバルエリアパシュトゥン人居住区)に潜入、同地から米軍のアフガニスタン空爆直線の状況と、タリバンらイスラム原理主義者の実相をレポート。
  • 1990年代後半より長期にわたり継続的に、日本の長期不況と人口問題・少子高齢化問題について警鐘を鳴らし続けている。雑誌における主な連載記事は、 「少子化とSEXと資本主義」(講談社『現代』1999年3月号から14回連載)、「日本人が消滅する日」(産経新聞社『正論』2002年10月号から6 回連載)、「シリーズ日本崩壊」(産経新聞社『正論』2008年2月号から3回連載)。
  • 2009年8月にウェブサイト「Web Iwakami」を大幅にリニューアル、同年11月30日からはビデオ取材も始め、ネットメディアによる新しいジャーナリズムのありかたを模索する。
  • 2010年3月20日にはUstreamによるインタビューのライブストリーミング配信を開始。2010年12月に株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル(略称:IWJ)を設立。

[編集] 海外渡航歴

ロシア(モスクワ、ペテルブルク(レニングラード時代も)チェチェン共和国、イングーシ共和国、ダゲスタン共和国、ウクライナ、グルジア、アゼルバイジャン、アルメニア、ウズベキスタン、カザフスタン、ポーランド、チェコ、スロバキア、ドイツ、パキスタン、韓国、タイ、インドネシア、アメリカ合衆国

[編集] 猪瀬直樹との論争

nikkei BPnetに掲載されている猪瀬直樹東京都副知事のコラム『猪瀬直樹の「眼からウロコ」 第12回 築地市場の豊洲移転問題』の「イトーヨーカドーもイオンも、ヤマダ電機と同じだ。多くの店舗を持っているので、取引量が多い。彼らが、卸・仲卸を経由せず産地から直接購入すれば、そこに価格決定力が発生する。築地が持っていた価格決定力が、イトーヨーカドーやイオンに奪われつつある。もちろん消費者から見れば、イオンやイトーヨーカドーが価格を決めても問題はない。お寿司屋さんも、イオンに行ってネタを買えばいい。あるいは、生産地と直接契約して買えばいい。そうなれば、実際にそうなりつつあるのだが、築地市場の価値は下がり、ジリ貧に拍車がかかるだろう[1]」という文章から、「(消費者から見れば)お寿司屋さんも、イオンに行ってネタを買えばいい」という部分を猪瀬自身の主張ととらえ、「副都知事は築地の仲卸がなくなってもいいと開き直っている」と主張した[2]。猪瀬から抗議されると「いやしくも言論人が批判されたからといって、ただちに名誉棄損を匂わして威圧するのは問題外である。東京都副知事という為政者としての自覚はおありか?[3]」と反論した。

[編集] 福島第一原子力発電所事故

2011年12月4日、「それからお待たせしました。この二週間あまり、議論にもなっていた、福島の新生児の中から、先天的な異常を抱えて生まれて来たケースについてスペシャルリポート&インタビューします。スクープです‼ 賛否はあるでしょうが、勇気あるカムアウトした当事者には温かいエールをお送りください」とTwitterで発信した。これに対して、「個別の事例を放射能汚染と絡めて報道するのは差別を助長するだけ」「奇形児を見世物として扱っている」との批判が殺到した[4]。岩上は批判を受けた発言を削除し、「軽率かつぞんざいな言葉遣いのツィートをしてしまい、多方面からいろいろお叱りを頂戴しました。お騒がせしたことをお詫びします」と謝罪した。

この発言に関連し、池田信夫は「奇形児の誕生をうれしそうに報告した」とブログで批判した[5]

[編集] 著書

[編集] 単著

  • 『あらかじめ裏切られた革命』 講談社、1996年6月。ISBN 4-06-205076-5
    • 『あらかじめ裏切られた革命』 講談社〈講談社文庫〉、2000年10月。ISBN 4-06-264986-1

[編集] 共著

  • 松原隆一郎 『娼婦とマフィアのペレストロイカ マルクスの国の闇経済』 JICC出版局〈JICCブックレット Acute〉、1990年6月。ISBN 4-88063-947-8
  • 岩上安身ほか 『ソ連と呼ばれた国に生きて』 JICC出版局、1992年10月。ISBN 4-7966-0399-9
  • 明日の住まい研究会共著 『「都心マンション」成功する選び方』 小学館〈小学館文庫〉、2001年4月。ISBN 4-09-417601-2

[編集] 責任編集

  • 『医者が金持ちになる本当の理由』 岩上安身責任編集、メディアワークス〈オルタブックス7〉、1998年1月。ISBN 4-07-307856-9

[編集] 出演

[編集] テレビ

[編集] ラジオ

[編集] 脚注

  1. ^ 築地市場の豊洲移転問題”. nikkei BPnet (2007年10月16日). 2011年7月2日閲覧。
  2. ^ 猪瀬直樹 VS 岩上安身 ツイッタ―でバトル炎上!”. コラムニュースマガジンT24 (2010年8月20日). 2011年7月2日閲覧。
  3. ^ 岩上安身がまた早とちりをして醜態を晒しているようで - 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog”. BLOGOS (2010年8月18日). 2011年7月2日閲覧。
  4. ^ 岩上安身「福島の新生児の中から、先天的な異常を抱えて生まれて来たケースについてスペシャルリポート&インタビューします」への反応 - Togetter”. Twitter (2010年8月18日). 2011年12月4日閲覧。
  5. ^ 自由報道協会の自壊”. 池田信夫 blog. 2012年1月31日閲覧。

[編集] 外部リンク

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