岐阜県道325号大原富之保線

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一般県道
岐阜県道325号標識
岐阜県道325号大原富之保線
起点 岐阜県郡上市美並町大原
終点 岐阜県関市富之保
接続する
主な道路
記法
岐阜県道63号標識
岐阜県道63号美濃加茂和良線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

岐阜県道325号大原富之保線(ぎふけんどう325ごう おおはらとみのほせん)は、岐阜県郡上市から同県関市に至る一般県道である。

概要[編集]

岐阜県道325号大原富之保線の起点、郡上市美並町大原(岐阜県道324号白山美濃線との交点)

郡上市美並町大原の大矢地区から馬越峠(まごえとうげ)を越えて関市富之保の雁曽礼地区に抜け、武儀倉川に沿って岩山崎地区に至る。

路線データ[編集]

沿革[編集]

馬越峠は正徳年間に大矢の河合孫右衛門が拓いたと伝えられる[1]。このことから「孫右衛門峠」と呼ばれていたが、後に「馬越峠」に転化したと云われる[1]1972年に自動車が通行できるように改修された[1][2]

1977年2月27日に一般県道「大原富之保線」が認定される[3]

起点の大矢地区ではふるさと農道緊急整備事業によって新たに大原富之保線と国道156号を結ぶ道路の整備が1997年から行われ、2006年2月11日に「美並湯楽里街道」の通称で開通した[4]

終点の岩山崎地区では集落をバイパスして主要地方道美濃加茂和良線に接続するよう改良された[5]津保川を新設した武儀山崎橋で渡る[5]。武儀山崎橋の橋名板関市立武儀東小学校の児童によって揮毫および設置された[5]2004年度に着手し、2012年11月10日に開通した[5]

通過する自治体[編集]

接続する道路[編集]

周辺[編集]

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c 武儀町教育委員会 1992, p. 402–403.
  2. ^ 美並村教育委員会 1984, p. 193.
  3. ^ 昭和52年 岐阜県告示第120号 1977年2月27日
  4. ^ 林康雄「新吉田橋あす完成式 美並 午後3時に供用開始」『中日新聞 朝刊 中濃版』、2006年2月10日、28面。
  5. ^ a b c d 松崎晃子「武儀山崎橋を新設 きょう開通 県道(大原富之保線)バイパス」『中日新聞 朝刊 中濃版』、2012年11月10日、16面。

参考文献[編集]

  • 美並村教育委員会 編『美並村史』 通史編 下巻、美並村、1984年3月。 
  • 武儀町教育委員会 編『武儀町史』武儀町教育委員会、1992年3月30日。