山羊の頭のスープ

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山羊の頭のスープ
ローリング・ストーンズスタジオ・アルバム
リリース 1973年8月31日
録音 1972年11月25日 - 12月21日
1973年5月23日 - 6月20日
ジャンル ロック
ブルースロック
ファンク
ニュー・ソウル
時間 46分56秒
レーベル Rolling Stones
イギリスの旗Atlantic(オリジナル盤)
EMICBS UKVirginPolydor(リイシュー盤)
アメリカ合衆国の旗Atlantic(オリジナル盤)
Columbia→Virgin→Interscope(リイシュー盤)
日本の旗ワーナー・パイオニア(オリジナル盤)
東芝EMICBS/SONY→Sony RecordsEMIJ/Virgin→Universal Int'l(リイシュー盤)
プロデュース ジミー・ミラー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(アメリカ[1]、イギリス[2]、オランダ[3]、ノルウェー[4]
  • 5位(オーストリア[5]
ローリング・ストーンズ 年表
メイン・ストリートのならず者
1972年
山羊の頭のスープ
1973年
イッツ・オンリー・ロックン・ロール
1974年
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山羊の頭のスープ』 (Goats Head Soup) は、ローリング・ストーンズのアルバムである。

本作品はジャマイカでレコーディングされ、ファンクやニュー・ソウルへ接近した作品となった。バンドのメンバーに加え、キーボードとしてビリー・プレストンニッキー・ホプキンスイアン・スチュアートが参加している。また、ジミー・ミラーがプロデュースした最後の作品である。

アルバム・カバーは、ミック・ジャガーの旧友でもあるデヴィッド・ベイリーによってデザイン、撮影された。ジャケットには山羊の頭のスープの写真が封入された。

そのけだるいサウンドにもかかわらず、収録曲は高いクオリティを保ち、オープニング曲の「ダンシング・ウィズ・ミスターD」、アメリカでトップ20を記録した「ドゥー・ドゥー・ドゥー」、バンドの悪評高いグルーピーを歌った「スター・スター」などが含まれた。「スター・スター」は元のタイトルが「スターファッカー」であったがアトランティック・レコードの会長アーメット・アーティガンによってタイトルが変えられ、歌詞の2か所が問題となりアメリカでは電子的に聴こえなくされたが、アメリカ以外ではそのままリリースされた。1980年代にCBSが再発した際、アメリカでもそのままの形で発売されたが、その後ユニヴァーサル・ミュージックからの再発版ではアメリカ版の検閲バージョンに戻っている。 さらに、歌詞に登場するスティーブ・マックイーンから訴訟を起こされないよう陳述書を得なければならなかった。

アルバムからのシングル「悲しみのアンジー」はアメリカでチャート1位となり、世界的にヒットした。リリース後にささやかれた噂に反して、同曲はデヴィッド・ボウイの最初の妻アンジェラを歌った物ではない。リリースの何年も後に、キース・リチャーズの娘ダンデライオンはアンジェラと改名した。

本作のセッションでは多くのアウトテイクが録音された。その内の二曲、「トップス」「友を待つ」は1981年の『刺青の男』に収録された。

1994年にヴァージン・レコードによってリマスター盤が、2009年にはユニヴァーサル・ミュージック・グループによって更なるリマスター盤が発売された。 全米売り上げ約300万枚。ビルボード1位獲得(4週)

曲目[編集]

全曲 作詞作曲:ジャガーリチャーズ

  1. ダンシング・ウィズ・ミスターD - Dancing With Mr D 4:53
  2. 100年前 - 100 Years Ago 3:59
  3. 夢からさめて - Coming Down Again 5:54
  4. ドゥー・ドゥー・ドゥー - Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker) 3:27
    2.と4.はビリー・プレストンピアノクラビネットで参加。
  5. 悲しみのアンジー - Angie 4:33
  6. シルバー・トレイン - Silver Train 4:27
  7. お前の愛を隠して - Hide Your Love 4:12
    ミック・ジャガーがピアノを担当。
  8. ウィンター - Winter 5:31
  9. 全てが音楽 - Can You Hear The Music? 5:31
    1. 3. 5. 8. 9.はニッキー・ホプキンスがピアノで参加。
  10. スター・スター - Star Star 4:25
    6. 10.はイアン・スチュアートがピアノで参加。

ヨーロピアン・ツアー[編集]

本作リリース後、「1973 EUROPIAN TOUR」が1973年9月1日のウィーン、シュタットハレ公演から始まる。同ツアーは1973年10月19日のベルリン、ドイッチェラントハレ公演で終了した。本作からは「スター・スター」「ダンシング・ウィズ・ミスターD」「悲しみのアンジー」などが演奏された。

このヨーロッパ・ツアーでは、ミック・テイラーは本編のステージだけでなく、オープニングアクトを務めたビリー・プレストンのステージにも参加している。その時の演奏は、プレストンのライヴ・アルバム『ライヴ・ヨーロピアン・ツアー』に収録された。

脚注[編集]