山本化学工業

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山本化学工業株式会社
YAMAMOTO CORPORATION
種類 株式会社
本社所在地 544-0005
大阪府大阪市生野区中川5丁目13-11
電話番号 06-6751-6134
設立 1964年5月1日
業種 化学
事業内容 ダイビング及びウインドサーフィン用ウェットスーツ素材、メディカル用及びスポーツ用サポーター素材、バイオラバー素材などの製造
代表者 代表取締役社長 山本富造
資本金 1,000万円
従業員数 60名
決算期 2月
外部リンク http://www.yamamoto-bio.com/
  

山本化学工業株式会社(やまもとかがくこうぎょう)は、大阪府大阪市生野区に本社を置くウェットスーツ素材、医療素材などの複合特殊ゴム製品を製造する企業である。

目次

[編集] 会社概要

科学技術を軸に複合系各種素材を製造している。特に応用製品におけるシェアの割合が非常に高い企業としてその名を知られる。

ウェットスーツ素材で世界随一のシェアを誇り、特にトライアスロン市場でのシェアは90%を超える[1]。また同社の開発製品「バイオラバー」は、GAORAMBSラジオ「すごいアイツがやってきた!」のキャッチフレーズで盛んにCMが放映されている(近年ではスカイAでもCMが放映されている)。

なお、和歌山市舟津町にアセトアミノフェンなどの医薬素材を製造している企業があるが、本項目で記述する企業と無関係である。

[編集] 沿革

  • 1938年 - 創業者・山本敬一が山本化学研究所を設立。
  • 1960年 - 防衛庁から、海難救助用ウェットスーツ素材の開発を依頼される(開発した素材は防衛庁に採用される)。
  • 1964年5月 - 会社設立。水産用潜水服素材の製造を開始。
  • 1967年4月 - レジャー用ウェットスーツ素材の製造を開始。
  • 1969年 - この年に打ち上げられたアポロ11号に、山本化学の開発したゴム素材が採用される。
  • 1973年10月 - 深海用ダイビングスーツ素材を開発。
  • 1986年8月 - バイオラバーを開発。またこの年、敬一が会長に退き、息子の富造が2代目社長に就任。
  • 2000年1月 - バイオラバー素材の特許を取得。
  • 2001年5月 - バイオラバーを一般市場へ販売開始。
  • 2005年5月 - アメリカ臨床腫瘍学会(ASCO)が主催するシンポジウムにおいて、バイオラバーが前立腺がん株を抑制したとする論文が発表される。山本化学工業はこれをもって米国臨床腫瘍学会がバイオラバーの「がん抑制効果」を正式承認したと発表する。[2]
  • 2008年 - Speedo社の競泳水着レーザー・レーサーを巡る騒動でこれに対抗できる素材として「バイオラバースイム(=SCSファブリック)」(通称「タコヤキラバー」)がマスコミやファンの間で注目される(ただし実際に着用した選手はほとんどおらず)。関西テレビバラエティ番組ナンボDEなんぼにおいて、社長曰くフジテレビの取材陣が勝手にタコヤキラバーと呼ぶようになり、その名前が広まったらしい。

※SCSファブリックは、ニュージーランドのブルーセブンティー[blueseventy]社が「ブルーセブンティ」(B70)として商品化しており、日本でも08年6月、横浜市のアレッセコーポレーションを日本総代理店として販売が始まった。日本水泳連盟から急遽五輪用水着の改良を求められた契約メーカー(アシックスデサントミズノ)にも提供され、ミズノデサントがこの素材を一部に使用した水着を発表した。また、大阪府和泉市の水着メーカー、スポーツヒグも08年7月24日、「KOZ」(コーズ)の名で商品化し8月中旬から国内のスポーツ店などで販売する、と発表した。B70とKOZは08年8月の高校総体に登場し、どちらも好成績を収めた。

[編集] バイオラバーとは

バイオラバーとは、山本化学工業が開発した「自然治癒力を高める健康器具」である。

バイオラバー素材は高純度の石灰石を主成分としたハニカム構造を持つ合成ゴムである。貴金属を混入させることにより人体に好影響を与える4〜25ミクロンの遠赤外線を発するとされる。

タレントの水道橋博士が愛用しており、著書「博士の異常な健康」でバイオラバーを紹介している。

2007年には、兵庫医科大学島博基教授らによって、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が主催する前立腺癌シンポジウムにて、in vivo段階の研究として、ヒト前立腺ガン細胞を移植したヌードマウスを用い、バイオラバー(活性型ゴムレジン)によるガン抑制効果の発表が行われた[3]。一方、査読を受けた論文の発表は行われておらず、査読のない雑誌であるNature Precedingsへの投稿が行われている[4]


バイオラバーの健康メカニズム

バイオラバーは、人体に好影響を与えるバイオウェーブ(波長4~25ミクロンの赤外線)が発信され、人体との共振効果によって、健康効果をもたらすとされている[5]。これはバイオラバーに用いられている炭酸カルシウムや金属がキルヒホッフの法則に従い、ある射出率で遠赤外線を放射しているためと考えられる(注:絶対零度以上にある物質は、その物質固有の射出率に従い、その温度に応じた放射を行っているため、赤外線の放射はバイオラバー固有の効果とは言えない)。

また、ホームページには、このバイオウェーブと人体の波長が共振することで、体の中の水分子やタンパク質分子が均一化・活性化されるとしている[6]。これらの遠赤外線がもたらす治療効果に対してはブログなどで批判的な見方も行われている[7]。バイオラバーのほかに、遠赤外線を用いた健康効果にはトルマリンなどを用いたものもあり、これらも似非科学として批判の対象になっている[8]

[編集] 提供番組

[編集] 脚注

  1. ^ 山本化学工業株式会社 製品紹介 Sports
  2. ^ ガン抑制遺伝子等を活性化させるガン死滅の新療法開発 米国臨床腫瘍学会が正式承認
  3. ^ Suppression of the growth of human prostate cancer cells in vitro and in vivo by an activated form made of natural or synthetic rubber/resin with sodium butyrate in low concentration.:H. Shima et al., 2007 Prostate Cancer Symposium
  4. ^ Far-infrared rays control prostate cancer cells in vitro and in vivo:H. Shima et al., Nature Precedings, 2008, hdl:10101/npre.2008.1980.1
  5. ^ 山本化学工業株式会社
  6. ^ バイオラバーの効果
  7. ^ ニセ科学を見抜く練習問題(「バイオラバー」応援サイトから)
  8. ^ 遠赤外線撲滅 市民のための環境学ガイド

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク