少林拳

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少林拳
しょうりんけん
少林寺千佛堂の壁画
少林寺千佛堂の壁画
発生国 Flag of the People's Republic of China.svg 中国
発生年 南北朝時代
創始者 達磨
派生種目 多数
  

少林拳(しょうりんけん)とは中国河南省登封市嵩山にある、禅宗祖庭である嵩山少林寺とその近郊で伝承され、修練されている中国武術及びそれを源流としている中国武術門派の総称である。

概説[編集]

その創始者は、伝説及び近年の文献によると禅宗の開祖の達磨大師とされているが、学術的な根拠に乏しい。ただし、代の嵩山少林寺で武術が練習されていたことは、程宗猷の『少林棍法闡宗』など幾つかの資料に記録されている。

この嵩山少林寺とは別に、かつて中国南部の福建省には南少林寺(福建少林寺)が存在したとされ、南少林寺を起源とする武術は南派少林拳と呼ばれている。しかし、武術史研究家の唐豪の研究などにより、南少林寺は伝説上の存在であったとする意見が有力である(武侠小説や近代に編纂された書『少林拳術秘訣』(尊我斎主人著)などで流布されたとする)。

近年になって南少林寺に関しての古文書が嵩山少林寺から発見され、それを元に福建省の九連山で発掘調査を行うと明代の大規模な寺院の遺跡が見つかるなど、定説が覆されつつあると報じられているが、その真実の解明については今後の研究が待たれる(現在、福建省泉州市に存在する南少林寺は新たに建立されたものである)。

日本では少林拳と少林寺拳法がしばしば混同される。少林寺拳法は義和拳梅花拳の流れをくむとされる[1]

少林拳一覧[編集]

嵩山少林寺とその近郊に伝わる武術
小洪拳・大洪拳・羅漢拳・梅花拳・朝陽拳・通背拳・連環拳など。
北派少林拳を源流とする武術
北派蟷螂拳燕青拳鷹爪翻子拳猴拳梅花拳など。
南派少林拳を源流とする武術
白鶴拳洪家拳詠春拳蔡李佛など。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 創始者である宗道臣が中国大陸在留中に指導を受けた各種の技法(北少林義和門拳、梅花拳ほか)をもとに、また不遷流ほか日本の古武道、現代武道などを参考にして再編成された。少林寺拳法は日本発祥の武道である。
  2. ^ Altaghat will feature Kalaripayattu, an ancient Martial Art from Kerala in India(英語)

外部リンク[編集]