小見川祇園祭

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小見川祇園祭(おみがわぎおんさい)は、千葉県香取市小見川の市街地で行われる祇園祭。6台の屋台が出る。

概要[編集]

佐原の山車と同様の二層構造の山車であるが、上部(大天上)には屋根がついており、屋台進行時は芸座連(げざれん)による演奏、停止時に上部の屋根を上げて歌謡が披露される。屋台の前では手古舞の流れをくむ手踊りが披露される。

芸座(囃子)は小見川周辺の集落を単位とした芸座連が屋台に乗っている。

黒部川イルミネーション

7月第3週の金土日に行われる(山車の曳き廻しは土日のみ)。

近年では、小見川市街地を流れる黒部川にぼんぼりをつるし黒部川イルミネーションとして風情を醸し出したり、大橋の上で住民による踊りや音楽などの披露が行われ、祇園祭と共に小見川の町を盛り上げている。

歴史[編集]

江戸時代からの歴史を持つ。

山車[編集]

  • 小見川祇園祭の屋台と芸座連
町内名 写 真 額 字 主な彫物 芸座連 備考
本町(ほんまち) 本町 獅子、龍 清水芸座連
仲町(なかまち) 仲町 内野芸座連
川端町(かわばたちょう) 額はない 木内芸座連
小路(しょうじ) 小路 忠臣蔵 野田芸座連
北下宿(きたしもじゅく) 額はない 龍、獅子 柏槇會囃子連(2019年より)

( 2018年までは下小川芸座連)

南下宿(みなみしもじゅく) 額はない 羽根川芸座連

関連項目[編集]