小林泰彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こばやし やすひこ
小林 泰彦
生誕 (1935-01-03) 1935年1月3日(89歳)
東京市日本橋区米沢町(現・東京都中央区東日本橋
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京都立日本橋高等学校
職業 画家イラストレーターエッセイスト
活動期間 1959年 -
家族 兄・小林信彦
テンプレートを表示

小林 泰彦(こばやし やすひこ、1935年1月3日 - )は、日本の画家イラストレーターエッセイスト

来歴・人物[編集]

兄の小林信彦と(1937年頃)

東京市日本橋区米沢町(現・東京都中央区東日本橋)生まれ。東京都立日本橋高等学校卒業後、大出版社の商業誌を手がけ[1]、のち武蔵野美術学校西洋画科に学ぶも中退。

1959年から1963年にかけて、兄小林信彦が編集長をつとめる『ヒッチコック・マガジン』のアートディレクターとしてデザインや挿絵を一手に担当。

1967年から1971年にかけて、石川次郎編集長時代の『平凡パンチ』にイラスト・ルポを連載。1970年代後半には、MEN'S CLUBPOPEYEなどを舞台に、ヘビアイ(ヘビーデューティー・アイビーの略=現在のアメカジに相当)という名のアメリカン・ファッションを紹介した。

著書[編集]

  • 世界の街 : イラスト・ルポ 小林泰彦 著 朝日ソノラマ 1970
  • 若者の街 : イラスト・ルポ 小林泰彦 著 晶文社 1973
  • 若い旅行者の買物ヨーロッパ : ロンドン・パリ・ローマ 小林泰彦 著 日本交通公社出版事業局 1975
  • クネッケ博士のおかしな旅 小林信彦 作,小林泰彦 絵 偕成社 1976
  • ヘビーデューティーの本 : これからのライフスタイル図鑑 小林泰彦 著 婦人画報社 1977 のち山と溪谷社(ヤマケイ文庫)
  • 絵本小京都の旅 小林泰彦 著 晶文社 1977
  • イラストレーターは現代の絵描きだ : ぼくが語ろう7 小林泰彦 著 CBS・ソニー出版 1979 (CBS/Sony books)
  • 東京自転車小旅行 小林泰彦 著 文芸春秋 1979
  • 徒歩旅行から始まる : アウトドア・ライフの本 小林泰彦 著 現代評論社 1981 (いるかブック)
  • ほんもの探し旅 小林泰彦 著 草思社 1983 のち山と溪谷社(ヤマケイ文庫)
  • アウトドア・ライフ入門 小林泰彦 著 新潮社 1983 (新潮文庫)
  • 低山徘徊 : 画文集 小林泰彦 著 山と渓谷社 1984
  • 図解・さあ、手作りだ : Back to basics 週末、親子で遊んでみたい105章 小林泰彦 著 ネスコ 1985 (NESCO books)
  • キャンプ・合宿・ハイキング : 自然教室のしおり 小林泰彦 著 岩波書店 1985 (岩波ジュニア新書)
  • 父と子の野外塾 : アウトドア・スポーツのすすめ 小林泰彦 著 立風書房 1985
  • 低山逍遥 : 画文集 小林泰彦 著 山と渓谷社 1987
  • 男の定番図鑑 : コート,ジャケットの着こなしから靴選びまで 正しいおしゃれ 小林泰彦 著 主婦と生活社 1991
  • 街歩き調査団 : 海を渡る 小林泰彦 著 山と渓谷社 1993
  • 4WDでいこう! : 自然と遊ぶ本 小林泰彦 著 扶桑社 1994
  • 永遠のトラッド派 : ジャケット、コートの着こなしから靴選びまで 小林泰彦 著 ネスコ 1996
  • むかし道具の考現学 小林泰彦 著 風媒社 1996
  • 山旅浪漫記 小林泰彦 著 山と溪谷社 2000
  • 日本百低山 小林泰彦 著 山と溪谷社 2001 のち『日本百低山 : 標高1500メートル以下の名山100プラス1』として文春文庫
  • イラスト・ルポの時代 小林泰彦 著 文藝春秋 2004
  • にっぽん町工場遺産 小林泰彦 著 日本経済新聞出版社 2009 (日経プレミアシリーズ)
  • 小林泰彦の謎と秘密の東京散歩 = Kobayashi Yasuhiko Presents My Expedition to Mysterious Tokyo : どうぞご一緒に 小林泰彦 著 JTBパブリッシング 2013

脚注[編集]

  1. ^ 小林信彦『本音を申せば』p.204。

外部リンク[編集]