寺田政明

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寺田 政明(てらだ まさあき、1912年1月3日 - 1989年7月12日)は、日本の洋画家。実子に俳優寺田農[1]、元女優寺田史がいる。福岡県八幡市(現:北九州市八幡東区)出身。

1920年代から1940年代にかけて、池袋周辺に集う芸術家たちのアトリエ村「池袋モンパルナス」に参加した一人として知られている[2]

来歴・人物[編集]

池袋モンパルナス」と小熊秀雄が呼んだ若手芸術家の中心人物の一人にして、日本におけるシュルレアリスム絵画の代表者の一人。息子である農が語るには、「ぼうふら一匹も殺してはいけない」という慈悲深さを持つ、良い父であったとのこと。

関連文献[編集]

  • 『寺田政明画集』愛宕山画廊、1972年
  • 『寺田政明回顧展』 板橋区立美術館、1979年
  • 『NHK日曜美術館 第10集』 学習研究社編、学習研究社、1978年
「日曜美術館」として放映された対談の内容にもとづき編集された書籍で、寺田政明「私と靉光」が収められている。
  • 『寺田政明素描集』愛宕山画廊、1985年
  • 寺田農(編・発行)『寺田政明画集』茅蜩舎、1995年
  • 『生誕100年 寺田政明』北九州市立美術館、2012年

脚注[編集]

  1. ^ 2017年2月5日閲覧
  2. ^ 池袋モンパルナス”. DNP ミュージアムラボ・アートスケープ. 2022年5月26日閲覧。

外部リンク[編集]