家事労働

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家事労働(かじろうどう)とはマルクス経済学用語の一つ。これは家庭内において主婦が行っている家事というものも労働であるという概念である。労働というのは本来はそれに応じて賃金が支払われるのであるが、家事労働の場合は賃金が支払われない無償労働であるということが問題ということである。従来は家事というのは職場の外で行われることであり、これは労働とみなされていなかったが、資本主義社会においては家事というのは労働力再生産に不可欠な行為であり、資本主義経済を成り立たせるためにも不可欠な存在であることから労働であると主張されるようになってきた[1]。労働というのは自給自足の社会においては家庭を意味する本質的な事柄であったのだが、社会が分業化されることにより労働というのは社会参加して賃金を獲得するための手段へと変わっていき、家事という労働のみが家庭に残っているということから、現代では家事労働というのが家庭の本質的な意味であると見れる[2]

脚注[編集]