宇治駅 (JR西日本)

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宇治駅
駅舎(2016年10月)
うじ
Uji
JR-D10 JR小倉 (1.4 km)
(2.9 km) 黄檗 JR-D08
地図
所在地 京都府宇治市宇治宇文字16
北緯34度53分25.45秒 東経135度48分2.19秒 / 北緯34.8904028度 東経135.8006083度 / 34.8904028; 135.8006083座標: 北緯34度53分25.45秒 東経135度48分2.19秒 / 北緯34.8904028度 東経135.8006083度 / 34.8904028; 135.8006083
駅番号 JR-D09
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 D 奈良線
キロ程 19.8 km(木津起点)
奈良から26.8 km
電報略号 ウチ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面4線[2]
乗車人員
-統計年度-
8,413人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1896年明治29年)1月25日
備考 直営駅管理駅
みどりの窓口
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宇治駅(うじえき)は、京都府宇治市宇治宇文字にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線である。駅番号はJR-D09

歴史[編集]

駅構造[編集]

2000年8月に単式・島式複合型2面3線のホームを持つ地上駅から大幅に増加する利用客への対応と奈良線の部分複線化による列車増発、利便性向上のため、島式ホーム2面4線を持つ橋上駅に改築された[1]。外観は平等院鳳凰堂をモチーフとしている[1]

この島式ホームを用いて、快速列車と普通との相互接続が行われており、京都方面からの一部の普通が折り返している。

駅長が配置された直営駅であり、管理駅として奈良線のすべての中間駅(上狛駅 - 東福寺駅)を管轄している。ICカード乗車券ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1・2 D 奈良線 上り 京都方面[11]
3・4 下り 木津奈良方面[11]
  • 1・3番のりばが待避線、2・4番のりばが本線である。快速列車の接続待ちを行う普通は1・3番のりばに停車する。1番のりばは京都方面からの到着が、3番のりばは京都方面への発車が可能であり、当駅始発の普通京都行きは1番のりばを使用する。また、回送列車は3番のりばで折り返す。
  • かつてはユニチカ宇治工場の専用線が分岐していて車扱貨物も取り扱っていたため構内は比較的広く、かつて北側には数本の貨物側線が敷かれていた。

利用状況[編集]

乗客数は宇治市西部を走る近鉄京都線大久保駅より少ないが、宇治観光の玄関口としては当駅や京阪宇治駅が機能している。

京都府統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1999年 5,828
2000年 5,773
2001年 6,241
2002年 6,438
2003年 6,645
2004年 6,753
2005年 6,975
2006年 7,173
2007年 7,361
2008年 7,737
2009年 7,578
2010年 7,658
2011年 7,743
2012年 7,684
2013年 7,616
2014年 8,370
2015年 8,604
2016年 8,362
2017年 8,548
2018年 8,562
2019年 8,413

駅周辺[編集]

地図
当駅と京阪電気鉄道宇治駅の位置関係

京阪電気鉄道宇治線にも同名の宇治駅があるが、宇治橋宇治川を渡り、北東に離れた場所にある[注釈 1]

駅の南口には、休憩施設を備えた宇治市観光協会の案内所がある。また、2001年平成13年)に宇治市制50年を記念して設置された茶壺の形をした郵便ポストがある。

バス路線[編集]

駅前ロータリーとその付近に「JR宇治駅」停留所があり、京都京阪バスの路線が発着する。観光シーズンは三室戸寺などへ向かう臨時バスを運行することがある。当停留所には宇治徳洲会病院などへ向かう送迎バスも発着する[12]

京都京阪バス

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
D 奈良線
みやこ路快速
城陽駅 (JR-D12) - 宇治駅 (JR-D09) - 六地蔵駅 (JR-D06)
快速・ 区間快速
JR小倉駅 (JR-D10) - 宇治駅 (JR-D09) - 六地蔵駅 (JR-D06)
普通
JR小倉駅 (JR-D10) - 宇治駅 (JR-D09) - 黄檗駅 (JR-D08)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1951年昭和26年)の宇治市発足以前、当駅の立地する自治体が久世郡宇治町であったのに対し、京阪の宇治駅は宇治郡宇治村(後の東宇治町)であった。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e “JR西日本 宇治新駅舎の使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2000年8月9日) 
  2. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、25頁。 
  3. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、350頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  4. ^ 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』8 関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線、曽根悟 監修、朝日新聞出版、2009年8月30日、24頁。 
  5. ^ 「駅すてーしょん 宇治(奈良線)」『交通新聞交通新聞社、1998年2月9日、2面。
  6. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1 
  7. ^ 「奈良線部分複線化が完成」『交通新聞』交通新聞社、2001年3月6日、1面。
  8. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2003年8月30日。 オリジナルの2004年8月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20040803184954/www.westjr.co.jp/news/newslist/article/030820a.html 
  9. ^ 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2016年7月20日https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/07/page_8973.html 
  10. ^ 「ひと目でわかる! JR線 電化区間と複線区間」『JTB時刻表』 100巻、1号、JTBパブリッシング、2024年1月、特集2頁。 
  11. ^ a b 宇治駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月16日閲覧。
  12. ^ 無料送迎バス(京阪宇治駅・JR宇治駅方面)”. 宇治徳洲会病院. 徳洲会. 2023年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月15日閲覧。
  13. ^ a b お茶の京都エリアの観光名所を巡るバスの旅 『お茶の京都 宇治やんたんライナー』を運行します』(PDF)(プレスリリース)京都京阪バス、2023年9月19日。 オリジナルの2023年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230930105925/http://www.kyotokeihanbus.jp/00news/topics2023/20230919_yantan.pdf2023年12月15日閲覧 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]