子宮小丘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

子宮小丘(しきゅうしょうきゅう、英:caruncle)とは反芻類子宮内膜表面にみられる半球状の隆起物。宮阜小阜とも呼ばれる。この構造は反芻類に特有であり、この部分に脈絡膜絨毛が侵入・結合して胎盤を形成する。表面には多くのメラニン細胞が存在している。では子宮小丘は80–120個、で80–96個、山羊で160–180個存在する。子宮腺は子宮小丘には存在しない。

参考文献[編集]

  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版、1991年、ISBN 4-88500-610-4
  • 山内亮監修 『最新臨床家畜繁殖学』 朝倉書店、1998年、ISBN 4-254-46020-1
  • 日本獣医解剖学会編 『獣医組織学改訂第二版』 学窓社、2003年。