婆裟羅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
婆裟羅
Vasara
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケード
開発元 ビスコ
発売元 ビスコ
人数 1〜2人
稼働時期 2000年
システム基板 SSV
テンプレートを表示

婆裟羅』(ばさら)は、2000年ビスコより発売された業務用縦スクロールシューティングゲームである。

概要[編集]

関ヶ原の戦い大坂の陣をモチーフとしているが、騎馬は全てエアバイクに置き換えられており、戦艦や戦車が登場するなど、SF戦国時代とでも言うべき世界観を描いている。

全6面。

ゲームシステム[編集]

8方向レバーと2ボタン(ショット・ボム)で操作する。本作では敵機と接触してもミスにはならない。

溜め斬り[編集]

ショットボタンをしばらく押し続けてから放すと、近接攻撃を繰り出す。敵弾を消す効果がある他、ショットの当たらない背景を破壊することが出来る。また、1回の溜め斬りで破壊した敵の数に応じてボーナス得点が得られる。

画面上部の『バサラゲージ』が最大まで溜まっている状態で溜め斬りを行うと、より広範囲に連続してダメージを与える『バサラモード』となる。

兜首システム[編集]

各ステージには合計30人の武将が登場する。このうち、中ボスとステージボス以外の武将は、白い旗の付いた敵機として表現されており、倒すと武将の名前が表示される。ステージクリア時に、倒した武将の数に応じたボーナス得点が得られる(30人全員を倒すとパーフェクトボーナス)。 ちなみに、倒した際に表示される名前は歴史上実在した武将の名がほとんどだが、演出・特殊効果担当のスタッフの名前も含まれている。

アイテム[編集]

緋結晶以外は、光った瞬間に取ると高得点となる。

  • 緋結晶:バサラゲージが増える。敵を倒すと出る他、敵に溜め斬りを当てると大量に出現する。
  • パワーアップ:自機のショットがパワーアップする。4段階。
  • ボム:ボムのストックが1増える。最大5まで。
  • 1UP:残機が1増える。
  • 大閣分銅金:ボーナス得点。2種類ある。

プレイヤー[編集]

真田幸村千葉進歩
28歳。権謀術数によって豊臣家から天下を奪った家康を誅し、平和を取り戻すために戦う理想に殉じる覚悟の士。兄の信幸とは仰ぐ主君が敵同士となったため敵対することになった。
  • 愛機:村正
  • 移動速度:中
  • 攻撃力:中
  • ショット範囲:中
  • サブショット:クナイ
  • 溜め斬り:烈風鬼斬(バランス型)
  • 溜め時間:速
雑賀孫市(声:川澄綾子
15歳。明るく前向きな娘。続編の婆裟羅2に登場した雑賀一族の頭領である祖父孫一が藤堂高虎に討たれたことを知り、一族の称号である「孫市」を継いで頭領を名乗り、祖父の仇討ちと暗黒の徳川政権樹立を阻止するため参戦。
  • 愛機:時雨
  • 移動速度:高
  • 攻撃力:低
  • ショット範囲:広
  • サブショット:扇
  • 溜め斬り:紅蓮扇風舞(全方位型)
  • 溜め時間:遅
島左近(声:速水奨
55歳。元々は筒井家家臣だが、後に石田三成の家臣となった。豊臣政権に殉じた主君三成への義のため、討ち死に覚悟で徳川陣営へ斬り込む。時代的には過去にあたる続編の婆裟羅2では敵方として登場。
  • 愛機:墨炎
  • 移動速度:低
  • 攻撃力:高
  • ショット範囲:狭
  • サブショット:槍
  • 溜め斬り:鉄甲槍・無尽(遠距離型)
  • 溜め時間:中

ステージ[編集]

序盤の3面は、選んだ主人公によって順番が異なる。

三河 上野の戦い[編集]

黒田長政(歩行型重戦車)(声:千葉進歩
27歳。続編の婆裟羅2に登場した黒田如水(官兵衛)の嫡子。偉大な父に比較されて成長したため、心底に劣等感を潜ませる。ちなみに続編である婆裟羅2にも父子共々登場。
榊原康政(大型爆撃戦闘機)(声:立木文彦
47歳。大柄で寡黙な武将で幼少の頃より家康に仕える忠義の士。それゆえに血気にはやる井伊直政の援護役が板についてしまった。
井伊直政(大型爆撃戦闘機)(声:堀川仁
34歳。礼を重んじる武人で幼少の頃より家康に仕える忠義の士。戦傷が多いが、先陣を切ることが名誉とする猛将なるゆえである。

※榊原と井伊はステージボスとして同時に登場する。

伊勢 鳥羽沖の戦い[編集]

九鬼守隆(潜水戦艦)(声:立木文彦)
53歳。九鬼水軍の頭領で徳川水軍の主力。続編である婆裟羅2にも登場するが、容姿が全く異なっている(むしろ父の嘉隆に瓜二つ)。
藤堂高虎(巨大重戦艦)(声:中田譲治
39歳。飄々とした楽天家だが、時勢を見る目に長けていていち早く家康に仕えた。続編である婆裟羅2では、より詳しいエピソードが語られている。

大和 信貴山の戦い[編集]

鳥居元忠(重輸送戦闘機)(声:堀川仁)
57歳。家康の初陣以来の側近。小柄で左足が不自由。家康とは個人的な信頼関係があり、義に生きる武人。
伊達政宗(重戦車)(声:堀川仁)
28歳。「独眼竜」の異名を持つ奥州の大名。派手好みで闊達な武人。実力のあるものが天下を治めるという考えの下、家康に与したが、いずれは自分が天下を取る事を夢見ている。

飛騨 高山の戦い[編集]

真田信幸(人型戦闘メカ)(声:速水奨)
29歳。本多忠勝の娘婿で幸村の兄。容姿は弟幸村とよく似ている。兄弟仲は良いが仰ぐ主君が敵同士だったことによって兄弟で刃を交えることになった。戦国の世の習いだと理解はしているが、出来れば弟と戦いたくないと思っている。
本多忠勝(巨大重戦闘攻撃機)(声:立木文彦)
47歳。巨漢の武人で徳川家を代表する武闘派の猛将。家康に心酔している。娘が真田信幸に嫁いでいるため、真田家とは縁戚にあたる。

美濃 大垣城の戦い[編集]

柳生宗矩(超巨大人型メカ)(声:速水奨)
24歳。柳生石宗斎の嫡男で柳生新陰流の剣士。家康に仕えているが、その家康にも私怨を抱いているらしい。

美濃 関ヶ原の戦い[編集]

世羅田二郎三郎(超巨大浮遊要塞城 ただし、家康のレプリカ)(声:中田譲治)
53歳。元々は道々の者で詳しい素性は明らかになってない。家康とあまりにも容姿が瓜二つなので数年前から家康の影武者となる。ただ、性格は家康と違い、気が小さく腹黒い雰囲気で風格が無い。心底では何を考えているのかよくわからない男。条件を満たしていないと二郎三郎を倒した時点で終了となり、家康は出現しない。
徳川家康(超巨大浮遊要塞城)(声:中田譲治)
53歳。時の内大臣豊臣秀吉(婆裟羅2に登場した羽柴秀吉のこと)の死後、それまでの豊臣筆頭家臣としての態度を翻し、ありとあらゆる手段で「天下人」の地位を確立し、最後まで抵抗を続ける豊臣秀頼石田三成など大坂方を一気に攻略する。葉巻をくわえ、どっしりとした貫禄があり、天下人の風格を備える。本作では真のラスボス。

ハイスコア[編集]

永久パターン発覚の為、スコアラーの支持は得られない結果となった。

戦国・歴女ブーム[編集]

本作では、オーバーテクノロジーな戦国時代が背景として描かれているが、キャラクターのセリフに英語字幕が付く、キャラクターは現代風のファッションにアレンジされているなど、不思議なセンスが魅力である。 なお、本作の続編『婆裟羅2』が登場したのは2001年だが、その後2005年に『戦国無双』(コーエー)や『戦国BASARA』(カプコン)のヒットにより歴女ブームが起こる。 戦国BASARAに登場する伊達政宗は英語のセリフがキメゼリフだったり、本作との共通点を感じるとの指摘がある。 その他共通点として、 本作で家康の声優だった中田譲治は戦国無双でも家康役。 『戦国BASARA3』(カプコン)でも女性の孫市が登場(本作は孫市を女性として扱った最初の作品。)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]