姫乃樹リカ

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ひめのぎ りか
姫乃樹 リカ
プロフィール
別名義 西邑 理香(にしむら りか)
生年月日 1971年10月6日
現年齢 52歳
出身地 日本の旗 日本大分県大野郡犬飼町(現・豊後大野市
血液型 O型
公称サイズ(1988年時点)
身長/体重 156 cm / 42 kg
BMI 17.3
スリーサイズ 78 - 52 - 80 cm
活動
デビュー 1988年2月3日 -
他の活動 タレント歌手
事務所 ピュアコーポレーション⇒キティアーティスト
アイドル: テンプレート - カテゴリ

姫乃樹 リカ(ひめのぎ りか、本名:Rika Nishimura Crigger 、旧姓:西村 理香(にしむら りか)、 1971年10月6日- )は、大分県大野郡犬飼町(現・豊後大野市)出身の日本歌手タレントである、日出女子学園高校卒業。

人物・来歴[編集]

  • 父親の仕事の関係で、大分県から1972年熊本県1974年には大分県へ戻るも、同年台湾へ、さらに1976年には山形県1979年には東京都へと移り住んだ。
  • 1982年、小学校6年生12歳の時にテレビ東京の『東西対抗ちびっこ歌まね大賞』に出場。これがきっかけで芸能プロにスカウトされる[1]
  • 1986年、雑誌『Momoco』(学習研究社)の6月号に登場、同年10月からはTBSテレビの『モモコクラブ』に桃組出席番号1773番としてレギュラー出演開始。同時期、東京・渋谷の井門道玄坂ビルで行われていた『ストリートオーディション』に度胸試しにと出場し、名誉グランドチャンピオンを受賞し[1]、結果を出していく。
  • 「姫乃樹」は芸名である。在籍していたモモコクラブには、雑誌『Momoco』が主催したミス・モモコクラブコンテストでグランプリを受賞し、既に人気アイドルとなっていた西村知美がいたため、混同されないよう所属事務所の社長が芸名をつけた[1]。芸名の由来は、姫は「お姫様の姫で女の子らしく」という意味、樹は「太く折れない樹木のように」の意味があるという。なお、最初は「姫樹」と乃の字が小さいのが正式な表記だった[1]。当初は本名も非公開で出身地も東京としていた。
  • 『モモコクラブ』の番組中で荻野目洋子の曲『Dance Beatは夜明けまで』を歌ったところ、その歌唱力が音楽プロデューサーの川瀬泰雄の目に留まり、歌手デビューへの話が動いていく[1]1988年2月、アニメ映画『めぞん一刻 完結篇』の主題歌「硝子のキッス」でキティレコードより歌手デビュー。同年4月にはラジオのレギュラー番組『姫乃樹リカのおしゃべりサラダ』もスタートし、出生地・大分県の大分放送など最大10局ネットで放送された。ラジオパーソナリティとしては、月刊雑誌『ラジオパラダイス』(三才ブックス)のパーソナリティ人気投票でベストテン入りを6回記録、最高位も4位を記録した。
  • 芸能界デビュー時の所属事務所は「ピュアコーポレーション」、1988年10月にはキティレコードが姫乃樹のために立ち上げた芸能事務所「キティアーティスト」へ移籍し所属タレント第1号となる。ファンクラブの名前は「Rika's騎士(リカズナイト)」、会報は「姫鈴(ひめりん)」と名付けられた。
  • 1992年3月、芸名を西邑理香(にしむら りか)に改名、同年8月には舞台初出演も果たす。10月には宝塚歌劇団出身の馮裕華と共演[2]
  • 1993年にはユニット・西邑理香 with COMING SOON!を結成し、ライブ活動を開始。翌年にはTHE COMING SOON!と改めた。
  • 姫乃樹リカ時代から 釣り好きということを公言、1989年9月にはテレビ大阪THE フィッシングにも登場、さらに西邑理香に改名後の1994年4月からは中部日本放送のラジオ番組メディアキング電波ファイターにもレギュラー出演し、釣りに関するコーナーを担当、おすすめのルアーなどをリスナーにプレゼントすることもあった。
  • 20歳の時にレコーディングでベースを担当した8歳年上の米国人ミュージシャンのデーブ・クリッガー[3][注 1]と出会う。日本での音楽活動を休止して米国に語学留学した24歳の時、慣れない土地での生活にデーブが色々と手助けを買って出てくれたことで距離が縮まり、交際を始める。1995年12月に結婚、夫の出身地であるアメリカの東部・バージニア州に在住。3人の子供(2女1男)を儲ける(2022年現在、孫が2人いる)[3]
  • 2006年に胞状奇胎で緊急手術を受けた経験があり、以来、それまで以上に健康に関心を持つようになった[3]。家庭菜園で野菜を作り、収穫した野菜を多く取り入れた食事をしている。マッサージ師の資格を取得し、サッカー女子日本代表の澤穂希に施術をしたこともあるという[3]
  • 2016年6月27日、人生が変わる1分間の深イイ話〜元アイドルは今幸せなのか?密着SP〜(日本テレビ)に出演、結婚後の生活など近況を報告した。
  • 2019年、川瀬泰雄をメンバーに加え、姫乃樹リカ with THE COMING SOON!として音楽活動再開。同年11月29日、新横浜LiTで25年ぶりの復活ライブ「SONGS FOR YOU」を開催。
  • 2021年8月11日、あいつ今何してる?テレビ朝日)に出演。姫乃樹と同期デビューした田中律子の気になる人として、前回のテレビ出演から5年後の近況を語った。
  • 2022年9月21日、姫乃樹リカ with THE COMING SOON!として28年ぶりにマキシシングル「MAGIC」をリリース。

ディスコグラフィ[編集]

姫乃樹リカ[編集]

シングル[編集]

# 発売日 タイトル B面 規格 規格品番
Kitty Records
姫乃樹リカ 名義
1st 1988年2月3日 硝子ガラスのキッス 涙の針と風の糸 EP 7DS-0154
CT 10CS-0147
1988年3月1日 8cmCD H10K-30002
2nd 1988年5月11日 ときめいて ニュートンの林檎 EP 7DS-0158
CT 10CS-0173
8cmCD H10K-30006
3rd 1988年7月20日 もっとHurry Up! ハートの翼 EP 7DS-0161
CT 10CS-0177
8cmCD H10K-30009
4th 1988年11月2日 アンバランスに抱きしめて そよ風のささやき EP 7DS-0163
CT 10CS-0186
8cmCD H10K-30012
5th 1989年4月12日 ロマンの騎士 涙みたいな気持ち EP 0DS-0166
CT 00CS-0197
8cmCD H00K-30014
6th 1989年10月25日 スタンド・バイ・ミー TRY MY HEART EP 0DS-0173
CT 00CS-5006
8cmCD H00K-30052
7th 1990年3月25日 地上の楽園 ないないづくしの18 CT KTSR-1001
8cmCD KTDR-1001
NECアベニュー
西邑理香 名義
8th 1992年6月21日 ナチュラル 愛するために 8cmCD NADL-1040
9th 1992年9月21日 恋にさらわれて Cleaning My Room NADL-1043
10th 1992年11月1日 X'mas Love For Me さよならの予感〜戸惑いのEve〜 NADL-1048
11th 1993年3月21日 異国のフォトグラフ 夢の底で NADL-1056

アルバム[編集]

オリジナルアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格 規格品番
Kitty Records
姫乃樹リカ 名義
1st 1988年8月21日 Fairy Tale LP 28MS-0174
CD H32K-20121
2nd 1989年5月20日 Amazing Story LP 00MS-0198
CD HOOK20137
NECアベニュー
西邑理香 名義
3rd 1992年9月21日 NO BRAND CD NACL-1073

ベストアルバム[編集]

発売日 タイトル 規格 規格品番
Kitty Records
姫乃樹リカ 名義
1st 1988年12月7日 Reminiscence 〜Singles vol.1〜 LP 28MS-0191
CT 10CS-0191
CD H32K20132
ユニバーサルミュージック
姫乃樹リカ 名義
2nd 2006年3月21日 姫乃樹リカ GOLDEN☆BEST CD UPCY-6121
3rd 2007年1月17日 姫乃樹リカ ベスト10 UPCY-9086

シングルビデオ[編集]

  • 「ロマンの騎士」(1989年4月12日発売 VHS)
  1. STORY1 またごめんねと書いた 「ロマンの騎士」
  2. STORY2 五線紙の手紙「涙みたいな気持ち」
  3. グリコCMスペシャル※いちごチョコ※アイスクリームキャンペーン 
  • 「スタンド・バイ・ミー」(1989年10月25日発売 VHS)
  1. 「スタンド・バイ・ミー」
  2. 「TRY MY HEART」

タイアップ[編集]

曲名 タイアップ 収録作品
硝子のキッス 全国東宝洋画系公開アニメーション映画めぞん一刻 完結篇』主題歌 シングル「硝子のキッス
もっとHurry Up! 日通海外ペリカン便 TV-CMイメージ・ソング シングル「もっとHurry Up!」
そよ風のささやき テレビ東京系『ハロー動物ファミリー』テーマ曲 シングル「アンバランスに抱きしめて」
スタンド・バイ・ミー 読売テレビ日本テレビ系アニメ『YAWARA!』エンディングテーマ シングル「スタンド・バイ・ミー」

出演[編集]

テレビ[編集]

その他、バラエティ番組・音楽番組に出演

ラジオ[編集]

CM[編集]

舞台[編集]

コンサート[編集]

88姫乃樹リカ コンサート
89姫乃樹リカ コンサート

関連書籍[編集]

姫乃樹リカ with THE COMING SOON![編集]

姫乃樹リカ with THE COMING SOON!
別名 西邑理香 with COMING SOON!(1993年 - 1994年8月)
THE COMING SOON!(1994年8月 - 1995年3月)
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ポップ・ロック
活動期間
公式サイト “姫乃樹リカ with THE COMING SOON!”公式サイト
メンバー

メンバー[編集]

  • 姫乃樹リカ(ボーカル)
  • 佐々木孝之(キーボード)
1966年12月9日、東京都出身
  • 田光マコト(ギター)
1968年6月3日、東京生まれ
  • 川瀬泰雄(プロデューサー)
1947年1月20日、横浜生まれ

来歴[編集]

1992年
  • 3月に姫乃樹が芸名を西邑理香と改名し、1990年から休止していた音楽活動を再開。同年12月23日に千葉県・下総中山コルトンホールで「西邑理香 X'mas ライブ」を行う。バンドメンバーに佐々木孝之、田光マコトが参加。このライブを機にユニット結成の話が持ち上がる。
1993年
  • 西邑理香 with COMING SOON!を結成。川瀬泰雄をプロデューサーに迎え、ライブ活動と並行しつつアルバム制作を開始。
  • 12月1日、NECアベニューよりシングル『100年先もアイ ラブ ユー』をリリース。
1994年
  • 2月21日、アルバム「Populisme(ポピュリスム)」をリリース。3月より東名阪ツアーを行う。
  • 8月、ユニット名をTHE COMING SOON!に変更。
  • 11月21日、シングル「時計を捨てて〜Throw Away〜」、アルバム「MELTING POT」リリース。
1995年
  • 3月、無期限活動休止を発表。同年、姫乃樹は語学留学で渡米(翌年結婚)、日本での芸能活動も休止状態となる。
2019年
  • 25年ぶりに一人で帰国した折に、かつてのメンバーに連絡をしたところライブ開催の話を持ち掛けられ快諾。11月29日、新横浜LiTにて姫乃樹リカ with THE COMING SOON!名義で復活ライブ「SONGS FOR YOU」を行った。
2021年
  • 姫乃樹リカ with THE COMING SOON!として再始動。
2022年
  • 9月21日、3曲入りマキシシングル「MAGIC」をI Will Recordsよりリリース。

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

名義 発売日 タイトル C/W 規格 規格品番
NECアベニュー
西邑理香 with COMING SOON! 1993年12月1日 100年先もアイラヴユー 好きだから 愛してるから 8cmCD NADL-1066
THE COMING SOON! 1994年11月21日 時計を捨てて〜THROW AWAY〜 優しい人〜WAITING FOR YOUR LOVE〜 8cmCD NADL-1089
I Will Records
姫乃樹リカ with COMING SOON! 2022年9月21日 MAGIC ロンリーマーメイド
グッド・バイブレーション
マキシシングル RCS-1501
2023年9月20日 Love Song~僕たちの歌 マグノリアの奇跡
モーニング・キッス~CAN YOU FEEL IT?~
Magic (English Ver.)
マキシシングル RCS-1502

アルバム[編集]

西邑理香 with COMING SOON!
THE COMING SOON!

タイアップ[編集]

曲名 タイアップ 収録作品
100年先もアイラヴユー TX系『地球・知りたい気分!』'94エンディングテーマ シングル「100年先もアイラヴユー」
好きだから 愛してるから TX系『おんなのこ探偵団〜Music in Club〜』エンディングテーマ
時計を捨てて〜THROW AWAY〜 αStation『Ladies Pop Museum』エンディングテーマ シングル「時計を捨てて〜THROW AWAY〜」
優しい人〜WAITING FOR YOUR LOVE〜 ダイワ精工『スーパータナセンサー』CFテーマ

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現在は電気技師として仕事をしている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 昭和50年男(クレタパブリッシング)2023年1月号 p.116-119「ガール イズ マイン 姫乃樹リカ」
  2. ^ 「東京・赤坂 元宝塚の馮とアイドル西邑が二人芝居 西邑はミュージカル初挑戦」『日刊スポーツ』 1992年10月20日付22面。
  3. ^ a b c d 元アイドル歌手 姫乃樹リカさんは今…「子供たちが家を出て、ちょっと空の巣症候群です」”. 日刊ゲンダイ. 株式会社日刊現代 (2022年10月11日). 2022年10月11日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]