女吸血鬼

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女吸血鬼』(おんなきゅうけつき)は、1959年3月7日公開、新東宝製作の日本のホラー映画。

目次

[編集] ストーリー

科学者松村の妻・美和子(三原葉子)は、島原の乱で死んだ天草四郎時貞の末裔のため、画家竹中(天知茂)により九州水晶の地下城塞に拉致された。竹中の正体は天草四郎の家臣竹中信敬で、不死の吸血鬼と化して現代まで生き延びてきたのであった。月の光を極度に嫌う吸血鬼の隙を見て逃げ戻った美和子だったが、東京に出現した吸血鬼に再び捕まる。松村と捜索隊は、遂に竹中のアジトに踏み込むが、美和子は蝋人形にされてしまっていた。追い詰められた吸血鬼・竹中の最後は…。

[編集] 解説

新東宝が企画委員会を設けて発表した怪奇映画第1弾で、元々は「裸女吸血鬼」の題名で公開される予定だった。映画のモチーフが実在の人物であるため、グロテスクな印象をなるべく避け、照明やメイク、美術等で怪しげな雰囲気づくりをした。舞台となった水晶の城塞は江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」のイメージを参考にしたという。

本作は日本初の本格吸血鬼映画であり[1]、迫力ある吸血鬼を演じた天知茂も日本で初めての吸血鬼俳優となる。一方でタイトルロールである女性の吸血鬼は登場せず、題名と内容が合致しない作品となっている。

[編集] 備考

  • 本作の解説において吸血鬼の正体が天草四郎本人と記述されることが多いが誤りで、上述のように四郎の遺児勝姫に恋焦がれる四郎の家臣、竹中信敬がその正体である。
  • 竹中は月光を浴びて吸血鬼に変身する。この設定は欧米の主要吸血鬼作品には見られず、『狼男』(1941年)等における狼男の設定である。

[編集] スタッフ

[編集] キャスト

[編集] 脚注

  1. ^ 『シネマティック・ヴァンパイア 吸血鬼映画B級大全』(フィルムアート社刊)参照。
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