女ねずみ小僧
『女ねずみ小僧』（おんなねずみこぞう）は、1989年にフジテレビ系で放送[1]された時代劇シリーズ。1990年に2度、1995年に1度、単発スペシャル版も放送された。
概要[編集]
フジテレビ水曜夜8時枠時代劇の第一弾となる作品。同時間帯枠では、1984年4月4日に終了した『銭形平次』以来の連続時代劇となった。
1970年代に同じくフジテレビ系で放送された、小川真由美主演の「女ねずみ小僧シリーズ」（『浮世絵 女ねずみ小僧』・『ご存知!女ねずみ小僧』）のリメイク [注 1]。
主人公は、伊賀の赤目党の残党[2][3]である、お凛（普段は常磐津の師匠）。義賊・女ねずみ小僧に変身し、6人の小ねずみ（弟子）と男ねずみ小僧（幼なじみで大工の留吉）と協力して、夜の江戸で活躍する。
女ねずみ小僧[編集]
- 放映： 毎週水曜日 20:00～20:54（第1話のみ19:30～20:54）
- 原案： 菊島隆三、安藤日出男 「ねずみ小僧異聞」
- 脚本： 佐藤繁子、福田善之、馬場當、伊勢間照、佐藤五月
- 監督： 高井牧人、山本邦彦、帯盛迪彦、中山三雄、舛田明廣、土井茂
- 音楽： 橋場清、藤野浩一
- 主題歌： SPLASH 『HEART OVER MIND』 （ポニーキャニオン S9A-1009）
- 技斗： 高倉英二、中瀬博文
- タイトルバック振付： 謝珠栄
- 技術協力： オーエイギャザリング
- プロデューサー： 宮本進、本間信行、藤田知久、鈴木哲夫（フジテレビ[注 2]）
- 制作： C.A.L、フジテレビジョン
放映リスト[編集]
| サブタイトル | 脚本 | 監督 | ||
|---|---|---|---|---|
| [#1] | 4/12 | 闇夜の屋根から愛のおひねり・ 女ねずみ軍団12年ぶり江戸襲撃 |
佐藤繁子 | 高井牧人[4] |
| [#2] | 4/19 | 月がとっても青いから | 馬場當 | 中山三雄[5] |
| [#3] | 4/26 | お七の恋はスリリング | 福田善之 | 中山三雄[6] |
| [#4] | 5/3 | 花吹雪、謎の美人画 | 伊勢間照 | 山本邦彦[7] |
| [#5] | 5/10 | ねずみ危うし！鈴の音チリン | 山本邦彦 伊勢間照 |
山本邦彦[8] |
| [#6] | 5/17 | 眠れぬ江戸の美女 | 佐藤五月 | 帯盛迪彦[9] |
| [#7] | 5/24 | 千両富は殺しの番号 | 伊勢間照 | 帯盛迪彦[10] |
| - | 5/31 | 五木ひろし結婚披露宴の生中継で、休止 | ||
| [#8] | 6/7 | 大流行！ねずみブランド | 伊勢間照 | 土井茂[11] |
| [#9] | 6/14 | さすらいのラブレター男 | 佐藤繁子 | 土井茂[12] |
| [#10] | 6/21 | 竹ヤブから千両箱・ 大先輩の大貫屋さん対策伝授 |
佐藤五月[13] | 舛田明廣 |
| [#11] | 6/28 | たたきゃいいってもんじゃない | 佐藤繁子 | 山本邦彦[14] |
| [#12] | 7/5 | 爆殺指令！ダイナマイトど〜ん | 佐藤繁子 | 山本邦彦[15] |
レギュラー出演者[編集]
| 女ねずみ お凛 | 大地真央 |
| 男ねずみ 留吉 | 伊武雅刀 |
| 南町奉行・内藤美濃守直康[2] | 露口茂 |
| 同心・青木兵吾[2] | 橋本功 [注 3] |
| 下っ引き[17]・新八[2] | 笑福亭笑瓶 |
| 瓦版屋・半兵衛[19] | 花上晃 |
| （子ねずみ） | |
| ねの一番＝[20]お美津 | 山本郁子 |
| ねの二番＝[21]お紫乃 | 紫城いずみ |
| ねの三番＝[22]お小夜 | 浅野愛子 |
| ねの四番＝[23]おしん | 小山みゆき |
| ねの五番＝[24]お久 | 伊藤真美 |
| ねの九番＝[25]おひこ | 長谷川純代 |
| （準レギュラー） | |
| ゆめ | 野々村まみ |
| 与力・黒水 数馬[注 4] | 森下哲夫 |
ゲスト出演者など[編集]
- ^1話 「闇夜の屋根から愛のおひねり」
- ^4話 「花吹雪、謎の美人画」
- ^5話 「ねずみ危うし！鈴の音チリン」
- ^7話 「千両富は殺しの番号」
- ^8話 「大流行！ねずみブランド」
- ^9話 「さすらいのラブレター男」
- ^10話 「竹ヤブから千両箱!!」
- ^11話 「たたきゃいいってもんじゃない」
- ^12話 「爆殺指令！ダイナマイトど〜ん」
スペシャル版[編集]
いけないことだぞ、大江戸マラソン博奕地獄 [26][編集]
おめでとう！大地真央 女ねずみ小僧スペシャル「ごめんじゃすまない美女奪回大ばくち」[編集]
狙われたからくり城！史上最悪のダイハード [29][編集]
参考文献[編集]
- 朝日、読売、毎日の新聞縮刷版（放送当日のラテ欄）
- 役名は『週刊テレビ番組』から参考
脚注[編集]
- ^ 2007年には、今作と同じ大地真央主演で、『女ねずみ小僧～目明かしの女房～』として舞台化（明治座11月公演）もされた。 （女ねずみ小僧 Back Number 株式会社アール・ユー・ピー）
- ^ 『やっぱり猫が好き』のプロデューサーでもあった。 （［今回だけ特別にお話します］ 三谷幸喜「日刊ゲンダイ」チャンネル日刊ゲンダイチャンネル(日刊ゲンダイ) - ニコニコチャンネル社会・言論）
- ^ 小川真由美版の『浮世絵 女ねずみ小僧』第2シリーズでも、ねずみ小僧を追う同心役を演じた。
- ^ 9話までのクレジットタイトルでは与力・黒水。
- ^ クレジットタイトルでは恩田レイ子。
同時期放送のフジテレビの深夜ドラマ『やっぱり猫が好き』における役名。
- 出典
- ^ 2005年にはCSの時代劇専門チャンネルで再放送された。
- ^ a b c d e 「女ねずみ小僧」大地真央率いる女ねずみ小僧軍団！意外な人も意外な役で出てました!? - 時代劇専門チャンネル ペリーのちょんまげ 2005年07月20日
- ^ NHK - 番組情報 名作時代劇 女ねずみ小僧
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ [3]
- ^ [4]
- ^ [5]
- ^ [6]
- ^ [7]
- ^ [8]
- ^ [9]
- ^ [10]
- ^ [11]
- ^ [12]
- ^ a b c d e https://web.archive.org/web/20200821194500/https://static.mercdn.net/item/detail/orig/photos/m87356547004_2.jpg
- ^ 台本上では、目あかし[16]
- ^ a b c d https://web.archive.org/web/20200821193925/https://static.mercdn.net/item/detail/orig/photos/m87356547004_3.jpg
- ^ （「たつみ屋」の店主）[18]
- ^ 白ねずみ[16]
- ^ 濡れねずみ[16]
- ^ コマねずみ[16]
- ^ 針ねずみ[16]
- ^ 山ねずみ[18]
- ^ 黒ねずみ[18]
- ^ 時代劇専門チャンネル - ペリーのちょんまげ 「女ねずみ小僧スペシャル1 いけないことだぞ!大江戸マラソン博奕地獄」三谷版女ねずみシリーズ。西村雅彦、梶原善、ちらり出演者にも注目。
- ^ 番組詳細時代劇専門チャンネル 2009年5月30日(土)
- ^ 番組詳細時代劇専門チャンネル 2009年1月5日(月)
- ^ 時代劇専門チャンネル - ペリーのちょんまげ 「女ねずみ小僧スペシャル3 狙われたからくり城！史上最悪のダイハード」忍び込んだ城がテロリストに占拠！三谷幸喜脚本。笑いの仕掛けも満載長編。
- ^ 番組詳細時代劇専門チャンネル 2009年1月6日(火)
外部リンク[編集]
- NHK（2013年9月から「BSプレミアム」で再放送）
- 名作時代劇 女ねずみ小僧 - ウェイバックマシン（2013年9月20日アーカイブ分）
- C.A.L - 作品年表
- テレビドラマデータベース - ドラマ詳細データ
| フジテレビ系 水曜20時台 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
こまらせないで!
（ここまでは現代劇） |
女ねずみ小僧
（1989年4月 - 7月） |
|
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