穂高岳

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奥穂高岳 から転送)
穂高岳
穂高岳
常念山脈より見た穂高岳(説明画像)(2007年8月撮影)
標高 3,190m
位置 北緯36度17分21秒
東経137度38分53秒
所在地 長野県松本市岐阜県高山市
山系 飛騨山脈
  

穂高岳(ほたかだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)にある標高3,190mの日本第三位の高峰。日本百名山の一つ。

目次

[編集] 概要

奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳などの峰々からなる穂高連峰の総称。前穂高岳以外は主に長野県松本市岐阜県高山市の境界に位置している。主峰は奥穂高岳であり、長野県信州)と岐阜県飛騨)の最高峰である。「北アルプスの盟主」と呼ばれる。

北は、大キレットの峻険な登降を経て、南岳大喰岳の先の槍ヶ岳に連なっている。途中、涸沢岳から南岳の稜線の飛騨側には、谷川一の倉沢と並ぶ有数の岩場滝谷を擁する。南は、奥穂高岳より西穂高岳に至る痩せ尾根を経て、焼岳へと連なる。奥穂高岳より吊り尾根を経て、前穂高岳に至り、カール(圏谷)を下れば、上高地河童橋に至る。また、岐阜県側に穂高岳山荘から白出沢を下るか、あるいは西穂高岳からロープウェーかその下の道を下れば、新穂高温泉である。

穂高岳は、剱岳谷川岳と共に日本三大岩場に数えられている。特に、涸沢岳から南岳の稜線の飛騨側には、谷川一の倉沢と並ぶ有数の岩場滝谷を擁する。また、前穂高岳の東側、奥又白谷の上部も角度の高い岩壁となっている(前穂東壁と呼ばれる)。井上靖小説氷壁』で魚津が遭難したのが前者で小坂が遭難したのが後者である。 穂高岳登山の拠点となる涸沢は、奥穂高岳と前穂高岳に挟まれた吊り尾根よりU字型にえぐられた圏谷で、でも雪渓が残る。

[編集] 穂高の峰々

奥穂高岳(おくほたかだけ)
穂高連峰の主峰であり、標高3,190m。富士山北岳に次いで日本で3番目の高さを誇る。長野県と岐阜県の最高峰。穂高神社の主祭神「穂高見神」が降臨した場所とされ、嶺宮が置かれている。
涸沢岳(からさわだけ)
白出のコル穂高岳山荘)と北穂高岳の間の峰。三角点の標高は3,103mであるが、最高点は3,110mで、奥穂高岳に次いで高い。
北穂高岳(きたほたかだけ)
穂高連峰北端の山。日本有数の岩場である滝谷が西面にある。山頂付近に北穂高小屋がある。標高3,106m。
前穂高岳(まえほたかだけ)
奥穂高岳と吊り尾根でつながる峰。標高3,090m。北方に北尾根が伸び、その西面には奥又白方面の岩場がある。また、北尾根の突端の峰を屏風の頭(2,570m)と呼び、その東北面が高度差1,000mの岩壁である屏風岩である。
明神岳(みょうじんだけ)
前穂高岳の南方に伸びる稜線中の峰。多くの登攀ルートを持つ。標高2,931m。
西穂高岳(にしほたかだけ)
奥穂高岳より南西に伸びる痩せ尾根の先にあるが、前後に同様の岩峰が連なっており、一目では判別困難である。標高2,909m。
間ノ岳(あいのだけ)
奥穂高岳と西穂高岳の間の稜線中にある。標高2,907m。
蒲田富士(がまだふじ)
涸沢岳の西のピーク。冬期の奥穂高岳へのルートとして登られる。標高2,742m。

[編集] 主な登路

穂高連峰は残雪期(ゴールデンウィークなど)にもよく登られるが、下記の一般向けというのは無期のことである。積雪がある場合はきわめて危険、あるいは通行不可能のルートもある。

[編集] 一般向け

奥穂高岳
上高地明神池徳沢横尾涸沢 ― 奥穂高岳
上高地 ― 明神池 ― 徳沢 ― パノラマコース(屏風のコル) ― 涸沢 ― 奥穂高岳
北穂高岳
上高地 ― 明神池 ― 徳沢 ― 横尾 ― 涸沢 ― 北穂高岳
西穂独標
新穂高温泉 ― 新穂高ロープウェイ西穂山荘 ― 丸山 ― 西穂独標
上高地 ― 中尾根 ― 西穂山荘 ― 丸山 ― 西穂独標

徳沢よりパノラマコース経由で涸沢に至るルートは、特に屏風のコルを越えてから北側斜面となるので、8月でも残雪により道が埋まっている場合がある。鎖やザイルが設置してあるが、道幅が細く危険な箇所もある。

[編集] 健脚者向け

前穂高岳・奥穂高岳
上高地 ― 岳沢ヒュッテ紀美子平 ― 前穂高岳 ― 奥穂高岳
新穂高温泉 ― 穂高平小屋 ― 白出沢 ― 奥穂高岳

岳沢ヒュッテから紀美子平まで(重太郎新道)は、日本アルプス屈指の急登で、途中に水場もないため、前穂高岳と奥穂高岳を合わせて登る場合には、上高地から涸沢経由で奥穂高岳、前穂高岳の順で登るのが一般的。

[編集] 熟練・上級者向け

槍穂高縦走ルート
槍ヶ岳大喰岳中岳南岳大キレット ― 北穂高岳 ― 涸沢岳 ― 奥穂高岳 ― ジャンダルム ― 間ノ岳 ― 西穂高岳 ― 西穂独標

上記、各山間には縦走路があるが、この内、一般向けに可能なのは、涸沢岳 ― 奥穂高岳のみである。涸沢岳より北側は、概要にも記されている様に飛騨側が滝谷となっており様相を異にする。北穂高岳、奥穂高岳双方を目指す場合には、一旦、涸沢に下るのが無難である。また、奥穂高岳 ― 西穂独標は、ジャンダルム、天狗の頭、間ノ岳の難所があり、危険な道として知られている。 奥穂高岳から前穂高岳への吊尾根を経て岳沢に下る重太郎新道は、さほど困難な道ではないが、不安がある場合には、涸沢に下る(ザイテングラードと呼ばれている)のが無難である。

[編集] 周辺の山小屋

[編集] 画像

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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