奥村質直

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奥村 質直(おくむら ただなお、明和4年(1767年) - 文化14年6月8日1817年7月21日))は、加賀藩年寄。加賀八家奥村分家第11代当主。

父は奥村隆振。子は奥村惇叙奥村栄通村井長貞幼名伊助。通称左京。初名は正直。

生涯[編集]

明和4年(1767年)、加賀藩年寄奥村隆振の子として生まれる。天明5年(1785年)12月、父隆振が能登に流罪となったために、祖父成象の遺跡を相続する形で家督相続が許され、知行は6000石に減じられた。寛政2年(1790年)、隆振が赦免されて戻る。寛政5年(1793年)、家老となる。寛政7年(1795年)9月、代々功績ある家柄を認められて知行を1万石に復し、年寄列に加えられた。文化14年(1817年)6月8日没。享年51。家督は嫡男惇叙が相続した。八男栄通は奥村宗家に養子入りし家督を継いだ。

参考文献[編集]

  • 東京大学史料編纂所「加賀藩史料」
  • 家臣人名事典編纂委員会編『三百藩家臣人名事典』新人物往来社