奥村晴彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奥村 晴彦(おくむら はるひこ、1951年8月 - )は、三重大学教育学部教授。京都府京都市出身。名古屋大学理学部卒業、同大学院理学研究科修士課程修了。高校教諭を経て1994年より松阪大学政治経済学部(現・三重中京大学現代法経学部)助教授、1999年同教授を経て2004年より現職。
彼はNECのパソコン通信サービス PC-VAN の SIG SCIENCE 主催者であった。SIG SCIENCE は1986年10月7日発足以来、PC-VAN 版が2000年11月29日に閉鎖したあとも、彼の運営サイトに場を移し、2004年3月まで掲示板として運営されていた。それ以降も別人の手で SIG SCIENCE は運営されている。
彼はLHA のもとになるアルゴリズムLZARI法 (LZSS + ARITHMETIC CODING) を開発し、PC-VAN上で発表した。LHA 開発の経緯は彼の運営するサイトに「データ圧縮の昔話」として詳しい話が掲載されている。
彼はまた、日本での TeX の普及も図っている。彼の運営するサイトには日本の TeX に関する情報がほとんど集結しているといっても良いぐらいである(ポータルなリンク集もある)。同サイトの TeX 掲示板には、さまざまな Q&A が埋もれており、結構な規模のデータベースと化している。
彼が、キャラクタベースのパソコン操作に慣れていない Windows TeX ユーザ(となるはずの人々)のために自身の著書『LaTeX2e 美文書作成入門』で GUI な TeX 統合環境 として WinShell を紹介したことにより、WinShell の普及を図っていると半ば誤解されている。
彼の運営サイトはPukiWikiによるウィキ化がすすめられており、コメントや直接の書き換えなどにより、情報の共有が容易なものになっている(前述の TeX 掲示板から FAQ などがフィードバックされることもある)。
[編集] 著書
- 『パソコンによるデータ解析入門: 数理とプログラム実習』 技術評論社 1986年10月
- 『コンピュータ・アルゴリズム事典』 技術評論社 1987年10月 (Pascalサンプルコード付)
- 『C言語による最新アルゴリズム事典』 技術評論社 1991年2月 (上記のC版+項目増加版)
- 『LaTeX美文書作成入門』 技術評論社,1991年12月
- 『LaTeX入門――美文書作成のポイント』(監修・共著)技術評論社 1994年12月
- 『LaTeX2ε美文書作成入門』 技術評論社 1997年9月
- 『[改訂版]LaTeX2ε美文書作成入門』 技術評論社 2000年11月
- 『Javaによるアルゴリズム事典』 技術評論社 2003年5月
- 『LHAとZIP:圧縮アルゴリズム×プログラミング入門』 ソフトバンク 2003年12月
- 『[改訂第3版]LaTeX2ε美文書作成入門』 技術評論社 2004年2月
- 『[改定第4版]LaTeX2ε美文書作成入門』 技術評論社 2006年12月

