奈良県立短期大学

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奈良県立短期大学
大学設置/創立 1953年
廃止 1993年
学校種別 公立
設置者 奈良県
本部所在地 奈良県奈良市船橋町10[注釈 1]
学部 商経学科第二部
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奈良県立短期大学(ならけんりつたんきだいがく、英語: Nara Prefectural Junior College[1])は、奈良県奈良市船橋町10[注釈 1]に本部を置いていた日本公立大学である。1953年に設置され、1993年に廃止された。大学の略称は県短または奈良短大[2]

概要[編集]

大学全体[編集]

教育および研究[編集]

  • 奈良県立短期大学は主に商業や経済に関する専門教育に特化した教育が行われていた。
  • 1953年6月15日に商経研究会が設置された[2]

学風および特色[編集]

  • 奈良県立短期大学は勤労の傍らで学業に勤しむ人々に大学教育を開放すべく夜間部が設置されていた。ちなみに、当時夜間課程を置く大学は奈良県内では唯一であった。
  • 1965年あたりまでは、小学校教員や中学校教員を含めた公務員が多く在籍していた[2]

沿革[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

象徴[編集]

  • 奈良県立短期大学のカレッジマークは右記資料にあり[16]
  • 大学歌は山本喜文が作詞、辻井英世が作曲したものとなっている[2]
  • 学生歌は、末武文重が作詞、大野一雄が作曲したものとなっている。こちらには、英訳のものもあり、作詞者は日本語版を作詞した末武文重によるものとなっている[2]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 商経学科第二部 入学定員150名[注釈 3]

専攻科[編集]

  • なし

別科[編集]

  • なし

取得資格について[編集]

附属機関[編集]

  • 附属図書館

研究[編集]

  • 1954年3月に研究機関誌として『研究季報』が創刊された[19]

学生生活[編集]

学園祭[編集]

  • 奈良県立短期大学の学園祭は、概ね例年11月に行われ、クラス・ゼミナール毎の模擬店やサークル活動によるパネル展示、芸能人を招いてのアトラクションなどが催された[2]

大学関係者と組織[編集]

大学関係者組織[編集]

  • 奈良県立短期大学には同窓会組織があり、発足は1955年3月19日である。廃止された1992年までの間に4,237人が登録されている[2]
  • 後援会なる団体組織は1953年4月19日に発足している[2]

大学関係者一覧[編集]

歴代学長

施設[編集]

キャンパス[編集]

学生食堂[編集]

  • 学内に設置されていた[2]

対外関係[編集]

系列校[編集]

社会との関わり[編集]

  • 地域社会の発展に寄与すべく、開かれた大学を目指すべく公開講座を実施していた。1972年に開始された[2]

卒業後の進路について[編集]

就職について[編集]

  • 在学者の大半は有職者であったため、就職希望者は少なかった[2]

注釈[編集]

注釈グループ[編集]

  1. ^ a b 現在は、後身の奈良県立大学の所在地となっている。
  2. ^ a b 平成元年度より学生募集停止[4][注 2]
  3. ^ 最終募集となった1989年における体制[17]

補足[編集]

  1. ^ うち女子935。
  2. ^ 奈良県立商科大学へ転換のため。
  3. ^ 現在は文部科学大臣
  4. ^ 出典[6][7]
  5. ^ 現在の文部科学省
  6. ^ うち12
  7. ^ うち女116
  8. ^ うち女69
  9. ^ うち女38
  10. ^ すべて男

出典[編集]

参考文献[編集]

教員養成機関[編集]

全国学校総覧[編集]

全国短期大学高等専門学校一覧[編集]

短期大学受験案内(晶文社)[編集]

全国公立短期大学協会三十年誌[編集]

その他[編集]

関連項目[編集]

関連サイト[編集]