天鏈1号

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天鏈1号簡体字: 天链一号、繁体字: 天鏈一號、TL-1(Tian Lian 1)、CTDRS-1)は中国の静止データ中継衛星シリーズ。東方紅3号(DFH-3)衛星バスを元とし、中国空間技術研究院などが開発した[1]神舟7号から中国の有人飛行ミッションや他の人工衛星の通信に利用されており[2][3]、宇宙ステーション天宮1号のミッションでも使用された[1]

役割としてはアメリカ合衆国TDRS(Tracking and Data Relay Satellite)システムに似ている。また日本でも近いコンセプトとしてこだまによるきぼうの運用支援(2009年8月18日より)、ESAの試験用データ中継衛星ARTEMISが挙げられる。

シリーズ初の衛星は2008年4月25日、長征3号Cの初飛行によって打ち上げられた天鏈1号01星であり[4]、それまでの地上管制局による宇宙船の追跡は12%であったが、これによって60%まで高められた[3]

2号機となる天鏈1号02星は2011年7月11日、長征3号Cによって西昌衛星発射センターから打ち上げられた[1]。 2012年7月25日には3号機となる天鏈1号03星が長征3号丙によって西昌衛星発射センターから打ち上げられ、これにより3基による初代中継衛星システムが完成する[5]

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  1. ^ a b c 中国、データ中継衛星「天鏈1号02星」を打ち上げ”. sorae.jp. 2011年8月17日閲覧。
  2. ^ Stephen Clark (2008年4月25日). “Chinese data relay spacecraft put into orbit” (English). Spaceflight Now. 2008年4月26日閲覧。
  3. ^ a b “中国、「天鏈1号」を打ち上げ”. sorae.jp. http://www.sorae.jp/030809/2348.html 2010年7月19日閲覧。 
  4. ^ Yan Liang (2008年4月25日). “China blasts off first data relay satellite” (English). Xinhua. 2008年4月26日閲覧。
  5. ^ 中国 初代データ中継衛星システムが完成 朝日新聞 2012年7月26日