天地を喰らう (アーケードゲーム)

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天地を喰らう』(てんちをくらう)は、本宮ひろ志の漫画『天地を喰らう』を原作として1989年カプコンが発売したアーケードゲーム

システム[編集]

三国志」を題材にしたアクションゲームで、レバーと3つの攻撃ボタン(前方攻撃、後方攻撃、計略)を操作してベルトスクロール型のステージを進んでゆく。

ボタンを押しっぱなしにすることで攻撃の威力を高める「溜め」が可能。また、レバーによる移動方向と攻撃ボタンによる攻撃方向が分かれているため、前方に進みつつ後方を攻撃するなどの操作(ショット方向撃ち分け)が可能といった特徴がある。常時馬上にいるキャラクターを操作するので、ベルトスクロール型とはいえども続編『天地を喰らう2・赤壁の戦い』のようなファイナルファイト型とは異なる操作感があり、アクションとシューティングの中間的なシステムと言える。

プレイヤーキャラは張飛関羽趙雲劉備のうちから一人を選択することになる。張飛と関羽はパワー型、趙雲と劉備はスピード&計略型に大別される。

本作のエンディングには『天地を喰らう2・赤壁の戦い』の製作決定の告知がされており、その間ゲーメストの読者投稿では続編稼動を待ち遠しくしている投書が時々見られた。

ステージ[編集]

  • ROUND1「大興山」ボス=程遠志鄧茂
  • ROUND2「汜水関」ボス=大男
  • ROUND3「鉄門峡」ボス=張角張梁張宝
  • ROUND4「竜門谷」ボス=華雄
  • ROUND5「虎牢関」ボス=呂布
  • ROUND6「洛陽」ボス=張済
  • ROUND7「榮陽城」ボス=李儒
  • ROUND8「郿塢城」ボス=董卓

移植作品[編集]

PCエンジンSUPER CD-ROM²版が1994年6月17日にNECアベニューから発売されている。価格は税別7800円。2人同時プレイが出来なくなって1人プレイ専用になったほか、火計・爆裂・落石・伏兵など各シーンごとに変化していた策略が全てメガクラッシュという形で統一され、PCエンジン本体のスプライト表示制約上、キャラが一回り小さくなった他、同一画面に登場する敵キャラの数が減ったことなどから、難易度がかなり下がっている。

他にも高速スクロール面の削除など全6面構成に減らされていたりと、アーケード版に比べて見劣りする移植になっているが、業務用にほぼ準ずる仕様であり、ライフ+残機制の併用といった変更点や、神奈延年堀川りょう緑川光菅谷勇掛川裕彦宮内幸平佐藤浩之など青二プロ系の声優が出演(オプションでアーケード版でのカプコン社員が演じる音声でプレイも可能)しているといった追加要素がある。なお、プレイ中にデータをCDから頻繁に読み取る仕様となっているため、ゲーム中のBGMに関しては内蔵音源で演奏される。

エンディングではオリジナル版にあった「『天地を喰らう2・赤壁の戦い』につづく」の告知テロップは削除されたが、郷里大輔のナレーションと共にエピローグが流れ、エンドロールで原作の漫画の一場面が表示される。

サウンドトラック[編集]