天上の虹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
天上の虹 -持統天皇物語-
ジャンル 歴史漫画
漫画:天上の虹 -持統天皇物語-
作者 里中満智子
出版社 講談社
掲載誌 mimi DX(4巻第12章まで)→
mimi Excellent(14巻第39章まで)→
単行本描き下ろし(15巻以降)
レーベル 講談社コミックスmimi(1巻 - 15巻)
講談社コミックスKiss(16巻 - )
講談社漫画文庫(文庫版)
発表号 mimi DX1983年12月号 - 連載中
発表期間 1983年 - 連載中
巻数 既刊21巻
文庫版全6巻
テンプレート使用方法 ノート

天上の虹』(てんじょうのにじ)は、里中満智子による日本漫画作品。副題に「持統天皇物語」とあるように、日本の第41代天皇で、女帝である持統天皇を主人公とした作品。

目次

[編集] 概要

中大兄皇子(後の天智天皇)の娘として生まれた野讚良皇女は、父の同母弟である大海人皇子(後の天武天皇)に嫁ぐ。夫と父の確執や、自分の持つ優れた政治的資質と一人の女性としての葛藤の間で、悩み苦しみながらも懸命に生きていく。やがて夫の即位後は皇后として夫を助け、夫の死後は自らが即位して持統天皇となり、日本の歴史にその名を残していくこととなる。また時代に応じて、大海人皇子 - 額田王 - 中大兄皇子、高市皇子 - 十市皇女 - 大友皇子大津皇子 - 大名児 - 草壁皇子穂積皇子 - 但馬皇女弓削皇子 - 紀皇女 - 珂瑠皇子 - 藤原宮子新田部皇子 - 氷高皇女、など様々な恋愛ドラマが展開し、物語をよりドラマチックにしている。

教科書で習った歴史上の人物が漫画の登場人物として生き生きと描かれていること、また大化の改新から壬申の乱を経て日本が国家として形を整えていく姿が視覚的に分かりやすく描かれていることから、この作品を読んで古代史ファンになったという女性は多い。この作品より少し後の時代を描いた里中の『長屋王残照記』(長屋王)と『女帝の手記-孝謙・称徳天皇物語』(孝謙天皇)は共通する登場人物も多く、この作品の続編と見ることも出来る。

里中満智子のライフワークとなっており、1983年に雑誌(講談社mimi DX』12月号)に連載が始まってから2011年5月現在まで単行本にして21巻、第61章まで発表されているが、未完である。なお、『mimi DX』掲載分は4巻第12章まで、掲載誌を『mimi Excellent』に移しての分が14巻第39章までであり、以後の巻は描き下ろしである。

[編集] 内容

  • 第1章 大化の改新(たいかのかいしん)
  • 第2章 有間皇子(ありまのみこ)
  • 第3章 額田王(ぬかたのおおきみ)
  • 第4章 建皇子(たけるのみこ)
  • 第5章 別れの歌(わかれのうた)
  • 第6章 星宿(せいしゅく)
  • 第7章 船出(ふなで)
  • 第8章 大田皇女(おおたのひめみこ)
  • 第9章 白村江の戦い(はくすきのえのたたかい)
  • 第10章 間人皇女(はしひとのひめみこ)
  • 第11章 近江大津宮(おうみおおつのみや)
  • 第12章 天智天皇(てんじてんのう)
  • 第13章 蒲生野(がもうの)
  • 第14章 漏刻(ろうこく)
  • 第15章 大友皇子(おおとものみこ)
  • 第16章 壬申の乱1(じんしんのらん1)
    • 壬申の乱2(じんしんのらん2)
    • 壬申の乱3(じんしんのらん3)
  • 第17章 近江京炎上(おうみきょうえんじょう)
  • 第18章 天武天皇(てんむてんのう)
  • 第19章 飛鳥浄御原宮(あすかきよみはらのみや)
  • 第20章 十市皇女(とおちのひめみこ)
  • 第21章 わかれ道(わかれみち)
  • 第22章 少年たち(しょうねんたち)
  • 第23章 山吹の女(やまぶきのひと)
  • 第24章 星祭り(ほしまつり)
  • 第25章 薬師寺発願(やくしじほつがん)
  • 第26章 草壁皇子(くさかべのみこ)
  • 第27章 大津皇子(おおつのみこ)
  • 第28章 大名児(おおなこ)
  • 第29章 八色の姓(やくさのかばね)
  • 第30章 彗星(すいせい)
  • 第31章 朱鳥(あかみとり)
  • 第32章 崩御(ほうぎょ)
  • 第33章 (もがり)
  • 第34章 二上山(ふたかみやま)
  • 第35章 (みささぎ)
  • 第36章 螢(ほたる)
  • 第37章 櫻(さくら)
  • 第38章 三種の神器(さんしゅのじんぎ)
  • 第39章 恋人たち(こいびとたち)
  • 第40章 穂積皇子(ほづみのみこ)
  • 第41章 但馬皇女(たじまのひめみこ)
  • 第42章 月かたぶきぬ(つきかたぶきぬ)
  • 第43章 霍公鳥(ほととぎす)
  • 第44章 香具山(かぐやま)
  • 第45章 藤原不比等(史)(ふじわらのふひと)
  • 第46章 無量大数(むりょうたいすう)
  • 第47章 仙薬(せんやく)
  • 第48章 朝の川(あさのかわ)
  • 第49章 挽歌(ばんか)
  • 第50章 皇太子(ひつぎのみこ)
  • 第51章 弓削皇子(ゆげのみこ)
  • 第52章 歴史書(れきししょ)
  • 第53章 紀皇女(きのひめみこ)
  • 第54章 開眼会(かいげんえ)
  • 第55章 譲位(じょうい)
  • 第56章 安麻呂(やすまろ)
  • 第57章 黒髪(くろかみ)
  • 第58章 朱雀(すざく)
  • 第59章 月に祈りを(つきにいのりを)
  • 第60章 対決のとき(たいけつのとき)
  • 第61章 改元(かいげん)

[編集] OSK日本歌劇団での上演

1995年に、OSK日本歌劇団で「天上の虹〜星になった万葉人〜」として舞台化された。

  • 大阪 1995年2月10日 - 2月19日
  • 名古屋 1995年3月4日 - 3月5日
  • 脚色・演出:原彰

[編集] 主な配役

天上の虹〜星になった万葉人〜
題目1 題目2 音楽 振付
幕1 第1場 タケチ昇天1300年 -愛の祝宴- 宮原透 はやみ甲
第2場 愛のページェント -天極星の審判開廷- 鞍富真一 伊瑳谷門取
第3場 三つ巴の恋I -大和三山恋争い- 鞍富真一 伊瑳谷門取
第4場 外道の恋 -赦されぬ兄弟愛- 中川昌 大谷盛雄
第5場 憐れな恋 -引き裂かれた恋- 鞍富真一 大谷盛雄
第6場 三つ巴の恋II -恋のこまつぶり- 中川昌 矢倉鶴雄
第7場 忍び逢う恋 -三つの赦されざる恋- 鞍富真一 矢倉鶴雄
第8場 独り占めの愛 -壬甲の乱I- 鞍富真一 大谷盛雄
第9場 戦さに散る愛 -壬甲の乱II- 鞍富真一 矢倉鶴雄
幕2 第10場 消えた万葉人の愛 -天上の星まつり- 中川昌 矢倉鶴雄
第11場 蘇る愛、新たな愛 -天極星たらんとする天武- 宮原透
第12場 断ち切られた愛 -現人神たらんとする天武- 鞍富真一 伊瑳谷門取
第13場 御仏に祈る愛 -薬師寺発願- 鞍富真一
第14場 三つ巴の恋III -恋の影映す鏡- 中川昌 伊瑳谷門取
第15場 命断つ人を送る愛 -生きる者と死せる者- 中川昌 矢倉鶴雄
第16場 北斗七星は遠く -天極星の審判閉廷- 宮原透 矢倉鶴雄・はやみ甲
第17場 グランドフィナーレI -スターレット・ロケッツ- 宮原透 はやみ甲
第18場 グランドフィナーレII -スター・ダンシング- 中川昌 大谷盛雄

[編集] ドラマCD

日本コロムビアより発売されたが、3巻で絶版になってしまった。

[編集] 主な配役

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス