大道芸ワールドカップin静岡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大道芸ワールドカップin静岡(だいどうげいワールドカップインしずおか)は、毎年11月初旬に静岡県静岡市で開催される大道芸を中心にした日本最大の大道芸イベントである。
目次 |
[編集] 概要
1992年に始まった市民参加型イベントで、静岡市を代表する催しとなっている。日本国内で活躍する大道芸人はもとより、海外で活躍する様々な分野のストリートパフォーマーを多数招聘し、大道芸の祭典という枠を超え、パフォーミングアートの祭典になっている。大会に参加するパフォーマーは、オフ部門、オン部門、ワールドカップ部門の3カテゴリーに分かれており、いずれも実行委員会の事前審査で決定される。ワールドカップ部門は、コンペティションであり、最高得点を得た者が、その年のチャンピオンに選ばれる。
原則的にストリートパフォーマーは事前に用意されたポイントで時間通りにパフォーマンスをする。メイン会場となる駿府公園、呉服町商店街、七間町通り、青葉公園などの静岡市中心部にポイントは多く設定される傾向だが、近年の再開発と旧清水市との合併の影響で郊外や旧静岡市以外の商業施設などでも行われる場合もある。大掛かりなセットを用いる場合は公園を用いるが綱渡り程度のものだと商店街でも行う。
その為に人気のあるパフォーマーの時間帯は特に混雑が激しいが基本的に観覧のための設備を整えることもない(歩道があるとはいえごく普通の商店街で行うのでスペースも当然ない)。それゆえに通行客の通行が妨げられたり、店舗などの窓枠やベンチなどに土足で上がる等の不心得ものが多く居る。大道芸ならではのアクシデントではあるが通常の大道芸とは違い突発的なイベントではないので事前に場所取りをするか、周りに迷惑にならない程度の大きさ(三段ぐらいの低めで持ち運びが容易な)の脚立、会場で売られているペリスコープを用意するのがベストである。ただし、脚立などの台に乗る行為は周りの観覧者や通行人に対して邪魔になるだけでなく、人ごみの中では危険でもあるため使用には注意が必要である。 出演パフォーマーのプロフィールとあわせてこれらの情報は公式ガイドブックにまとめられ、主要書店やコンビニ、開催中であれば大道芸ストア、ガイドブック販売所といった会場内でも購入が可能になる。
運営の主体はイベント会社や広告代理店、行政などではなく、ボランティアで構成された実行委員会。実行委員会は、全員が市民ボランティアで構成され、期間中ワールドチャンピオンの審査を行うのも、街中を歩き回る市民クラウンも、各ポイントの司会も、一般応募の市民ボランティアである。これも大会の大きな特色。なお市民ボランティアは毎年5月中旬から募集が始まり、静岡市民に限らず広く応募を受け付けている。
前述の通り、大会は11月初旬に行われる。集客を考慮し、原則として第一土曜日・日曜日及び文化の日が含まれるように日程が組まれる。
[編集] 過去の受賞者
| 年度 | 期間 | 金賞受賞者 | 出身国 | 分野 | 銀賞 | 銅賞 | 実行委員会特別賞 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1996 | 11/1-4 | パウロ&ダニエラ | チェコ | 大がかりなステージマジック | |||
| 1997 | 10/31-11/3 | 張雪&張梅 | 中国 | 双子姉妹による中国雑伎 | |||
| 1998 | 10/31-11/4 | パントマンガ | 日本 | コンビのコミカルパントマイム | |||
| 1999 | サンキュー手塚 | 日本 | コミカルパントマイム | ストレンジ・フルート(豪、空中人形劇) | サルゲイリー(ポルトガル、正当派マジック) | ||
| 2000 | 11/2-5 | リブラ | 米・露 | 男性二名のアクロバット | ストレンジ・フルート(豪、空中人形劇) | サルゲイリー(ポルトガル、正当派マジック) | ロマノ・カーララ(スイス、マイム&ジャグリング) |
| 2001 | ダン・メネンデス | 米 | ジャグリングでキーボードを弾く | ロマノ・カーララ(スイス、マイム&ジャグリング) | クローム(オーストラリア、クラウン) | レレファン・ヴェール(フランス・ストリートサウンドシアター) | |
| 2002 | 11/1-4 | ポパイ | 豪 | 男性二名の筋肉芸 | |||
| 2003 | ルディ&クリスティ | 米・伊 | コミカル&アクロバット | サブリミット(日本,アクロバット) | ロマノ・カーララ(マイム、ダンス、ジャグリング) | ||
| 2004 | 11/3-7 | シャルコフブラザーズ | 露・ウクライナ | 男性二名のアクロバット | レザクロスティッシュ(フランス、トリオアクロバット) | アラン・シュルツ(チェコ、バウンスボールジャグリング) | アンドレイ&ナターリア(露・綱渡り、玉乗り) |
| 2005 | 11/3-6 | トリオ チャーサール | ハンガリー | シーソーアクロバット | |||
| 2006 | アラン・シュルツ | チェコ | バウンスボールジャグリング | ニーニョ・コストリーニ(アルゼンチン、クラウン&ジャグリング) | カナコフ(露、ロシアンバー) | ||
| 2007 | ニーニョ・コストリーニ | アルゼンチン | クラウン&ジャグリング | エンダックス・マラックス(ガーナ、アフリカンサーカス) | ロカシュコフ・トゥループ(露・ベラルーシ、鉄棒アクロバット) | ||
| 2008 | 10/31-11/3 | カナコフ | 露 | ロシアンバー | クラウディウス シュペヒト (スイス、ジャグリング) | ロカシュコフ・トゥループ(露・ベラルーシ、鉄棒アクロバット) | ル テニス(仏・コメディジャグリング) |

