大蔵町 (町田市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 関東地方 > 東京都 > 町田市 > 大蔵町 (町田市)
大蔵町
鶴川市民センター
鶴川市民センター
大蔵町の位置(多摩地域内)
大蔵町
大蔵町
大蔵町の位置
北緯35度35分1.78秒 東経139度28分4.86秒 / 北緯35.5838278度 東経139.4680167度 / 35.5838278; 139.4680167
日本の旗 日本
都道府県 東京都
市町村 町田市
地域 鶴川地域
面積
 • 合計 1.261 km2
人口
2018年(平成30年)1月1日現在)[2]
 • 合計 9,048人
 • 密度 7,200人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
195-0062[3]
市外局番 042 (相模原MA)[4]
ナンバープレート 多摩

大蔵町(おおくらまち, Ohkuramachi)は、東京都町田市町名。「丁目」の設定のない単独町名である。郵便番号は195-0062[3]

地理[編集]

町田市の北部に位置する。東西に鶴見川が流れ、西の町境には小野路川が流れ、鶴見川に合流する。

東は能ヶ谷、東南は神奈川県川崎市麻生区飛び地である岡上、南は金井ヶ丘金井、西は野津田町小野路町、北西は真光寺町、北は鶴川と接する。

河川[編集]

地価[編集]

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、大蔵町字大蔵399番4の地点で12万9000円/m2となっている。[5]

歴史[編集]

武蔵国都筑郡余戸郷に属し、その後、多摩郡小山田庄に属し、その後、多摩郡柚木領に属した。村は大蔵村と台村に分割された[6]

明治時代後半から、大蔵の農家では副業として養蚕が盛んに行われた。1897年明治30年)に蚕糸を扱う「鶴見川合資会社」ができ、横浜の貿易会社を通して米国に輸出されたが、1914年大正3年)に閉鎖された。昭和の初めごろから繭(まゆ)の大部分は八王子片倉の片倉製糸工場に出荷された[7]

地名の由来[編集]

鎌倉時代大蔵三郎竹高という者が住んでおりここから地名に採られたとも伝わる[6]。また、市川家の家伝「市川系譜」に、景行天皇40年以降、東夷征伐の準備のために近郷の貢米を保管するための蔵を設けたので、大蔵の郷と呼ばれるようになり、後に村名なったとも伝わる。しかし、地名の由来については単に大きな蔵があったためそう呼ばれたなどという言い伝えもあり、定かではない[7]

沿革[編集]

世帯数と人口[編集]

2018年(平成30年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
大蔵町 3,992世帯 9,048人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]

番地 小学校 中学校 選択可能校
1610~1614番地、1632~1633番地
2746~2760番地
町田市立鶴川第四小学校 町田市立真光寺中学校
161番地、241~242番地
244~245番地、2143~2148
2162~2232番地
町田市立大蔵小学校 町田市立鶴川中学校 町田市立鶴川第二中学校
1~7番地、12~160番地
162~202番地、213番地の3・6~8
5001~5007番地
町田市立金井中学校
203~212番地、213番地の1~2
214~240番地、243番地の8~13
246~1605番地、1635~2142番地
2149~2161番地、2761~3180番地
3500~3511番地

交通[編集]

鉄道[編集]

小田急電鉄小田原線鶴川駅が最寄り駅である。

路線バス[編集]

「下大蔵」バス停留所などから神奈川中央交通の路線バスで鶴川駅行きをはじめ、町田駅行き、多摩センター駅行き、若葉台駅聖蹟桜ヶ丘駅行き(永山駅経由)などがある。

道路[編集]

施設[編集]

鶴川郵便局
行政
  • 鶴川市民センター
  • 子どもセンターつるっこ
教育
商業
農業協同組合
警察
  • 町田警察署大蔵駐在所
郵便局
寺院神社
  • 慶性寺
  • 縁覚寺
  • 安全寺
  • 春日神社

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 土地・気象 【町田市統計書 第55号2021(令和3)年度発行】”. 町田市 (2022年1月17日). 2022年9月27日閲覧。
  2. ^ a b 町丁別世帯数・人口表”. 町田市 (2018年1月15日). 2018年1月21日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2018年1月21日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年1月21日閲覧。
  5. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  6. ^ a b 森山兼光 『町田郷土誌』 1996年6月(久美堂)
  7. ^ a b 大蔵町誌編集委員会 『わが町 大蔵』 2008年3月
  8. ^ 市立小・中学校の通学区域”. まちだ子育てサイト(町田市) (2018年4月1日). 2018年4月1日閲覧。

外部リンク[編集]