大蔵卿

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大蔵卿(おおくらきょう)は、

  1. 古代から近代までの日本にあった官職で、朝廷又は政府の財政をつかさどる大蔵省の長官。
    1. 大蔵卿 (近世まで) - 大宝元年(701年)に大宝令で設置。大蔵省 (律令制)を参照。位階正四位下相当。「おおくらのつかさのかみ」「おおくらのかみ」とも読む。唐名は、大府卿蔵部尚書藤原仲麻呂による官職の唐風改称期間中の呼称は節部卿
    2. 大蔵卿 (明治時代) - 明治2年(1869年)から明治18年(1885年)まで。大蔵省#概要を参照。
  2. 日本以外の王制国等において、王室財産の管理や財政を司る官庁の長の訳語。
    1. 特に、イギリス大蔵省の長"Lord High Treasurer"の定訳。
    2. その他、フランスのSurintendant des Financesなどの訳語。

関連項目[編集]