大穴 (船橋市)

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大穴北
大穴北の位置(千葉県内)
大穴北
大穴北
大穴北の位置
北緯35度45分12.52秒 東経140度2分42.31秒 / 北緯35.7534778度 東経140.0450861度 / 35.7534778; 140.0450861
日本の旗 日本
都道府県 千葉県
市町村 船橋市
人口
2017年(平成29年)11月1日現在)[1]
 • 合計 7,593人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
274-0068[2]
市外局番 047[3]
ナンバープレート 船橋
大穴南
北緯35度44分34.53秒 東経140度2分12.57秒 / 北緯35.7429250度 東経140.0368250度 / 35.7429250; 140.0368250
日本の旗 日本
都道府県 千葉県
市町村 船橋市
人口
2017年(平成29年)11月1日現在)[1]
 • 合計 6,390人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
274-0067[4]
大穴町
北緯35度44分17.44秒 東経140度1分58.16秒 / 北緯35.7381778度 東経140.0328222度 / 35.7381778; 140.0328222
日本の旗 日本
都道府県 千葉県
市町村 船橋市
人口
2017年(平成29年)11月1日現在)[1]
 • 合計 92人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
274-0066[5]

大穴(おおあな)は、千葉県船橋市地名。現在は「大穴」という地名は存在せず、公称地名は「大穴南1〜5丁目」「大穴北1〜8丁目」及び「大穴町」である。以上の3地域の総人口は14,546人(2009年2月1日、船橋市調べ)である。

地理[編集]

地価[編集]

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、大穴南1-12-24の地点で8万5200円/m2となっている。[6]

地名の由来[編集]

大穴は、1889年(明治22年)の町村制施行時には、千葉郡豊富村の大字(おおあざ)であった。同村は1954年に船橋市に編入。1955年には大字大穴から大穴町に改称された。1985年の住居表示実施により、地区の大部分は「大穴南1〜5丁目」「大穴北1〜8丁目」と改称されたが、一部、住居表示未実施地区が大穴町として残存している。

地名の詳しい由来は分かっていないが、

  • 金を探して掘った大穴(金堀と同じ)
  • 砂鉄を探して掘った大穴
  • 水の湧き出る大穴
  • 崖にある大きな横穴

という説がある。この中で2番目と3番目が可能性があるといわれている。しかし2番目は砂鉄のありかが分からないために決定的な信憑性に欠ける。対して3番目は古和釜に「小穴」というのがあり、当時の地形からする小穴起源が想起されるため、これが最も有力な説だと考えられている。

地誌[編集]

大穴町、大穴南あたりは、かつては「海老ガ作」と呼ばれた。1950年代の国土地理院発行の地図にもそう表記されている。
また、現在の大穴北には三咲川沿いに「大穴」という細長い集落があった。川沿いには田が多かったが、ほとんど針葉樹で覆われていた。

現在は住宅が多いが、田や果樹園(特に梨)や畑も多く存在する。

大穴北は、江戸時代後期に女流俳人として活躍した斎藤その女の郷里。

主な出来事[編集]

  • 1978年(昭和53年)1月7日 - 大穴郵便局に強盗が押し入る。1,135,000円を奪って逃走[7]

大穴北[編集]

現行行政地名は大穴北一丁目から大穴北八丁目。東部には水田が、西部には住宅が広がっている。最寄駅は新京成電鉄新京成線三咲駅郵便番号は274-0068[2]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)11月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
大穴北一丁目 618世帯 1,371人
大穴北二丁目 685世帯 1,554人
大穴北三丁目 782世帯 1,855人
大穴北四丁目 625世帯 1,440人
大穴北五丁目 56世帯 136人
大穴北六丁目 39世帯 78人
大穴北七丁目 11世帯 27人
大穴北八丁目 500世帯 1,132人
3,316世帯 7,593人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]

丁目 番地 小学校 中学校
大穴北一丁目 全域 船橋市立大穴北小学校 船橋市立大穴中学校
大穴北二丁目 全域
大穴北三丁目 全域
大穴北四丁目 2~5番
6番1~14号
6番23~30号
7番1~15号
7番25~35号
12番12~26号
13番1~30号
14~28番
29番15号
29番24~32号
29番34・35号
1番
6番15~19号
6番31~47号
7番16~24号
8~11番
12番1~11号
13番31~33号
29番1~14号
29番16~23号
30~33番
船橋市立豊富小学校 船橋市立豊富中学校
大穴北五丁目 9番
26番
29~30番
1~8番
10~25番
27~28番
船橋市立大穴北小学校 船橋市立大穴中学校
大穴北六丁目 全域
大穴北七丁目 全域
大穴北八丁目 全域

施設[編集]

1丁目

2丁目

  • 大穴県営住宅

7丁目

  • 北船橋給水場

大穴南[編集]

現行行政地名は大穴南一丁目から大穴南五丁目。住宅の割合が高いが、空き地も目立っている。最寄駅は新京成電鉄新京成線三咲駅・滝不動駅高根公団駅。郵便番号は274-0067[4]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)11月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
大穴南一丁目 868世帯 1,884人
大穴南二丁目 871世帯 1,921人
大穴南三丁目 231世帯 651人
大穴南四丁目 435世帯 981人
大穴南五丁目 441世帯 953人
2,846世帯 6,390人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]

丁目 番地 小学校 中学校
大穴南一丁目 全域 船橋市立大穴小学校 船橋市立大穴中学校
大穴南二丁目 全域
大穴南三丁目 全域
大穴南四丁目 全域
大穴南五丁目 全域

施設[編集]

1丁目

  • 船橋大穴郵便局

2丁目

3丁目

大穴町[編集]

1985年の住居表示実施時、大穴南1〜5丁目及び大穴北1〜8丁目に編入されなかった地域。空き地が目立つ。最寄駅は新京成電鉄新京成線滝不動駅・高根公団駅。郵便番号は274-0066[5]

世帯数と人口[編集]

2017年(平成29年)11月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
大穴町 39世帯 92人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]

番地 小学校 中学校
全域 船橋市立大穴小学校 船橋市立大穴中学校

施設[編集]

  • 大穴多目的運動広場(施設の老朽化により閉鎖された船橋市民プール跡地に作られた)

河川[編集]

参考文献[編集]

  • 『ふるさとの地名(改訂版)』船橋市史談会、平成14年1月21日発行
  • 国土地理院発行25000分の1地形図「習志野」(明治36年測量、昭和27年修正測量、昭和29年7月25日印刷、同年7月30日発行)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 船橋市町丁別人口”. 船橋市 (2017年11月24日). 2017年11月30日閲覧。
  2. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月30日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月1日閲覧。
  4. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月30日閲覧。
  5. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2017年11月30日閲覧。
  6. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  7. ^ 特定郵便局ねらう 扱い急増、警備は手薄『朝日新聞』1978年(昭和53年」1月8日朝刊、13版、23面
  8. ^ a b c 小・中学校通学区域表(住所別)”. 船橋市 (2016年12月22日). 2017年11月30日閲覧。