大村文武

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おおむら ふみたけ
大村 文武
生年月日 (1934-03-24) 1934年3月24日(90歳)
出生地 東京市小石川区
国籍 日本の旗 日本
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1960年代 - 1970年代
主な作品
映画
月光仮面』シリーズ
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大村 文武(おおむら ふみたけ、1934年3月24日[1] - )は、日本俳優東京市小石川区出身。明治大学文学部演劇科卒業。

来歴[編集]

1956年東映ニューフェイスの第3期生となる[1]。同期には里見浩太朗桜町弘子大川恵子らがいた。主演作は『月光仮面』シリーズのみで、1966年に退社[1]。フリーとなりテレビドラマへ進出。悪人役をメインとした。その後は群馬県でスナック・喫茶店等を経営し[1]1989年には村西とおる率いるダイヤモンド映像でAV監督として活動した[2]

2013年に発売された『'60年代 蘇る昭和特撮ヒーロー』では連絡先不明としており、消息は明らかになっていない[1]

エピソード[編集]

  • 東映入社当初は1年近く役がつかなかったが、撮影所で胃痛で苦しんでいたところを美空ひばりに胃薬をもらったのが縁で、美空の主演作に出演するようになった[1]
  • 『月光仮面』では、大村の提案により股間を強調する特注のカップがタイツに入れている[1]

出演作品[編集]

映画[編集]

  • 青い海原 (1957年) ※デビュー作[1]
  • 警視庁物語 夜の野獣 (1957年)
  • 娘十八御意見無用 (1958年)
  • 警視庁物語 七人の追跡者 (1958年)
  • 警視庁物語 魔の伝言板 (1958年)
  • 母と拳銃 (1958年)
  • 月光仮面シリーズ (1958 - 1959年) - 月光仮面[3] / 祝十郎
  • 東京べらんめぇ娘 (1959年)
  • 海のGメン 暁の急襲隊 (1959年)
  • 高度7000米 恐怖の四時間 (1959年)
  • リスとアメリカ人 廃墟の銃声 (1959年)
  • 拳銃を磨く男 あの女を殺せ (1959年)
  • 天下の快男児 万年太郎 (1960年)
  • 警視庁物語 深夜便十三〇列車 (1960年) - 岡崎
  • 特ダネ三十時間 白昼の脅迫 女の牙 (1960年) - 石崎三郎
  • 男の挑戦 (1960年) - 竜洪全
  • すべて公天使 (1960年)
  • 殴るつける十代 (1960年)
  • 秘密 (1960年)
  • 拳銃を磨く男 呪われた顔 (1960年)
  • 俺から行くぞ (1960年)
  • 拳銃を磨く男 深夜の死角 (1960年)
  • おれたちの白昼 (1960年)
  • 警視庁物語 聞き込み (1960年)
  • 不死身の男 (1960年)
  • 東から来た流れもの (1960年)
  • 悪魔の札束 (1960年)
  • 野獣の眼 (1960年)
  • 砂漠を渡る太陽 (1960年)
  • 白い粉の恐怖 (1960年)
  • 海底の挑戦者 (1960年)
  • 嵐の中の若者たち (1960年)
  • 生き抜いた十六年 最後の日本兵 (1960年)
  • 不良少女 (1960年)
  • 大いなる驀進(1960年)
  • 姿なき暴力 (1960年)
  • 億万長者 (1960年)
  • 警視庁物語 不在証明 (1961年)
  • 警視庁物語 十二人の刑事 (1961年)
  • 万年太郎と姉御社員 (1961年)
  • 暗黒街最後の日(1962年)
  • 柔道一代 (1963年) - 与那嶺拳心
  • 殺人鬼の誘惑 (1963年) - 平峰典三郎
  • 真田風雲録 (1963年) - 木村長門守重成
  • 警視庁物語 行方不明 (1964年)
  • 夢のハワイで盆踊り(1964年) - 立花宏
  • 可愛いくて凄い女(1966年) - 榊吾郎
  • 浪曲子守唄 (1966年) - 若杉
  • 人妻椿(1967年)

テレビドラマ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 石橋春海「特別インタビュー 大村文武(ミリオン出版「ズームイン」1985年4月号より再録)」『'60年代 蘇る昭和特撮ヒーロー』コスミック出版〈COSMIC MOOK〉、2013年12月5日、24頁。ISBN 978-4-7747-5853-4 
  2. ^ https://news.livedoor.com/article/detail/17541802/
  3. ^ 作中では明言されない

関連項目[編集]