大日本翼賛壮年団

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大日本翼賛壮年団(だいにほんよくさんそうねんだん)は大政翼賛会の傘下団体の1つ。翼賛壮年団とも呼ばれる。略称は「翼壮」。

概要[編集]

陸軍省軍務局長・武藤章の主導により1942年(昭和17年)1月に結成された。軍務局から兵務局に対し「連隊区司令官から在郷軍人会各分会に対し、在郷軍人を翼壮に入団するよう要望させよ」という要求があったが、兵務局長の田中隆吉は、「個人が自由意志で入るのは差し支えないが、命令や要望は軍人の政治関与につながる」と拒否している[1]

同年4月の第21回衆議院議員総選挙(翼賛選挙)では推薦候補への支援活動をおこなう一方、非推薦候補に対して激しい選挙干渉をおこなうなど、行動隊的な役割を果たした。翼壮が活躍した長野県においては、推薦候補の当選率が100%となった[2]

1945年(昭和20年)6月13日に解散、国民義勇隊へ統合された。

脚注[編集]

  1. ^ 田中隆吉 『敗因を衝く 軍閥専横の実相』 中公文庫 ISBN 4122015359、95p
  2. ^ 林茂 『日本の歴史25 太平洋戦争』 中公文庫新版 ISBN 978-4122047426、341-342p

関連項目[編集]