大岩オスカール

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Oscar Oiwa
2010年夏
生誕 1965年8月11日(49歳)
国籍 ブラジルの旗 ブラジルアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身校 サンパウロ大学建築学部
職業 芸術家画家現代美術家

大岩オスカール(おおいわ おすかーる 1965年 - )はブラジル出身の画家現代美術家。アーティスト・グループ『昭和40年会』のメンバー。サンパウロ大学建築学部卒業。

人物[編集]

サンパウロ生まれ。ブラジル移民二世として育つ。大学では建築を専攻する一方で、幼い頃から美術に親しんでいた大岩は、アーティストとしての活動も開始する。20代半ばの1991年には東京に活動拠点を移し、2002年にニューヨークに拠点を移すまでの11年間は日本で活動する。自己のアイデンティティと土地、都市や環境との関係性を鑑み、独特の視点から描いている。[1]

ロンドンでの約1年間の滞在を含め11年間の活動の後、2002年以降現在にいたるまでニューヨークを活動の拠点としている。二度の大きな旅立ちの決心はいずれも、自身の作家としての活動を広げることにあったと言うように、大岩は自身の”移動”について、常に自発的、自覚的な作家であり続けている。これまでの約20年にわたる活動をサンパウロ時代から振り返れば、大岩の制作は、テキストや絵画、オブジェのほかに、架空の物語にもとづくインスタレーション、キットを模したコンセプチュアルな作品、パブリックアート、本の制作など、多岐にわたる幅の広いものである。[2]

「子どもの頃からよく絵を描いたり、物を作ったりしていた。最近の忙しい子どもたちとは違って自由時間がたくさんあり、兄弟も多かったのでよく想像力を働かしておもちゃを作ったり、漫画を描いたりして遊んだ。ある意味では、大人になっても同じような生活をしているのではないかとたまに思ったりする。面白いと思うものを作り、それで生活をしている。新しい作品を考えるために、特別のプロセスはないが、アイデアは生活の中からなんとなく生まれてくる。日常的に新聞を読んだり、誰かの話を聞いたり、映画を見たり。街を歩いているうちに、頭の中で全然関係のない風景や出来事が繋がる。そこが自分の作品のアイデアの原点であったりする。」[3]

経歴[編集]

<主な個展>

  • 1997年「Via Crucis I」現代美術製作所(東京)
  • 2000年「エデンの園」ライデン現代美術センター(オランダ)
  • 2000年「マスターピース(古代美術館からの贈りもの)」フジテレビ・ギャラリー(東京)
  • 2002年「ノアの箱舟」フレデリック・ジロッ・ギャラリー(パリ)
  • 2003年「モンテ・パスコアル」トーマス・コーン・ギャラリー(サンパウロ)
  • 2006年「見えない反射」 池田20世紀美術館(静岡)
  • 2007年「ファイアーショップ」P.P.O.W (ニューヨーク)
  • 2008年「夢みる世界」東京都現代美術館(東京)/福島県立美術館(福島)
  • 2009年「夢みる世界」高松市美術館(香川)
  • 2009年「アジアの台所」東京画廊+BTAP(北京)
  • 2010年「抽象的な世界に囲まれている、具象的な自分」ギャラリーキャプション(岐阜)
  • 2011年「大岩オスカール展」国立美術館(リオデジャネイロ)
  • 2012年「Traveling Light」琴山(Keumsan)ギャラリー(ソウル)/渋谷ヒカリエ CUBE(東京)/アートフロントギャラリー(東京)

<主なグループ展>

受賞歴等[編集]

  • 1995年「VOCA展'95」 奨励賞 上野の森美術館(東京)
  • 1995年アーティストレジデンス賞、デルフィナ・スタジオ・トラスト(ロンドン)
  • 1996年「第4回横浜彫刻ビエンナーレ」大賞、栄区民賞、横浜美術館(神奈川)
  • 1997年ポロック・クラズナー財団 スカラシップ(ニューヨーク)
  • 2002年アジアン・カルチュラル・カウンシル フェローシップ(ニューヨーク/東京)
  • 2002年ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団 フェローシップ(ニューヨーク)

代表作[編集]

著作[編集]

  • 『はじめてアート』スカイドア、1995年 ISBN4915879224
  • 『ART&ist』現代企画室、2000年 ISBN4773800143
  • 『大岩オスカール グローバリゼイション時代の絵画』現代企画室、2008年 ISBN 9784773808018
  • 『えあそびノート』大岩オスカールスタジオ、2012年

脚注[編集]

  1. ^ 「古と今 比べてわかるニッポン美術入門」和田京子編著 2010年 平凡社発行 P.170
  2. ^ 「大岩オスカール 夢みる世界」展カタログ 美術館連絡協議会発行 P.70 鎮西芳美「大岩オスカール、”世界”を描く人」
  3. ^ 「絵画の制作学」2007年 日本文教出版株式会社発行 P.402 ”現在活躍する作家への質問 大岩オスカール幸男”

参考文献[編集]

  • 「大岩オスカール幸男と美術館の家出」 2000年 宇都宮美術館発行
  • 「今、ここにある風景=コレクション+アーティスト+あなた」展カタログ 2002年 静岡県立美術館発行
  • Gardening with Oscar Oiwa: New Paintings, Arizona State University Art Museum ,Phoenix. ISBN 0977762424
  • 「見えない反射」展カタログ 2006年 池田20世紀美術館発行
  • 「美術になにが起こったか 1992-2006」椹木野衣著 2006年 国書刊行会発行
  • 「絵画の制作学」2007年 日本文教出版株式会社発行
  • 「大岩オスカール 夢みる世界」展カタログ 2008年 美術館連絡協議会発行
  • 「昭和40年会の東京案内」昭和40年会著 2008年 Akio Nagasawa Publishing 発行
  • 「日本の現代アートをみる」高階秀爾著 2008年 講談社発行
  • 「ASIAN KITCHEN」展カタログ 2009年 東京画廊+BTAP発行 ISBN 9784904149003
  • 「古と今 比べてわかるニッポン美術入門」和田京子編著 2010年 平凡社発行
  • 「瀬戸内国際芸術祭2010 作品記録集」 2011年 美術出版社発行
  • 「昭和40年会 We are Boys!」国際交流基金、クンストハレ・デュッセルドルフ 2011年 SilvanaEditoriale発行

外部リンク[編集]