大和高田クラブ

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大和高田クラブ
チーム名(通称) 大和高田ク
加盟団体 日本野球連盟
加盟区分 クラブチーム
創部 1997年
チーム名の遍歴 大和高田クラブ (1997 - )
本拠地自治体 奈良県大和高田市
練習グラウンド 大和高田クラブ・大和高田シニア球場
チームカラー 水色
監督 佐々木恭介
都市対抗野球大会
出場回数 1回
最近の出場 2010年
最高成績 2回戦敗退
社会人野球日本選手権大会
出場回数 4回
最近の出場 2022年
最高成績 8強
全日本クラブ野球選手権大会
出場回数 21回
最近の出場 2023年
最高成績 優勝(5回)

大和高田クラブ(やまとたかだクラブ)は、奈良県大和高田市に本拠地を置き、日本野球連盟に加盟する社会人野球クラブチームである。全日本クラブ野球選手権で計5回の優勝歴を誇り、都市対抗野球大会社会人野球日本選手権大会への出場経験を有する西日本を代表するクラブチームである。

概要[編集]

大和ガスを主として、地域の複数企業と個人による賛助会員の支援で活動している[1]。硬式野球するには狭いが専用のグラウンドを有するなど恵まれたバックアップにも助けられている。

1997年1月大和ガスの軟式野球部が母体となり、社会人野球クラブチーム大和高田クラブ』が発足[1]。大和ガス社員以外からもメンバーを募るためにクラブチームとなった[2]。活動初年度ながら、クラブ選手権に初出場しベスト4入りを果たした。

その後クラブ選手権では、2001年(第26回大会)に初優勝すると、2002年(第27回大会)に2連覇を達成。その後、8年間で出場した5回すべてで決勝まで進んだが、いずれも準優勝に終わっている。2011年(第36回大会)では2連覇後、6度目となる決勝でようやく白星を挙げ、3回目の優勝を遂げた。

社会人野球日本選手権大会では、2007年、近畿地区予選を勝ち抜き、企業チームの参加する全国規模の大会に初出場を果たした。2009年日本選手権では、2年ぶり2回目の出場を決めると、本大会ではTDK三菱重工神戸相手に勝利を収め、クラブチーム史上最高となるベスト8入りをし、所属選手3名が大会優秀選手に選ばれ、応援団は元気賞を受賞する躍進を見せた。

都市対抗野球大会では、2010年近畿地区予選パナソニックを破り、初の本戦出場を決めた。パナソニックには2003年都市対抗野球予選で敗れて本戦出場を阻まれており、7年越しのリベンジが果たされた。これにより、都市対抗野球・日本選手権・クラブ選手権の3大大会すべての出場権を獲得したチームとなった[3]。本戦では、バイタルネットを相手に延長タイブレークの試合を制し同大会の奈良県勢初勝利を挙げた。

略歴[編集]

  • 1997年 - 『大和高田クラブ』として創部。クラブ選手権に初出場(4強)。
  • 2001年 - クラブ選手権で初優勝。
  • 2001年 - クラブ選手権で2回目の優勝。
  • 2007年 - 日本選手権に初出場(初戦敗退)。
  • 2009年 - 日本選手権に2度目の出場(ベスト8)
  • 2010年 - 都市対抗野球に初出場(2回戦敗退)。
  • 2011年 - クラブ選手権で3回目の優勝。
  • 2018年 - クラブ選手権で4回目の優勝。日本選手権に3度目の出場(2回戦敗退)。
  • 2022年 - クラブ選手権で5回目の優勝[4]。日本選手権4度目の出場権を獲得。

主要大会の出場歴・最高成績[編集]

元プロ野球選手の競技者登録[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 大和高田クラブとは?”. 大和高田クラブ. 2016年12月18日閲覧。
  2. ^ ただし2018年時点では、奈良県内の企業で働いている2人の投手を除いて全員同社勤務となっている。
  3. ^ 他には、NOMOベースボールクラブが2006年に、全足利クラブが2021年に達成している。
  4. ^ 大和高田クラブ、3大会ぶり5回目の優勝 全日本クラブ野球選手権(毎日新聞)”. Yahoo!ニュース. 2022年8月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部サイト[編集]