大司馬 (イングランド)

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大司馬Lord High Constable of England)は、中世イングランド王国の官職名。国王の閣僚(Great Officers of State)としては9人中で7番目に位置し、その職域は兵権を司った。現在も存在する官職だが、常任ではなく戴冠式の時にだけ活動する儀礼官職となっている。

元来の大司馬とは国王軍の司令官であり、平時には王室の馬の管理を行っていた。また名誉法廷の総裁でもあり、封建時代には軍事法廷は大司馬の管轄下にあった。

大司馬の官職はマティルダ皇后の時代に大役務(Grand serjeanty)としてマイルス・ドゥ・グロースターに与えられたものである(この時同時にヘレフォード伯の爵位も与えられている)。後にグロスター家の男系は途絶え、マイルスの娘の嫁ぎ先であるブーン家に継承される。この後も男系が絶えるたびに女系継承を続け、バッキンガム公のスタフォード家が継承することになる。そして最後の大司馬エドワード・スタフォードが私権剥奪に伴う官職剥奪に遭うと、国王ヘンリー8世は大司馬の官職を王権に統合してしまった。

イングランド大司馬 1139年-1521年[編集]

このタイミングで大司馬の官職は王権に統合されたため、戴冠式の時だけの儀礼官になった。