大人の事情

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大人の事情(おとなのじじょう)は、様々な理由で説明が難しい事柄を簡潔に説明するために、またそれらを正当化するための口実として利用される言葉である。

目次

[編集] 主な用法

一般的に使われる事象として、

  1. 他者との契約における条件事項に反する恐れがある場合。
  2. 他者との血縁、宗教、思想、盟友、政治的、経済的な関係があり、それに影響を与える場合。
  3. 過去にあるトラブルにより、係争、確執、嫌悪的な関係にある場合。
  4. 職務上の経済的利害、プライベートな雑多な事情
  5. 多額の金銭が関わり、外部に知られると不利な影響が生じる場合。
  6. 理解するのに様々な知識が必要で、安直に説明しても分からない場合。

などが挙げられる。これらにおいてストレートに表現すると、本人のイメージや人格、品格を傷つける恐れがある、その話題で話がこじれる、またはその話題が出たときの場に合わないときに、「大人の事情」という表現で片付けられる。

話題となった物事について、ある程度の知識・経験を持つ人であれば、その言葉だけで裏にある事情の概要をある程度知ることは可能である。

ここで使われる「大人」とは、単なる成年という意味ではなく、必要な理性や知識、経験、品格などを備えた人物を例えるものとして用いられる。

[編集] 日本のテレビ業界にて

例として、テレビ番組にとある芸能人が出たとしても、同時間帯の裏番組では出演ができないことになっている(裏番組を応援すると見られたり、視聴者が分かれ、双方とも視聴率が下がる恐れもあるため)。なお、このルールを破った場合、その番組などから降板させられるケースもある。また、番組のスポンサーなどを批評することもできないのも大人の事情の一つである。

各種団体などからの抗議やスポンサー降板などを恐れ、また時代の変遷(主に厳しくなる方)により、予めそういった項目を修正・変更したり、再放送が出来なくなったり、放送時間帯により実質的な表現制約の差がある理由も、「大人の事情」と言われる。これはテレビ業界のみの事情ではないが、公共性が高く社会的影響が大きいためか、抗議されやすいテレビ業界では特にこのウェイトが大きく、過剰な自主規制と見られるケースも少なくない。

また、視聴者にとっても、番組スポンサーへの配慮や、業界に影響力の大きい芸能事務所への配慮などの存在は容易に想像が付き、取り立てて説明するまでもないという意味で使用されている。

[編集] 漫画とアニメにて

漫画をアニメ化する場合、性的な表現や暴力的な表現、その他差別表現に類する用語などを削除したり表現方法を変えると言った手法が用いられる。また連載中の漫画を長期アニメ化する場合、漫画の一話とアニメの一話の情報量に差が出てしまいアニメが漫画の連載に追いついてしまうといった状況に陥ることがあるため、アニメのオリジナル展開を挿入するなどの措置が取られる。

また、作品によっては説明しづらい事柄などはあえて「大人の事情」という言葉を用い、ネタをして扱っている物もある。

[編集] 関連項目