変位電流

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電磁気学
VFPt Solenoid correct2.svg


電気 · 磁性

変位電流(へんいでんりゅう)とは電束電流(でんそくでんりゅう)とも言い、電束密度の閉曲面における法線成分の面積分が時間的に変位し発生する電流である。電束密度をD、閉曲面をSとすると次の式で表せる。

 I = \frac{d}{dt}\int_{S}^{ } D_n \, dS

電流により、磁界が発生するが、変位電流は具体的に電荷の移動に伴って発生するものではないので、「変位」いう名称が付けられている。単位は同じくクーロン毎秒である。

ジェームズ・クラーク・マクスウェルが、電磁気に関する第三論文「電磁場の動力学的理論」で初めて導入し、著書『電気磁気論』にも記したもの。

この変位電流の導入によって、マクスウェルの方程式は完成し、そこから電磁波光速度が導かれることになった。

関連項目[編集]