堤未果
堤 未果(つつみ みか)は、日本のジャーナリスト、著作家。父は放送ジャーナリストのばばこういち、母は詩人の堤江実、夫は参議院議員川田龍平。
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来歴 [編集]
東京都に生まれる。学校法人和光学園の小学校、中学校、高校を卒業後、アメリカ合衆国に留学、ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業、ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士課程修了。国際連合婦人開発基金、アムネスティ・インターナショナルニューヨーク支局員を経て、米国野村證券に勤務、2001年のアメリカ同時多発テロ事件の時は隣のビルの20階にあるオフィスに勤務していた[1]。事件を目撃したことで、自らの目で米国という国を見ようと志し、ジャーナリストとなる[2]。
2006年『報道が教えてくれない アメリカ弱者革命』を上梓、日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞を受賞[3]、以後、米国-東京間を行き来して執筆、講演活動を行う。2008年、薬害HIV訴訟の元原告で参議院議員の川田龍平と結婚[4][5]、同年『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)が40万部を超えるベストセラーになった。米国が作った「経済的徴兵制」という仕組みと、戦争の民営化について指摘し、多くのメディアで絶賛された[6]。同書は第56回日本エッセイスト・クラブ賞と、中央公論新社が主催し出版各社の新書編集長と主要書店の店員が選ぶ「新書大賞2009」の二つを受賞し[7]、韓国・台湾・中国でもそれぞれ翻訳出版、コミック版も刊行された。政治と企業の癒着をテーマにオバマ後のアメリカを追った「ルポ・貧困大国アメリカII」(2010年岩波新書より刊行)もベストセラーに。「ルポ・貧困大国アメリカ」は2013年の「岩波書店100周年~私の選ぶ岩波本ランキングトップ10」入り。 Iと同様に中国、韓国でも翻訳出版されている。また、中高生向けに書いたメディアリテラシー本「社会の真実の見つけ方」(岩波ジュニア新書)も韓国で翻訳出版。 2010年10月からはJ-WAVEラジオのパーソナリティ。 2011年「政府は必ず嘘をつく」(角川SSC新書)を刊行。同書は「2012年早稲田大学理事長賞」を受賞。
また、講談社の雑誌『クーリエ・ジャポン』2010年3月号のメイン特集「オバマ大統領就任から1年 『貧困大国』の真実」で責任編集を務め、自著の2作『貧困大国アメリカI』『貧困大国アメリカII』に引き続き、オバマ後の教育、医療、刑務所ビジネスなど、日本のマスコミが伝えない米国の現状を多面的な角度から紹介している[8][9]。さらに核をめぐる世界の状況やメディアリテラシーなど、幅広いテーマで執筆・講演・ラジオパーソナリティなどを続けている。
著書 [編集]
単著 [編集]
- 1994年9月 『空飛ぶチキン 私のポジティブ留学宣言』創現社出版 ISBN 4882450569
- 改題改訂『はじめての留学 不安はすべて乗り越えられる!』PHP研究所 2009年9月
- 2004年6月 『グラウンド・ゼロがくれた希望』ポプラ社 ISBN 4591081419 / 扶桑社文庫(2009年6月)
- 2006年4月 『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命 なぜあの国にまだ希望があるのか』海鳴社 ISBN 4875252307
- 日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞受賞
- 2008年1月 『ルポ貧困大国アメリカ』岩波新書 ISBN 978-4004311126
- 日本エッセイストクラブ賞、2009年新書大賞受賞
- 『コミック 貧困大国アメリカ』(松枝尚嗣 [画] PHP研究所 2010年1月)
- 2009年3月 『アメリカは変われるか? 立ち上がる市民たち!』大月書店 ISBN 978-4272408023
- 2010年1月 『ルポ貧困大国アメリカ II』岩波新書、ISBN 978-4004312253
- 2010年3月 『アメリカから〈自由〉が消える』扶桑社新書、ISBN 978-4594061647
- 2010年12月 『もうひとつの核なき世界』小学館、ISBN 978-4093881104
- 2011年2月 『社会の真実の見つけ方』(岩波ジュニア新書)
- 2012年3月 「政府は必ず嘘をつく」(角川SSC新書)
共著 [編集]
- 2006年10月 笹川能孝(編)『熱い思いの挑戦者たち 1』アートアンドブレーン、ISBN 4901016245
- 堤未果(著)「未来を選びとる自由」を収録
- 2008年6月 市田忠義『人情対談平和がいちばん!!』新日本出版社、ISBN 978-4406051446
- 市田忠義と堤未果の対談「映画『シッコ』から若者論まで」を収録
- 2008年12月 『ロスジェネ 第2号 超左翼マガジン 反貧困』ロスジェネ、ISBN 978-4780302264
- 堤未果(述)「大転換時代に女たちが挑む」を収録
- 2009年3月 『正社員が没落する 「貧困スパイラル」を止めろ!』(湯浅誠との共著)、角川書店、ISBN 978-4047101791
- 2009年12月『格差社会という不幸』(神保哲男、宮台真司、鎌田 慧、他との共著)(春秋社)ISBN 4393332954
- 2010年6月『この星の時間~ベストエッセイ2010~』(文藝春秋編)ISBN-10: 4895284875
- 2010年『学研:感動する仕事! (4) ドキドキやワクワクを伝えたい』(日本児童文芸家協会編 ISBN 4055007086 -->
- 2012年5月「人は何故過ちを繰り返すのか?」佐治晴夫氏との共著(清流出版)
テレビ・ラジオ番組出演 [編集]
- 2006年10月 - 2009年3月 ニュースの深層」サブキャスター、「デモクラシーナウ!」解説者(朝日ニュースター)
- 2008年10月 水曜ノンフィクションスペシャル(TBSテレビ)
- 2008年11月 視点・論点「貧困大国の未来」(NHK教育)[10]
- 2009年3月 視点・論点「貧困と戦争」(NHK教育)
- 2009年5月 福祉ネットワーク「子供の貧困」(NHK教育)
- 2009年6月 きょうの世界(NHK BS1)
- 2009年7月 ON THE WAY ジャーナル(JFN)
- 2009年12月 佐藤しのぶ 出逢いのハーモニー(テレビ神奈川)
- 2010年1月 Power Morning(J-WAVE)
- 2010年2月 BS20周年ベストセレクション「マンホールチルドレン」(NHK BS)
- 2010年2月 学問のススメ(JFN)
- 2010年5月 菅原明子のエッジトーク(ラジオ日本)
- 2011年1月 池上彰の「編集長お時間です」
- 2011年1月 視点・論点「核なき世界の主人公とは」(NHK教育テレビジョン)
- 2011年2月 「Power Morning」(J-WAVE)
- 2011年2月 「課外授業 ようこそ先輩」(NHK総合)
- 2011年7月 「Power Morning」(J-Wave)
- 2011年9月 「TBS:神保哲生のニュース探究ラジオDIG」
- 2011年9月 J-WAVE[Talking about our future]
- 2011年9月 「BS11 報道原人」
- 2011年10月~J-Wave 「Jam the WORLD」水曜日 パーソナリティ
- 2012年11月 「2012年アメリカ大統領選挙の行方」(NHK BS1)
- 2012年11月 テレビ東京「NEWSアンサー」
- 2012年11月 「ロンブー淳のNEWS CLUB](文化放送)
- 2012年12月 「姜尚中の悩みの海を漕ぎ渡れ」(JFN)
- 2013年1月 愛知テレビ「トコトン1スタ!」
脚注 [編集]
- ^ 堤未果「9.11後のアメリカを弱者の立場から伝える」(『ふぇみん』2007年2月15日号「ごめんください」抜粋)
- ^ 「ルポ貧困大国アメリカ」著者 堤未果さん[1](asahi.com マイタウン大阪、2008年6月4日: 「01年9月11日、同時多発テロに遭遇して自分の目でアメリカという国を見ようとジャーナリストになりました」)
- ^ 同書は韓国でも出版され話題になる。「日本ジャーナリスト会議 黒田清・JCJ新人賞」贈賞式スピーチ(日本ジャーナリスト会議 (JCJ) 賞2006年10月6日付け。堤未果のスピーチは8番目)
- ^ 「プロポーズは川田議員から ジャーナリストの堤さんとの結婚を発表」(JANJAN。執筆: 黒井孝明。2008年3月5日)
- ^ 「川田龍平氏の結婚は日本全体を明るくする朗報(JANJAN。執筆: 佐藤弘弥。2008年3月7日)」
- ^ 「編集部お薦めの5冊!ベストセラー新書」(日経メディカル オンライン。2008年8月6日)
- ^ 「新書大賞」贈賞式 堤未果さん「活字は日本人の武器」[2](MSN産経ニュース、2009.3.31 08:04)
- ^ 次号予告です「クーリエ・ジャポンの現場から」2010年1月29日
- ^ クーリエジャポン、JFN, クロワッサン、NHKBS、王様のブランチ 他「堤未果のブログ」2010年2月15日
- ^ 解説委員室ブログ
外部リンク [編集]
- 堤未果オフィシャルウェブサイト
- 堤未果のブログ
- 堤未果 @TsutsumiMika (TsutsumiMika) - Twitter
- Spotlight on the States (The Japan Times, Sunday, April 4, 2010, 3 pages)