埼玉県立所沢高等学校
| 埼玉県立所沢高等学校 | |
|---|---|
| 過去の名称 | 共立英和学舎 所沢市立埼玉県所沢高等学校 |
| 国公私立の別 | 公立学校 |
| 設置者 | 埼玉県 |
| 併合学校 | 所沢町立埼玉県所沢高等女学校 |
| 校訓 | 教育目標:憲法、教育基本法に則り、自主的精神と健全な身体とを養い、真理と平和とを求める国民を育成する。 教育方針:教育目標を達成するために、地域の特性及び生徒の実態の認識把握に努め、全職員が共通理解のもとに教育指導にあたる。 |
| 設立年月日 | 1898年10月11日 |
| 開校記念日 | 10月11日 |
| 共学・別学 | 男女共学 |
| 課程 | 全日制課程・定時制課程 |
| 単位制・学年制 | 学年制 |
| 設置学科 | 普通科 |
| 学期 | 3学期制 |
| 高校コード | 11162H |
| 所在地 | 〒359-1131 |
|
埼玉県所沢市久米1234番地
北緯35度47分6.2秒東経139度27分37.2秒 |
|
| 外部リンク | 公式サイトリンク |
埼玉県立所沢高等学校(さいたまけんりつところざわこうとうがっこう)は、埼玉県所沢市久米にある県立の高等学校。
目次 |
[編集] 概要
所沢高校は、生徒による自治が伝統的に確立してきた数少ない高校で、男女共学の私服校である。その一方で、自由な校風は、生徒の生活態度のだらしなさや卒業後に浪人する生徒が多いとされ、現在学力面での立て直しをはかっている。
「他人の権利を侵害してはならぬ」という信念のもと生徒の個性を尊重する「文武両道」自由な教育が特色。 生徒主導の教育が行われ生徒たちの独創性と芸術性を表現する文化祭・体育祭(毎年違うファンション性豊かな手作り衣装が名物。被服・デザイン系に進むものもいるため本格的である。)、その他学校内外での活動も各生徒で幅広く行われている。
[編集] 建学の精神
「世界で通用する人材の育成」
I 確かな学力の育成
- 生徒・教職員の学力向上プロジェクトチームによる学力向上への挑戦
- 豊かな国際感覚を養う国際交流事業の展開
- 最先端の科学分野で活躍する研究機関との連携した教育プログラムの推進(SPP、サイエンスアカデミー事業等)
II 豊かな心の育成
- 所高KIZUNA活動の推進
- ボランティア活動の推進
- リーダーを育てる様々な課外活動の展開
III 健やかな体の育成
- 自ら工夫しチャレンジしていくスポーツの実践
- 部活動での輝かしい成績
- 充実した体育的行事の推進
[編集] 「生徒会権利章典」
(前文略)
- 学校は生徒と教職員によって構成されており、その構成員一人一人の個性は認められ一人一人の主張は尊重される。
- 生活向上のための自治的かつ民主的な活動の自由は保障される。
- 服装、頭髪を含む表現の自由は保障される。
- 思想の自由は保障される。
(以下略)
[編集] 沿革
- 1898年 - 共立英和学舎開校。
- 1916年 - 所沢町立所沢実科高等女学校開校。
- 1948年 - 学制改革により、埼玉県所沢高等学校設置。
- 1953年 - 県立に移管し、埼玉県立所沢高等学校に改称。
- 1990年 - 生徒会権利章典制定。
- 1996年 - 同校で『日の丸・君が代問題』が生じる。
- 1997年 - 上記の問題により入学行事・卒業行事が事実上分裂開催される。
- 2010年 - 卒業式での校歌斉唱、再開
[編集] 生徒会活動
- 本部
選挙で選ばれた生徒9名で構成される。
[編集] 部活動
- 運動部
(男女)ソフトテニス部、(男女)バスケットボール部、(男女)バレーボール部、(男女)バドミントン部、野球部、陸上競技部、卓球部、新体操部、山岳部、剣道部、柔道部、サッカー部、フットサル部、弓道部、ソフトボール部、バトン部、ダンス部
- 文化部
文芸部、生物部、化学部、物理部、写真部、美術部、書道部、音楽部、演劇部、茶華道部、料理部、ギター部、吹奏楽部、フォーク部、弦楽部、地学部、漫画アニメ研究部、服飾部
[編集] 委員会活動
- 専門委員会
環境美化委員会、新聞委員会、図書委員会、保健委員会、放送委員会、体育委員会
- 特別委員会
体育祭実行委員会、所高祭実行委員会、卒業記念祭実行委員会、選挙管理委員会
- H.R.
ホームルーム委員会(HR)
[編集] 1998年入学式ボイコット事件
埼玉県教育委員会は、1997年当時に就任した新校長は、「上からの改革」を進め、しばしば教職員や生徒会と対立することになった。とりわけ、入学式と卒業式は、両者の対立が表面化した。学校側の主導によって、日の丸を掲げ、君が代を斉唱する厳粛な式典を執り行おうとする校長とそれに反対する教職員と生徒会とがはげしく対立した。所沢高校では、入学式・卒業式は生徒会が主催するもので、入学式は在校生が新入生を歓迎する会であり、卒業式は卒業生を送り出し祝う会というスタイルがひとつの伝統として確立されていた(例:国歌斉唱や祝電などがある入学式ではなく、"1年生になったら"の替え歌で新入生を歓迎するなど)。1998年4月、校長は、日の丸の掲揚と君が代の斉唱に重点を置く学校側主催の入学式を断行し、それに反発する生徒が入学式のボイコットを呼びかけるという事態に発展し、多くのマスメディアの注目を集めることになった。この対立の結果、学校側主催の「入学式」と生徒会主催の「入学を祝う会」の二つが別々におこなわれることになった。この事態に対して、校長は入学式に出席しない新入生の入学を認めないという強硬な姿勢を示したが、新入生の出席率は6割程度にとどまった。一方、生徒会主催の「入学を祝う会」には、新入生のほぼ全員が参加した。入学式に出席しない新入生の入学を認めないという方針は、その後、撤回されることになった。
これはいわゆる「日の丸君が代問題」とも言われ、当時新聞・ニュース等で大きく取り上げられた。それらの報道の一部が同校の関連教師・生徒達が持つ偏った政治的思想であるかのような「間違った印象」を世間に与える切っ掛けともなった。事実およそ2000年以降に入学した生徒達(およそ1984年生まれ以降)は、一連と直接的に関係のない学校生活を送っており、事件自体を良く知らない者も多い。
[編集] 国際交流
フランスのオンブローザ高校と相互交流を実施。オンブローザ高校はリオンにある私立高校。フランス語と英語のバイリンガル教育をしているインターナショナルスクールで、国際バカロレア資格を取れる。日本語を始め色々な外国語を学ぶ機会があり、様々な国籍の多種多様なバックグラウンドを持つ生徒を受け入れる。
[編集] その他生徒による自治的諸組織
同校では、専門委員会や部活等の公式団体の他に、主に有志生徒を中心に設立された自治的組織が種々存在する。臨時委員会である所沢高等学校サポート委員会が代表的であり、生徒のマナーが整った時点で解散する事を長年目的としてきたが、2009年度に永久的に存続すべきものと改められた。日常的には通学路で生徒の登校マナーの指導を行っている。この他の主な例として、委員会では、生徒の風紀を維持し諸問題の解決にあたる事等を目的として、ひとりの職員と数人の有志生徒により結成された、情報委員会、また、サークルとしては、『所高裏連合』(校内行事で活動)、『ミステリーサークルなどが挙げられる。こういった団体の活動は、生徒間の親睦を豊かにし、また校内で歴史的に叫ばれてきた自主自立の精神に基づいて、自ら問題を解決し、伝統をつくりあげていく役割として期待されているとともに、生徒の独断により引き起こっている度を過ぎた言動が心配されているものもある。
[編集] 行事
- 入学を祝う会
- 4月、入学式の直後に行われる歓迎行事である。『日の丸・君が代問題』の騒動を受けて1998年より開催。
上級生が色々な企画で新入生を歓迎する。 - 体育祭
- 6月、色分けされた連合はそれぞれのカラーとテーマをイメージした巨大アーチ(絵画)・オブジェ(山車)・衣装などを制作する。色分けされた各連合の本格的な衣装が特徴。代表となる上級生数名は他の生徒とは違う特別なデザインとなり、連合全体を盛り上げ取りまとめる役割をする。応援練習は、学校が閉まったあとも市内の航空公園に移動し練習する(※2007年度から中止となった)。しかし最近は衣装作りが簡略化し、上着が連合Tシャツと首巻きのみとなる連合もある。
- 所高祭
- 9月、クラス、部活や有志、PTAなどで団体を結成し、それぞれが出店をし出しもの・イベント等を企画する。終了後は生徒のみ参加の後夜祭が催される。
- 卒業記念祭
- 3月。『日の丸・君が代問題』の騒動を受けて1998年より開催。1997年までは門出式という式典が開催されていた。
- 卒業記念祭では卒業生女子はドレス、袴、振袖、スーツ、その他、男子はスーツや袴、その他それぞれの格好で出席しており、所校生としての個性的な自己表現の最後の1日とも言える。
- 2010年、第62回卒業式で久方振りに「卒業式」で校歌を歌った。
[編集] 卒業生
- 竹山洋 - 脚本家
- 伊東勤 -西武ライオンズ監督・元選手(熊本県立熊本工業高等学校定時制より所高定時制へ転入、卒業)
- 宮崎吾朗 -アニメーション監督
- 吾妻謙 - NHKアナウンサー
- 丸山修 - アナウンサー(RKC高知放送)
- チン中村-銀杏BOYZ、ギター担当