城谷光俊

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しろや みつとし
城谷 光俊
生年月日 (1960-03-23) 1960年3月23日(64歳)
出生地 日本の旗,大阪府
民族 日本人
身長 175 cm
ジャンル 俳優
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城谷 光俊(しろや みつとし、1960年3月23日 - )は、日本俳優大阪府出身[1]

来歴[編集]

幼少時に見ていた『キイハンター』の千葉真一に憧れ、JACへ電話するも募集終了済みで断られたために雑誌で目にした東映アクションへ入り、1年半後には同期の者から橋本春彦を紹介され、橋本の起こしたチームへ移籍する。その後、しばらくしてフリーランスとなって1年後に岡田勝から声をかけられ、大野剣友会へ所属する[2]

大野剣友会では『特捜最前線』で荒木しげるの演じる津上明の学生時代の友人役を経て、『仮面ライダー (スカイライダー)』第17話のアリコマンド(ネオショッカー戦闘員)のスーツアクターを担当したが、高校生時に見ていた『アクマイザー3』などで顔を隠して演技することを馬鹿にしていたことを悔い改めるほど、主役のスカイライダーのスーツアクターを担当した中屋敷鉄也の演技を見て考え方が変わったという。また、第37話では客演の一文字隼人佐々木剛)を無銭飲食で逮捕しようとする警察官役として、上田弘司と共に顔出し出演も果たしている[3]。その後、『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』で主役の仮面ライダーZXのスーツアクターを担当することとなるが、それに先んじて橋本のもとで活動していた当時の『アンドロメロス』で中屋敷の代理を担当した際に岡田からさんざん悪態を吐かれていたため、ZXのスーツアクターを指名されたことには困惑したという。また、結婚パーティー中に行われたこの指名は、何かの役と思っていたところに「いや、おまえがライダーに入るんだよ」と言われて冗談かと思ったために自信の無さから断ろうとしたが、「中屋敷が『スーパー1になら入るけど、もう新しいライダーはやらない』って言うんだ。城谷、お前がやるしかない。いいから、大丈夫だから」と岡田から励まされた[4]。こうして入った撮影では、前が見えないためにアクションには不向きなスーツの不備にも悩まされたが、主役を演じる名誉を感じた一方で必死な演技ゆえの後悔も感じ、最終的には中屋敷の足もとにも及ばなかったと思ったものの、『仮面ライダーZX』のレギュラー放送が決まっていれば、自分なりに反省した部分を次の機会に活かすべく、喜んでZXを担当していたという[5]。なお、撮影中には祖父の危篤に見舞われ、スケジュールのひっ迫から死に目に会えなかったが、皆の厚意で葬儀だけには参加でき、それからまもなく現場へ戻ってタイガーロイド(ZXのライバル)との絡みを撮影したという[6]

その後、剣武会への移籍[7]を経て2016年現在は再びフリーランスとなった模様(剣武会公式サイトに城谷の名が存在するのは2015年まで[8]で、それ以降は削除されているため)。

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

特撮[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

出典[編集]

  1. ^ 城谷光俊 - SAP剣武会プロフィール
  2. ^ 仮面ライダーSPIRITS』 (ISBN 9784063491449) 237頁、第5巻巻末特別インタビュー (2) 「我が誇りのゼクロス」
  3. ^ 仮面ライダーSPIRITS』 (ISBN 9784063491449) 238頁、第5巻巻末特別インタビュー (2) 「我が誇りのゼクロス」
  4. ^ 仮面ライダーSPIRITS』 (ISBN 9784063491449) 239頁、第5巻巻末特別インタビュー (2) 「我が誇りのゼクロス」
  5. ^ 仮面ライダーSPIRITS』 (ISBN 9784063491449) 240頁、第5巻巻末特別インタビュー (2) 「我が誇りのゼクロス」
  6. ^ 仮面ライダーSPIRITS』 (ISBN 9784063491449) 241頁、第5巻巻末特別インタビュー (2) 「我が誇りのゼクロス」
  7. ^ LINK - 大野剣友会
  8. ^ 剣武会オフィシャルホームページ(インターネットアーカイブ2015年6月3日分キャッシュ)
  9. ^ 『大野剣友会伝 アクションヒーローを生んだ達人たち』 181 - 182頁。
  10. ^ 宇宙船YB 2010, p. 25.

参考文献[編集]

  • 「宇宙船vol.128特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2010」『宇宙船』vol.128(2010.春号)、ホビージャパン、2010年4月1日、ISBN 978-4798600277