圧着端子

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様々な圧着端子

圧着端子(あっちゃくたんし、英語: solderless terminal)とは電線端末に取り付ける接続端子のひとつで、電線と端子に物理的圧力をかけることにより固着させることからこの名称がある。本来、はんだ付けしていたものを、作業性改善などの目的で置き換えたものであり、英語では "solderless terminal" (solder ははんだ、lessは「非-」の意味)という。 圧着端子にはその形状等によりいくつかの種類があるが、いずれも圧着工具によって電線と強固に固定されるものであり、端子先端は電気設備の端子盤にネジ止めするようになっているものが多い。振動や熱などによるハンダの劣化が激しい環境や機械的強度が求められる環境では、はんだ付けではなく圧着での配線接続が行われる場合がある。また、配線同士の接続の場合、はんだ付けをすると僅かに抵抗値が上がるため、直接導線同士が接触する圧着が選択される場合もある。 圧着端子と同じような使われ方をされているものに、圧縮端子がある。

圧着端子の種類[編集]

丸形絶縁被覆付圧着端子(リングターミナル)
裸圧着端子
主に電線を端子盤に接続するために用いられる。
  • 丸形(R端子、リングターミナル)
  • 先開形(Y端子)
端子盤と絶縁被覆付圧着端子
絶縁被覆付圧着端子
絶縁被覆(スリーブ)付きのものは、短絡防止のため電線の圧着部(胴体部分)が合成樹脂によって覆われている。主に多芯の電線に用いられる。
  • 直管形
  • 拡管形
ギボシ端子(Bullet terminal)
電線同士を接続する際に利用される。オスメスが着脱容易なため、カーオーディオの接続に利用されていることが多い。
名前の由来はオス端子の形状が擬宝珠に似ているため。
平形接続端子(ファストン端子、Faston terminal[1]
オス(タブ)-メス(レセプタクル)が着脱容易で、電線同士を接続する際に用いられる。タブ側を端子盤に固定するもの(スピーカーのユニットなど)もある。
コンタクトピン
  • オープンバレル式
オープンバレル式のコンタクトピンはコネクタハウジングに複数まとめられて、抜き差しする際に用いられる。
圧着接続子
筒形をしており、電線同士を圧着して接続するものである。電線同士の接続で、端子を抜き差しする必要がない場合は、ギボシ端子、平形接続端子より強度に勝るスリーブで圧着する方がよい。
  • 裸圧着スリーブ
  • 絶縁被覆付圧着スリーブ
エレクトロタップ
樹脂製の接合部品で、フラップ中にある金属部が、挟み込むことで電線の絶縁被膜を押し破り、電線部の被覆をむかずに簡単に接続できる。商品名ではスリーエム ジャパンのスコッチロックなどで商標登録もされている。簡単に分岐や接続ができるので自動車の配線としてETCLEDなどの接続部品として使用されるが、取り付け方や使用電線の太さなど注意しなければ、振動や経年により接触不良や断線が起きる場合もある。そのためエンジンコンピュータなど重要な部分から取り出す場合には注意を要する。

関連項目[編集]

出典・参考[編集]

  1. ^ http://e-arrow.ocnk.net/product-list/134

外部リンク[編集]