土門竜介

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土門竜介(どもんりゅうすけ)は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマトIII』の登場人物。声優田中秀幸

概要[編集]

ヤマトの新人乗組員。本作における準主人公の一人。

若さゆえに血気盛んなところは、イスカンダル航海初期の古代進に通じるところがある。ガルマン・ガミラス帝国の作業船団が太陽核融合異常増進を制御に向かう時にガルマン・ガミラス帝国本星めがけて飛来したボラー連邦の惑星破壊ミサイルを迎撃する際には、その直前に「ガルマン・ガミラス帝国は無くなったほうがいい」と言って艦長の古代に「作業船団も巻き添えになる」とたしなめられたり、他にも無抵抗のシャルバート星を占領して第二の地球にしようとする旨を古代に進言したりする(この時も古代にたしなめられた)など軽率な言動が目立ったが、航海を通して次第に戦士や人間として成長していく。

射撃の腕は少年宇宙戦士訓練学校ではトップだったが、実戦経験豊富な旧ヤマト乗組員に比べると数段劣り、航海に出て間もない頃の腕は第一砲塔キャップの坂巻浪夫から「10年早い」と評される程度であった。しかし、その後は腕を磨いていき、惑星破壊プロトンミサイルを迎撃する際には、負傷が完治していない古代に代わって波動砲の射手に抜擢されるまでになる。

少年宇宙戦士訓練学校の選択科目で異次元戦闘を取っていたため、次元潜航艇が異次元を航行する船ではなく亜空間断層を利用する船であることを見破り、波動爆雷の発射を提案するなどの活躍を見せる。これが評価され、第一艦橋へ配置転換となる。

同じくヤマトの新人乗組員である揚羽武とは少年宇宙戦士訓練学校の同期の親友でもあるが、奇しくも物語終盤で共に命を落とすこととなった。

劇中での活躍[編集]

冒頭で太陽観光ツアーに出発する父母を見送るが、水星空域において惑星破壊プロトンミサイルとの接触により太陽観光船が轟沈させられたため、天涯孤独の身となる。

その後、ヤマト配属指令が出た際には戦闘班砲術科を強く志願していたが、古代からは生活班炊事科への配属を命じられる。揚羽が希望通りの部署(戦闘班飛行科)に配属されたこともあり、自分の配属に不満を募らせた土門はヤマト乗艦直後に上司が女性(森雪)であることに不満を爆発させてアナライザーと揉め、間に入った古代と甲板で取っ組み合いとなるが、本音を拳でぶつけ合った2人は互いを認め合い、親しみ合う仲となる。

出航後、訓練のあまりの厳しさに、「この艦の艦長は思いやりがない」と愚痴っていたが、上司の平田一から古代の目に見えない努力と、それぞれの持ち場を守ることを教えられる。ガルマン・ガミラス東部方面軍のダゴン艦隊との白兵戦で、自分の身を守るために敵を射殺して人を殺す恐怖と哀しみを経験し、平田の戦死に涙する。その後、対空パルスレーザー砲塔やコスモハウンド銃座での戦闘を経験しながら、生活班でも徐々に料理の腕前を磨き、「失業してもコックで食べていけそう」と古代に語るまでになる。

ガルマンウルフの奇襲を受けた際には食糧運搬時に次元潜航艇の潜望鏡を偶然発見し、第一艦橋のメンバーにその旨を伝えると、古代から急遽参謀を依頼されて次元潜航艇を数隻撃沈する成果を上げる。その後は負傷した古代に代わって第一艦橋で戦闘の指揮を執るが、ヤマトに正体を見破られたことを逆手に取ったフラーケン大佐の陽動作戦にひっかかってしまい、ガルマン・ガミラス東部方面軍移動要塞に捕獲されてしまう遠因を作ってしまった。自らの未熟を涙ながらに詫びる土門を、古代は優しく諭す。戦闘には敗北したものの、それはガルマン・ガミラスとの行き違いを正す結果につながった。

惑星ファンタムには、揚羽とともに最後まで残って「中心生命体」からルダ王女を預かることになる。ヤマトが太陽系内へ帰還した際にはハイドロコスモジェン砲の操作を行うが、ボラー連邦艦隊の攻撃により故障した開閉システムを甲板へ出て直接確認しようとしたところ、ボラー艦載機の直撃弾を受けてしまう。命がけで開閉システムの回線の修繕に成功した結果、ハイドロコスモジェン砲は発射された。核融合異常増進が収まり平常へ戻ってゆく太陽の姿を見届け、古代ら乗組員に看取られながら平穏を取り戻していく地球の姿に安心し、古代と雪の幸福を祈りつつ息を引き取った。