土・日きっぷ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
土・日きっぷ本券。写真上は形式変更前(スタンプ方式)、下は形式変更後(★印字式)。

土・日きっぷ(どにちきっぷ)は、かつて東日本旅客鉄道(JR東日本)の盛岡支社を除く各支社が共同で発売していた特別企画乗車券(トクトクきっぷ)である。

2010年3月28日までの利用期間をもって発売を終了した[1]

本項目では、土・日きっぷの発売終了後に発売されたウィークエンドパス、および週末パスについても説明する。


概要[編集]

  • 2001年より2010年3月28日利用分まで発売され、JR東日本管内のフリーエリア(後述)の特急新幹線を含む)・急行普通列車快速を含む)の普通車自由席が、連続する土曜日日曜日の2日間乗り降り自由のきっぷであった。あらかじめみどりの窓口または指定席券売機で指定を受けることで、4回まで普通車指定席[2]が利用できた。なお、指定席を5回以上利用する場合、または事前に指定を受けずに指定席を利用した場合、グリーン車や寝台車を利用する場合等は運賃のみ有効で、別に特急料金等が必要となっていた。また、駅レンタカーを特別割引料金またはレール&レンタカー「トレン太くん」の対象として利用できた。
  • 当初指定席の利用回数は無制限であったが、2002年に乗車予定のない列車への座席指定をするユーザーが続出したため、2003年より指定席の利用回数を4回に制限した。
  • 数度の価格変遷を経て、2010年3月現在の価格は大人18,000円、中高生9,000円、子供3,000円であった。
  • 本来は往復で2〜3万円ほどかかる仙台東京間や新潟仙台間のような長距離移動であっても、特に本来大人料金が適用される中高生は9,000円(片道あたり4,500円)で新幹線指定席に乗って移動できたことから、「夜行バス並の破格の安さで新幹線に乗って東京まで行ける切符」として人気があった。
  • 2008年7月14日より、指定席券売機でも購入・座席指定ができるようになった(中高生用は座席指定のみ)。それに伴い、券売機でも指定席発行回数の印字が可能なように、左下の「指定券発行欄」がスタンプ方式ではなく、発行毎に赤い★が印字される方式に変更された。

フリーエリア[編集]

※上記以外の区間・鉄道会社は利用不可。例えば、JR東海の東京〜熱海間の東海道新幹線や、三連休パスで利用できる富士急行富士急行線は利用できない。

発売期間と有効期限[編集]

  • 発売期間:利用開始日の1か月前から前日まで(当日発売はしない)。
  • 使用期間:指定された土日の2日間。
  • 日曜の夜に夜行列車に乗車し有効期間が経過した場合は、途中下車しない限り、フリーエリア内を利用することが可能。ただし、日付をまたいでから新たに特急等に乗車する場合は、運賃のみ有効となり料金券等は別に必要。
  • 払い戻しは未使用で有効期間内に限り可能(630円の手数料が必要)。ただし、指定券を発行している場合、未使用であっても当該列車発車後の払い戻しはできない。
  • 発売当初は販売エリアが首都圏、後に関東甲信越に限定されていたが、2004年度からは利用可能エリア全域で販売するようになった。

ウィークエンドパス、週末パス[編集]

ウィークエンドパス[編集]

2010年3月に土・日きっぷの発売が終了されたのを受け、同年3月29日からウィークエンドパスが発売された。 基本的に、土・日きっぷと類似点が多いが以下の通り異なる点がある。2010年4月3日から2013年3月31日までの連続する土・休日2日間に利用できる。飛石連休の間にある平日にも利用できる日がある(ただし、土・日きっぷと同様に、ゴールデンウィークお盆年末年始に該当する期間を除く)。

ウィークエンドパスと土・日きっぷの違い[編集]

  • 運賃のみ有効の乗車券となった。よって、特急などに乗車する場合は別に料金券等が必要になる。
  • 価格は大人8,500円、小児2,500円。中高生用の学割は廃止された。
  • 土・日きっぷのフリーエリアに加え、東北新幹線古川駅 - くりこま高原駅間と、会津鉄道会津線西若松駅 - 会津田島駅間がフリーエリアに追加された。
  • 利用開始日当日にも購入できるようになった。
  • 3連休の連続する2日間(ここでいう3連休はスリーデーパスの利用できる期間と同じ)であれば、土曜日・日曜日の2日間でなくとも利用可能になった。(金曜日の祝日・土曜日、あるいは日曜日、月曜日の祝日という組み合わせが可能)

2010年10月以降のウィークエンドパスの変更点[編集]

2010年10月以降のウィークエンドパスは上記の2010年4月から9月までの期間に有効なものと以下の違いがある。

週末パス[編集]

2013年4月1日利用分から、ウィークエンドパスから週末パスと名称が変更。エリアはウィークエンドパスから変更はないが、価格がウィークエンドパス当初の価格(大人8,500円、小児2,500円)に戻った(大人の休日倶楽部会員の割引もなし)。また、発売期間は有効期間開始日の1ヶ月前から前日までとなり、当日の購入が不可能となった。消費税増税に伴い2014年4月1日発売分より大人8,730円、小児2,560円となった。

脚注[編集]

  1. ^ JR東日本プレスリリース「おトクなきっぷ」の一部見直しについて 2010年1月18日 (PDF)
  2. ^ あけぼの」のゴロンとシートも利用可能であった。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]