圓勝院

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圓勝院
所在地 東京都江戸川区鹿骨1-25-23 [1]
位置 北緯35度42分35.8秒 東経139度53分14.5秒 / 北緯35.709944度 東経139.887361度 / 35.709944; 139.887361座標: 北緯35度42分35.8秒 東経139度53分14.5秒 / 北緯35.709944度 東経139.887361度 / 35.709944; 139.887361
山号 金霊山[2]
院号 圓勝院[2]
宗派 真言宗豊山派[2]
本尊 阿弥陀如来[2]
創建年 不詳[2]
中興年 享禄3年(1530年[2]
中興 圓海律師[2]
別称 神明寺[2]
文化財 板碑(江戸川区指定有形文化財)
法人番号 4011705000040 ウィキデータを編集
圓勝院の位置(東京都区部内)
圓勝院
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圓勝院(円勝院)(えんしょういん)は、東京都江戸川区鹿骨にある、真言宗豊山派寺院。正式名を「金霊山圓勝院神明寺(きんれいざんえんしょういんじみょうじ)」という。創建は不明。1530年(享禄3年)に圓海律師により中興される[3]1870年明治3年)まで鹿骨鹿島神社の別当であった[注釈 1]

江戸川区による「春の史跡ウオーク」のコースにも選ばれている。

縁起[編集]

1530年(享禄3年)に圓海律師により中興。1689年(元禄2年)に火災で焼失し、鹿骨鹿島神社東南の地から当地へ移転[2]明治に入り神仏分離廃仏棄釈により、1870年明治3年)に鹿骨鹿島神社の別当を辞す。1874年明治7年)、観音寺[注釈 2]、乗勝院[注釈 3]、薬王寺[注釈 4]を合併し[2]、圓勝院と称して今日に至る。

本堂には大日如来化身である阿弥陀如来を祀り、その他に不動明王十一面観音吉祥天を祀っている。また、国事殉難者を祀った平和の碑を境内に建立している。

1973年(昭和48年)に弘法大師生誕1200年記念事業として、また、1992年平成4年)に興教大師850年御遠忌記念事業として、それぞれ本堂の改修が行われている。

文化財[編集]

  • 板碑・徳治三年戊申四月日銘 - 江戸川区指定有形文化財・歴史資料。1982年(昭和57年)指定。[1]
  • 板碑・応長元年十二月銘 - 江戸川区指定有形文化財・歴史資料。1984年(昭和59年)指定。[4]

行事[編集]

アクセス[編集]

乗用車

  • JR東日本総武線小岩駅から約10分。京葉道路(国道14号線)に出て右折し、二枚橋交差点を右折。西之橋交差点の2本先を左折して左側に位置

公共交通

  • 都営新宿線「篠崎駅」より
    • 京成バス(新小71)新小岩駅行「鹿骨」下車 徒歩2分
  • JR総武線「新小岩駅」より
  • JR総武線「小岩駅」より
    • 京成バス(小76)葛西駅行または江戸川スポーツランド行に乗車、「鹿骨区民館」下車 徒歩3分

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『新編武蔵風土記稿』では「五社神明社」として、「圓勝院持」と記述されている[3]
  2. ^ 「観音寺 天台宗(中略)浄光山と号す本尊十一面観音」『新編武蔵風土記稿』[3]
  3. ^ 『新編武蔵風土記稿』には「浄性院」の記述がある[3]
  4. ^ 「薬王寺 日光山と号す本尊薬師」『新編武蔵風土記稿』[3]

出典[編集]

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]