国際医学生連盟

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国際医学生連盟(こくさいいがくせいれんめい、International Federation of Medical Students' Associations)とは、世界の医学生による非政府組織のこと。WHO(世界保健機関)並びにWMA(世界医師会)によって医学生を代表する国際フォーラムとして認められ、ECOSOC(国連経済社会理事会)の会員資格をも持つ[1]1951年5月に設立。6大陸96ヵ国の106の国内組織からなる[1]。「将来の医師たちに国際的な健康組織への包括的な参加の場を提供する事、地球にある医療の不平等などに敏感な医学生を育成する」事を組織の目標としている[2]。本部はフランスの世界医師会内に設置[1]。英語の略称はIFMSA(イフムサ)

活動[編集]

主な活動は学生の交流と多数のプロジェクトの推進である。毎年1万人の医学生が国際的な医学生のための交流会に参加している。IFMSAでは公衆衛生、医学教育、人権と平和に関するプロジェクト、プログラム、セミナーおよびワークショップを開催している。

構成[編集]

IFMSAの活動はすべて、下記の6つの常任委員会の管轄下にある。

  • 基礎研究交換留学に関する委員会(スコリ)
  • 臨床交換留学に関する委員会(スコピ)
  • 医学教育に関する常任委員会(スコミ)
  • 公衆衛生に関する常任委員会(スコフ)
  • 性と生殖・AIDSに関する委員会(スコラ)
  • 人権と平和に関する常任委員会(スコルプ)

目的[編集]

  • 医学生にその知識を使える力を与え、社会利益に結びつける
  • 医学生が世界の健康に関するトピックスに関して議論をし、教育、研究またそれらの議論から政策をつくる
  • 医学生と専門家の交流を盛んにし、他の地域、文化や健康問題に敏感な医大生をつくる
  • 医学生と国際機関を関連付け、最終的には社会の利益に結びつける

組織[編集]

IFMSAは96の国から組織され、それらは国内組織(NMO's)と呼ばれる。FMSAの活動はすべてNMOによって組織されている。ほとんどのNMOはそれぞれの国で地域委員会を持っている。地域委員会はIFMSA活動を調整し組織している。意思決定は国際会議により行なわれる。国際会議(GA)はすべてのNMOの代表からなり、3月と8月の年二回開催される。国際会議では毎年職員を選出し、執行理事会、渉外係および地域コーディネーターなどが選ばれる。

会員[編集]

IFMSA National Member Organisations - World Map.svg

詳細はファイルデータを確認のこと

会長[編集]

  • 2006-2007 - Ahmad Ali、スーダン、アフリカ
  • 2007-2008 - Anas Eid、パレスチナ、東地中海地域
  • 2008-2009 - Melhim Bou Alwan、レバノン、東地中海地域
  • 2009-2010 - Silva Rukavina、クロアチア、ヨーロッパ
  • 2010-2011 - Chijioke Kaduru、ガーナ、アフリカ
  • 2011-2012 - Christopher Pleyer、オーストリア、ヨーロッパ
  • 2012-2013 - Roopa Dhatt、米国、アメリカ
  • 2013-2014 - Josko Mise、クロアチア、 ヨーロッパ

総会[編集]

年二回NMO代表はIFMSAの総会に集まる。3月と8月の会議には世界中から数百人(600人-900人)の医大生が集まる。学生の代表は専門家とトピックについて意見交換ができ、国連の職員などから短い講義を頻繁に受けることができる。IFMSAの予算と財務を監査する金融委員会は各国の組織から選ばれる。

歴史[編集]

IFMSAは第二次世界大戦設立された多数の国際学生組織の一つである。最初の会合は1951年5月にデンマークコペンハーゲンで開催された。IFMSA設立時のメンバーは、イングランド、オーストリアドイツフィンランドノルウェースウェーデンオランダスイスおよびデンマークであった。1952年7月に開催されたIFMSA最初の国際総会は10ヵ国の合計30人が参加した。IFMSAは会議やワークショップを通じて常に学生の交流に力を入れてきている。最初の会議は学生による症例検討会であった。1960年代は発展途上国など恵まれていない学生に医学書を送るプロジェクトなどを行った。1970年代はアジア、アフリカの組織設立を行った。1986年から世界保健機関(WHO)と共同のリーダーシップトレーニングプログラムが開始した。これらの訓練計画は今日も盛んに続いている。

WHOとの公式関係は1969年にスタートしている。IFMSAとWHOは多くのワークショップとトレーニングプログラムを開催している。IFMSAと国際連合教育科学文化機関1971年以来協力関係にある。

脚注[編集]

  1. ^ a b c IFMSA-Japan公式サイトより
  2. ^ IFMSA.org”. 2007年5月18日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]