国際テニス殿堂

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国際テニス殿堂の入居する「ニューポート・カジノ」(1880年)。現在も変わらない外見を残す
現在の国際テニス殿堂

国際テニス殿堂(こくさいてにすでんどう、International Tennis Hall of Fame)は、テニスの歴史に名前を残した選手たちを記念するため、1954年アメリカロードアイランド州ニューポートに設立された、世界最大のテニス博物館である。設立者はニューポート出身の元テニス選手、ジェームズ・バン・アレン(James Van Alen, 1902年 - 1991年)である。国際テニス殿堂の博物館は、ニューポート市に残る19世紀の社交クラブの建物「ニューポート・カジノ」に入居しており、7000点を超える名物品が展示され、長いテニスの歴史に触れることができる。殿堂内では、年間を通じて数々のイベントも催される。

殿堂入り選手のことを、英語の“Enshrinee”という語で呼ぶことからも分かるように、彼らはテニスの歴史に名前を刻んだ選手として、永遠に記憶されるべき人たちとして位置づけられている。第1回の国際テニス殿堂入り式典は1955年に行われ、第1回全米選手権の男子シングルス優勝者リチャード・シアーズ1861年 - 1943年)を含む7名の選手が殿堂入りした。1959年(第5回)の国際テニス殿堂入り式典では、現在でも評価の高いビル・チルデンヘレン・ウィルス・ムーディの2人が選ばれている。各年度の殿堂入り選手の選考にあたり、その時点ですでに物故した選手も含めてきた。たとえばスザンヌ・ランラン1899年 - 1938年)は、没後40年の1978年に殿堂入りしている。毎年の殿堂入り選手は、最近では1月中旬頃に決定され、殿堂入り式典は7月第2週ごろ、ウィンブルドン選手権終了直後に開かれることが多い。

公式サイト内にある「殿堂入り選手の評伝」(Hall of Famer Bios)では、選手を探す時に「殿堂入り年代順」(Chronological List)で探す方法と「アルファベット順」(A to Z List)で探す方法の2通りがある。サイト内の選手評伝は、バド・コリンズ執筆による「テニス百科事典」をもとにまとめられたものである。(日本語版ウィキペディア内にある歴史的テニス選手の記事も、大半は国際テニス殿堂の記事を外部リンクに参照している。)選手名の右側に* (アスタリスク)がついている場合は、故人となった選手であることを示す。(* Deceased)この国際テニス殿堂評伝は、彼らについての基本的な情報源として広く参照され、選手によってはこれがほとんど唯一の情報源である場合もある。それだけに、このサイト内の情報に記載ミスがあった場合、他の情報源と照合して確認するのが至難になることがある。ごくまれな記載ミスの一例であるが、ヘレン・ウィルス・ムーディは「1959年」の殿堂入り選手として年代順の目次で確認できるが、評伝 [1] 内部には“Class of 1969”(1969年)の誤記がある。

国際テニス殿堂入りを認められる人は、大きく分けて3つの種類がある。「現役選手部門」「過去の名手の部門」「テニスに貢献した人」にそれぞれの資格がある。[2] 

外部リンク[編集]