国泰寺 (厚岸町)

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国泰寺
所在地 = 北海道厚岸郡厚岸町湾月町1 - 15
位置 北緯43度1分58秒
東経144度50分21秒
山号 景運山
宗派 臨済宗南禅寺派
開基 文翁知政
文化財 国泰寺跡(国の史跡)、蝦夷三官寺国泰寺関係資料(重要文化財
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国泰寺(こくたいじ)は、北海道厚岸郡厚岸町バラサン岬に所在する臨済宗南禅寺派寺院山号は景運山。国の史跡に指定されている。

歴史[編集]

国泰寺。左が本堂

享和2年(1802年)から文化元年(1804年)にかけて、江戸幕府蝦夷地政策(東蝦夷地の警備など)の目的で釧路国厚岸郡に建立し、胆振国有珠郡善光寺日高国様似郡等澍院ともに蝦夷三官寺に指定される。当時、中部千島以北にはロシア人が進出しており、現地のアイヌに対してキリスト教を布教していた。これを憂慮した江戸幕府は、将軍徳川家斉の命によって国泰寺の建立がなされることとなった[1]

寺は鎌倉の金地院の末で、記録によれば、その活動範囲は「トカチ、クスリ、アッケシ、ネモロ、クナシリ、エトロフ」の6箇所とされる。それぞれ、十勝釧路、厚岸、根室国後島択捉島と考えられるが、当時の「厚岸」の範囲がどの程度のものであったかについては未詳である。初代住職には、相模国津久井郡青山村光明寺の文翁が任命された。

寺には、山門や東面する本堂のほか、天保6年(1835年)の観音石仏、天保13年(1842年)建立の仏舎利塔、歴代住職の墓所があるほか、東方の丘の上には竜王殿、馬頭観音堂、最上徳内建立の神明社跡(のちの厚岸神社)などがある。

1973年昭和48年10月29日)、国の史跡に指定された。

現在はサクラの名所としても知られる。

文化財[編集]

史跡(国指定)
  • 国泰寺跡
重要文化財
  • 蝦夷三官寺国泰寺関係資料[2]
    • 文書・記録類 292点
    • 経典類 525点
    • 器物類 12点
厚岸町指定有形文化財
  • 国泰寺什器書画古文書
厚岸町指定天然記念物
  • 老桜樹
1830年天保元年)、国泰寺の本堂と庫裡を修復する際に、当時のアッケシ場所請負人である山田文右衛門が奥州石巻(宮城県石巻市)からオオヤマザクラを移植したと伝えられる古木である[3]。高さ約10m、幹周約3m、樹齢170年を越える[3]。春には淡紅色に咲いた老桜樹を境内にて観賞できる。

所在地[編集]

〒088-1100 北海道厚岸郡厚岸町湾月町1丁目15

交通アクセス[編集]

  • 国泰寺前バス停下車

脚注[編集]

  1. ^ 厚岸町の歴史”. 北海道厚岸町 1993年3月発行 厚岸町要覧「厚岸町歴史物語」. 2013年8月18日閲覧。
  2. ^ 2005年6月9日付指定。2014年に「文書・記録類」の員数を「295点」から「292点」に変更。(平成17年6月9日文部科学省告示第87号、平成26年8月21日文部科学省告示第114号)
  3. ^ a b 北海道厚岸町公式Webサイト 「老桜樹」 2012年4月2日 閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]