四大家魚
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四大家魚(よんだいかぎょ)とは食性が違うアオウオ・ソウギョ・コクレン・ハクレンの4種類の魚たちの総称。あわせて、これら4種を同じ1つの池で飼育する、食物連鎖を巧みに利用した養魚システムそのものも意味する。これは、古来中国で伝承されてきたものである。 家魚とは家畜に類する言葉で、牛や豚を家畜と呼ぶのと同じ意味。 唐の時代にはソウギョ・アオウオ・コクレン・ハクレンに鯉を加え「五大家魚」としていたが、唐の皇帝の姓が李氏で、鯉の「リ」と同じ発音であることを理由に、捕獲・調理が禁止となり鯉は外されて「四大家魚」となった。
システム [編集]
- 刈り取った雑草を池に入れると、ソウギョが食べる。
- ソウギョの排泄物をタニシなどの水生の小動物が食べる。
- このタニシなどの小動物をアオウオが食べる。
- これらの食べ残しや糞、生活で出た屎尿などで植物プランクトンが育つ。
- 植物プランクトンが増えるとこれを餌にしている動物プランクトンが増える。
- 植物プランクトンをハクレンが食べ動物プランクトンをコクレンが食べる。
※与える飼料は刈り取った雑草や屎尿のみで、餌代がかからない。
日本における導入の試み [編集]
第二次世界大戦中の日本では、食糧増産のために中国から四大家魚を利根川水系に導入した。しかし、利根川水系以外には根付かず(構成比はハクレンが約90%、ソウギョが約10%、アオウオ、コクレンは1%に満たない)。戦後、これら4種は食糧問題の解決には十分資さないまま、ソウギョを水域の除草目的に転用することとなった。ソウギョの過剰な放流で、在来の水生植物群落をほぼ壊滅的な状態に追い込んだケースも見られた。また、富栄養化した水域ではソウギョによる水草除去が一段落した後、植物プランクトンが大量発生し、水草が繁茂していたとき以上に環境が悪化して問題となった。