名岐鉄道デホワ1500形電車

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名岐鉄道デホワ1500形電動貨車
名鉄デワ1500形電動貨車
名鉄デキ1500形電気機関車
デワ1500形1502
基本情報
車種 デホワ1500形: 電動有蓋貨車
デワ1500形: 電動有蓋貨車
デキ1500形: 電気機関車
運用者 名岐鉄道・名古屋鉄道
製造所 日本車輌製造
製造年 1934年昭和9年)
主要諸元
軌間 1,067 mm(狭軌
電気方式 直流600 V架空電車線方式
自重 24.52 t
荷重 8.0 t
全長 10,912 mm
全幅 2,728 mm
全高 3,988 mm
車体 木造
台車 日本車輌 D-14
主電動機 TDK 31/2N1
主電動機出力 85 PS
搭載数 4基 / 両
歯車比 69 : 15
制御装置 直接制御 TDK QZ・LBA
制動装置 三菱 SME非常直通ブレーキ
備考 1944年の諸元表より[1]
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名岐鉄道デホワ1500形電車(めいぎてつどうデホワ1500がたでんしゃ)は、名古屋鉄道の前身の名岐鉄道が新製した木造電動貨車

概要[編集]

木造車体の四軸ボギー車で、1934年(昭和9年)に1501 - 1502の2両が新製された。

名古屋鉄道となるとデワ1500形に変更。1954年(昭和29年)頃、貨物室にエアーコンプレッサーを取り付けるなどの改造がされ、デキ1500形電気機関車となる。1500V専用としての改造が同時に行われ、犬山線などで使用された。

電動貨車を改造した電気機関車だったことと出力不足と老朽化のため、1966年(昭和40年)に全車が廃車となった。

脚注[編集]

  1. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』アルファベータブックス、2019年、167頁。ISBN 978-4865988475 

参考文献[編集]

  • 鉄道ピクトリアルアーカイブスセレクション30「名古屋鉄道1960-1970」