吉藤幸朔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉藤 幸朔(よしふじ こうさく、1909年9月26日 - 1995年3月11日[1])は、日本の法学者。元通産官僚

概要[編集]

吉藤の主要著作である『特許法概説』は、1968年に初版が発行されたもので、実務に重点を置き、通常の法律書とやや異なる構成を採るものの、日本の特許法についての基本書とされる。以後、改訂を加えて1994年12月には第10版に達し、吉藤の没後も、熊谷健一の補訂により1998年11月発行の第13版まで刊行が続けられた。

略歴[編集]

著書[編集]

  • 『特許法概説』(有斐閣
  • 『特許・意匠・商標の実務相談(実務相談シリーズ 8)』(紋谷暢男と共著、有斐閣)
  • 『特許・意匠・商標の法律相談(法律相談シリーズ 18)』(紋谷暢男と共著、有斐閣)
  • 『工業所有権用語辞典』(共編、日本工業新聞社
  • 「工業所有権の基本的課題」(上・下)(共著、有斐閣)

脚注[編集]

  1. ^ a b 『現代物故者事典 1994~1996』(日外アソシエーツ、1997年)p.618