吉川久子

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吉川 久子(よしかわ ひさこ)は、日本フルート奏者。

来歴[編集]

  • 東京都出身。父は元東映テレビプロデューサー吉川進
  • 小学生で習ったリコーダーから音楽に親しみ、中学生のときにフルートに転向する。
  • 音楽大学を卒業後、レコード会社へ就職。だが改めてプロのフルート奏者の道を志し、現在に至る。クラシックは勿論、ポピュラー映画音楽、日本抒情曲、子守唄ボサノヴァタンゴ等多岐にわたり、ジャンルにとらわれない奏者として活躍中。
  • マタニティコンサート」の草分け的存在でもある。
  • 1993年秋篠宮妃紀子、2014年には秋篠宮文仁親王の臨席のもと、フルートを披露した[1]
  • マタニティコンサートの初演より30年を記念し、2016年に明治神宮などで記念演奏を開催。
  • 2007年、ミステリー作家、斎藤栄の小説『湘南太平記』(徳間文庫)のテーマ曲を作曲。以降、数多くの作品を発表している。
  • 日本コロムビアからデビュー。これまでに多くのアルバムを発表している。
  • 音楽活動のほか、産経新聞「from」・「音を楽しむ」、小学館「おやすみ前の子守歌」、つくばエクスプレス沿線情報誌『Sawawa(サワワ)』などの連載をはじめコラムやエッセイの執筆活動を行なう。
  • 2010年、自著『母と子の絆を深める マタニティコンサート』(新人物往来社)を刊行。
  • 2011年の東日本大震災以後、5年にわたり被災地各地にへ赴き、チャリティコンサートの開催を行うとともに、30ヵ所へ桜の植樹を行った[2]
  • 2014年より3年間、JR鎌倉駅の発車メロディとして、童謡「鎌倉」のフルート演奏が採用[3]された。提案、録音、編曲を行い、世界初の企画として話題を集めた。
  • 2017年に、日本抒情曲集アルバム『櫻』が日本航空国際線全機で紹介され、世界の人々に日本の旋律を届けた。
  • 2017年より「吉川久子愛のフルートコンサート~未来の子供たちへのオマージュ~」と題したコンサートを継続して開催している。
  • 音楽活動のほか、「日本ペンクラブ」「鎌倉ペンクラブ」に所属し、執筆活動も精力的に行っている。
  • 2021年1月26日付け「朝日新聞(朝刊)」にて、「吉川久子さん 47都道府県の子守唄を動画配信したフルート奏者」が掲載された。

ディスコグラフィ[編集]

アルバム
タイトル 規格 規格品番 備考
愛のフルート CD COCG-7175 胎教の音楽シリーズ
インティーモ 〜想いを込めて〜 COCY-7149
夢たちのコンチェルト COCG-10598 胎教の音楽シリーズ
夢はあなたの心の願い COCG-12264
天使のセレナーデ  COCG-13717
愛 ~Harmonize~ MK-4001 フルートオルゴールアンサンブル
心 ~Harmonize~ MK-4002
風 ~Harmonize~ MK-4003
夢 ~Harmonize~ MK-4004
響 ~Harmonize~ MK-4005
Liberta リベルタ NKCD-3470
Vivide ヴィヴィット NKCD-3939
Anima アニマ NKCD-6431
Un original アン オリジナル NKCD-6604
鎌倉 Kamakura 鎌倉12ヶ月 GEM-1001
櫻 Sakura 心に残る日本のうた HYCD-1001
Lullaby おやすみ前の子守歌 HYCD-1002
セルビアの思い出 Uspomene iz Srbije HYCD-1003
参加作品
タイトル 規格 規格品番 備考
大瀧詠一作品集Vol.3 夢で逢えたら CD SRCL-9693
小学校行事・放送用音楽集

脚注[編集]

  1. ^ 湘南鎌倉総合病院”. マタニティ・フルート・コンサート開催のお知らせ. 2014年7月20日閲覧。
  2. ^ マタニティーコンサート:フルートの音色に癒やされて 吉川久子さん、来月16日に盛岡で”. 毎日新聞 (2013年10月18日). 2014年7月20日閲覧。
  3. ^ 横須賀線(湘南新宿ライン) 鎌倉駅 期間限定発車メロディ 童謡「鎌倉」”. 2021年1月29日閲覧。

外部リンク[編集]